2021年6月13日日曜日。東京都交通局の日暮里・舎人ライナーに乗車した。約10年ぶりである。
日暮里・舎人ライナーは、東京都荒川区の日暮里と足立区の見沼台親水公園の9.7kmを結ぶ新交通システムの路線で、開業は2008年と比較的新しい。全線に渡ってほぼ尾久橋通りの上を走り、駅の数は両端の駅を含めて13駅である。鉄道空白地帯であったところに新たに開業した路線ということで、需要が予想を上回ったのか、開業以来、増発や車両の増備を繰り返している。
2021/6/13:東京都交通局 日暮里・舎人ライナー:普通:見沼代親水公園→日暮里
東武線の西新井駅を17時45分に出た足立区のコミュニティバスは、18時20分に見沼代親水公園駅に到着した。
【→西新井駅からのバスの乗車記録はこちら】
見沼代親水公園駅。
改札口。
ホーム。尾久橋通りの上にある。
日暮里方を見る。上の部分が目隠しされており、入線してくる車両が見えにくい。
とはいえ、下の部分からは見ることができる。
次の列車は18時28分発の日暮里行きである。この時間帯は6分間隔での運行である。
まもなく列車が到着した。300形12編成である。
車内は、片側がクロスシートと、反対側がロングシートで構成されていた。この300形は開業当時からの車両であり、かつては全席クロスシートであったが、車両定員を増やすために一方をロングシートにしたのだという。もう一方もロングシートとすればさらに定員を増やせるのだが、それをすると混雑時に重量超過となってしまうらしく、このような座席配置としたようである。
ドアは片開きである。
ドア上には路線図がある。
列車は基本的に無人運転である。一番前も、運転士が乗務しない際には着席することができる。展望席である。
こちらの1人掛けの席に座った。
定刻18時28分に見沼代親水公園を出発した。ここからの乗客は少なかった。
各駅の駅間距離は、せいぜい1kmである。
まもなく舎人駅が見えた。
舎人公園が左右に広がると、まもなく舎人公園駅である。
舎人公園駅の近隣には車両基地がある。写真中央の下へ降りていく線路が車両基地へ向かう線路である。
車両基地に隣接する駅ということもあってか、舎人公園駅は他の駅よりも大きい2面3線の駅となっている。この駅が始発・終着となっている列車もある。
舎人公園。
運航本数は多く、頻繁に対向列車とすれ違う。
列車は尾久橋通りの上を進む。
扇大橋を出ると、さらに高度を上げる。
首都高速中央環状線の上を走る。
荒川を渡る。
荒川を渡ると、足立小台駅である。
足立小台を出ると、今度は隅田川を渡る。
熊野前は、都電荒川線との乗換駅である。
さらに尾久橋通りの上を進む。
西日暮里駅はJR山手線、京浜東北線、東京メトロ千代田線との乗換駅である。各駅で少しずつ客を乗せて混み合ってきた列車であったが、ここで降りる客は多かった。
ただ、JR線との乗り換えはやや距離があるように感じられた。
西日暮里を出ると、次は終点の日暮里である。
京成線、常磐線と相次いで交差する。
日暮里駅に到着する直前で尾久橋通りと分かれ、右に直角に曲がる。
日暮里には18時49分に到着した。見沼代親水公園から21分であった。
【新交通システムの乗車記録】
7,大阪市交通局:南港ポートタウン線・堺筋線:2016/11/13【2016/11大阪】
34,シンガポールの都市交通(4)LRTプンゴル線・センカン線:2010/8/18【2010/8シンガポール・マレーシア】
31,シンガポールの都市交通(2):LRTブキ・パンジャン線:2010/8/18【2010/8シンガポール・マレーシア】