都営バス「里22」系統は、江東区の亀戸駅と荒川区の日暮里駅を結ぶ路線であり、大部分の区間で明治通りを走行する。鉄道空白地帯というと言い過ぎではあるが、この区間の明治通りに沿って運行する鉄道路線はなく、また、交差するように走っている路線はあるものの、明治通り沿いの停留所と駅が微妙に離れているところも多い。バスは、1時間に4本程度の運行である。
2025/12/13:都営バス:里22:亀戸駅前→日暮里駅前
2025年12月13日土曜日。亀戸駅前を15時59分に出る「里22」系統で日暮里駅まで向かう。

日暮里駅行きのバスは、亀戸駅北口のバスターミナル6番乗り場から出発する。

出発5分ほど前にバスが到着した。既に10名程度の列ができている。

定刻15時59分に亀戸駅前を出発する。立ち客も何名かいる。この後、終点の日暮里駅まで、乗降による客の入れ替わりはあるものの、座席はほとんど埋まり、立ち客もいる状態が続いた。

亀戸駅を出ると、明治通りを北に向けて進み、福神橋で北十間川を渡り、江東区から墨田区に入る。

16時04分、文花二丁目停留所に到着する。「文花」と書いて「ぶんか」と読む。ここは東武亀戸線小村井駅のすぐ近くである。

道路名そのままの明治通りという停留所があり、ここを過ぎると京成押上線と交差する。明治通りの停留所は、京成曳舟駅の最寄りである。

明治通りの次が東向島広小路である。東武伊勢崎線の東向島駅、曳舟駅のいずれへも徒歩圏内である。東向島広小路を出ると、今度は東武伊勢崎線と交差し、その後、東向島交差点に至る。

百花園前には16時14分に到着した。向島百花園の最寄りである。

白髭橋東詰交差点を過ぎると、首都高速6号向島線の高架下を通り、次いで、隅田川を渡る。ここで、墨田区から台東区に入る。


泪橋という停留所がある。泪橋は思川に架かっていた橋であるが、思川は暗渠化され、現在では橋はないという。江戸時代にはこの近くに小塚原刑場があり、この場所で、刑場に向かう罪人を親族が涙ながらに見送ったことから、泪橋と呼ばれるようになったらしい。
三ノ輪二丁目を出ると、台東区から荒川区に入り、次は大関横丁である。ここが、東京メトロ日比谷線三ノ輪駅、都電荒川線三ノ輪橋駅の最寄りとして案内されている。

大関横丁を出ると、荒川区役所前を通り、宮地交差点を左折して尾竹橋通りに入る。JR常磐線との接続駅である三河島駅前に停車の後、日暮里中央通り交差点を右折、日暮里中央通りに入る。この辺りは日暮里繊維街といい、生地織物の店舗が1kmに渡り連なっている。
終点の日暮里駅前には16時41分に到着した。山手線、京浜東北線、常磐線、京成本線、日暮里舎人ライナーとの接続駅である。

【都営バスの乗車記録】
豊海水産埠頭から亀戸駅へ:都営バス「門33」:2025/12/13
東京駅から豊海水産埠頭へ:都営バス「都04」:2025/12/13
九段下から高田馬場駅へ:都営バス「高71」:2025/10/12
新橋駅から小滝橋車庫へ:都営バス「橋63」:2025/10/12
四谷駅から晴海五丁目ターミナルへ:都営バス「都03」:2025/10/12
門前仲町駅から東京テレポート駅へ:都営バス「海01(KM01)」:2025/3/24
錦糸町駅から門前仲町駅へ:都営バス「都07」:2025/3/24
東京駅から錦糸町駅へ:都営バス「東22」:2025/3/24
池袋駅から西新井駅へ:都営バス「王40」:2025/1/12
新宿駅から王子駅へ:都営バス「王78」:2024/10/20
新代田駅から新宿駅へ:都営バス「宿91」:2022/6/19