近鉄南大阪線系統を乗りとおして、大阪阿部野橋には15時47分に到着した。
ここからは、いったん近鉄から離れて、北大阪急行電鉄南北線に乗車する。南北線は、江坂と箕面萱野の8.4kmを結ぶ路線である。開業は1970年で、当初は大阪万博の会場アクセス路線として、江坂~千里中央~万国博中央口間で運行を開始した。万博終了後は、千里中央の江坂寄りにある分岐点から万国博中央口までの間が廃止、現在の千里中央駅が開業し、江坂~千里中央の5.9kmを結ぶ路線となった。それから40年以上を経た2014年に、千里中央~箕面萱野間の延伸が決定し、つい先日、2024年3月23日に同区間2.5kmが延伸開業、現在の形となった。
南北線は、1970年の開業当初からOsaka Metro(当時は大阪市交通局)御堂筋線と相互直通運転を行っており、南北線内完結の列車は現在は存在しない。利用客からすると両線は事実上一体の路線となっている。
2024/7/13:Osaka Metro御堂筋線・北大阪急行南北線:普通:天王寺→箕面萱野
近鉄の大阪阿部野橋駅とJR・地下鉄天王寺駅は直結しており、御堂筋線の天王寺駅へは外に出ることなく地下で行き来可能である。
御堂筋線天王寺駅のホームは工事中であった。
昼間は4分間隔での運行で、なかもず~箕面萱野を運行する列車と、天王寺~新大阪の区間列車が交互で出発する。15時57分発の箕面萱野行に乗車した。
今回乗車したのは大阪市交通局21系であった。車内はロングシートである。(箕面萱野にて撮影)
1992年製造の車両であるが、2015年にリニューアルが施され、その際にドア上には千鳥配置で案内用液晶モニターが設置された。
液晶モニターがない側のドア上には路線図がある。
なんば、心斎橋、本町、淀屋橋、梅田と、大阪市内中心部を進む。各駅で乗降が多く、車内は混雑している。中津を出ると地上に出て、新御堂筋の中央部分を走行する。吹田市に入り、江坂には16時24分に到着した。ここまでがOsaka Metro御堂筋線である。
列車はそのまま北大阪急行南北線に乗り入れ、引き続き新御堂筋の中央部分を走行する。
千里中央の手前で地下に入る。トンネルに入ってまもなく、進行方向右側へ分岐する穴があるが、これがかつての万国博中央口方面への分岐らしい。千里中央には16時33分に到着した。大阪モノレールとの乗換駅である。
千里中央から先が2024年3月の延伸区間である。列車はそのままトンネルを走行し、豊中市から箕面市に入り、箕面船場阪大前に到着する。駅のすぐ近くに、大阪大学箕面キャンパスがある。
箕面船場阪大前を出ると、次が終点の箕面萱野である。
地上に出て、新御堂筋の上の高架線を走行する。
終点の箕面萱野には16時39分に到着した。
箕面萱野駅。駅付近はまだ工事中であった。
箕面市には、従来から阪急箕面線が通っている。北大阪急行南北線は、阪急箕面線より東側のエリアを走行する。阪急の箕面駅と北大阪急行の箕面萱野駅とは2.2kmほど離れており、この両駅間を結ぶバスを、阪急バスが日中は1時間に2本、朝晩は最大4本運行している。
【→阪急箕面線の乗車記録はこちら】
2024/7/13:北大阪急行南北線・Osaka Metro御堂筋線:普通:箕面萱野→本町
ここからは、本町まで戻り、Osaka Metro中央線・近鉄けいはんな線に乗り、学研奈良登美ヶ丘まで向かう。近鉄の乗車券は持っているので、長田までの乗車券を券売機で購入した。
再びホームへ戻る。
16時43分発のなかもず行きに乗車する。
箕面萱野から本町までは30分ほどである。
本町には17時13分に到着した。
【2024/7近畿】(目次)
13,近鉄南大阪線・長野線・道明寺線:2024/7/13【2024/7近畿】
14,Osaka Metro御堂筋線・北大阪急行南北線:2024/7/13【2024/7近畿】【←本記事】
15,Osaka Metro中央線・近鉄けいはんな線:Osaka Metro400系:2024/7/13【2024/7近畿】
【Osaka Metroの乗車記録】
6,Osaka Metro今里筋線・長堀鶴見緑地線:2023/12/29【2023/12四国】
5,Osaka Metro千日前線・谷町線:2023/12/29【2023/12四国】
Osaka Metro御堂筋線・泉北高速鉄道線:2018/5/26
7,大阪市交通局:南港ポートタウン線・堺筋線:2016/11/13【2016/11大阪】