東京から岡山へは、関東バス、小田急ハイウェイバス、下津井電鉄、両備バスの4社が共同運行する夜行バス「ルミナス・マスカット号」を利用することにした。コロナ禍前には、この区間、小田急シティバスと下津井電鉄の「ルミナス号」、関東バスと両備バスの「マスカット号」に分かれていたところ、2021年11月18日に両路線が統合、路線名もこの2つをそのまま繋げた「ルミナス・マスカット号」となり、東京と津山・岡山・倉敷を結ぶ1つの路線となった。1日1便、3列独立シート車で運行している。
なお、東京と岡山を結ぶ高速バスは、そのほかにも、中国ジェイアールバスが「ドリーム岡山・広島号」を4列シート車で運行している。また、両備バスと東北急行バスとが3列独立シートの「ルブラン号」、4列シートの「ままかりライナー」を共同で運行していたが、こちらはコロナ禍以降運休中である。
2023/9/7:関東バス:ルミナス・マスカット号:バスタ新宿→倉敷駅
2023年9月7日木曜日。
この日は、バスタ新宿を21時30分に出発する「ルミナス・マスカット号」で倉敷まで向かう。発車オーライネットで2週間前に予約、8,600円であった。予約時点では空席が多く、座席指定で最後尾の座席を選択することができた。
「ルミナス・マスカット号」の東京側の乗車地・降車地はバスタ新宿のみである。ルミナス号、マスカット号の時代は他にも設定されていたが、路線統合されてからは、バスタ新宿のみとなった。
予約した2週間前の時点では空席が多かったが、当日には満席となっていた。
この日のルミナス・マスカット号はA2乗り場からの出発であった。
本日の担当は関東バスである。関東バスは、東京都中野区に本社を有し、JR中央線沿線を中心に路線を展開する会社である。
車内は3列独立シートであり、仕切りカーテンも設置されている。(翌朝撮影)
レッグレストと足置きがあり、快適である。
コンセントが設置されている。
写真は使用後なので少しよれているが、関東バスのロゴが入った厚めの毛布が各座席に用意されている。
使い捨てのスリッパも用意されている。(袋から出した後)
前の網ポケットにはファイルが入れられていた。
関東バスが運行する夜行高速バスの紹介がなされていた。
この日の車両は「練馬230あ72」とのことである。
エチケット袋はこのファイルに入れられていた。
車内中程にはトイレがある。
定刻21時30分にバスタ新宿を出発した。
運転手は2名乗務である。モニターでの車内案内ののち、交代運転手がマイクで挨拶と案内を行った。この日は名神高速道路の通行止めの影響で、草津インターで高速を降り、京滋バイパス、第二京阪、近畿道を迂回するため、通常より走行距離が長くなるとの説明があった。
首都高速に入った辺りで消灯となる。
22時52分に足柄サービスエリアに到着した。車内の照明が点灯する。ここで23時05分まで休憩となった。外は雨である。台風が近づいているときであった。
降りる際に首から提げるタイプの名札状のものが配られる。これで人数確認をするらしい。
足柄サービスエリア。
23時07分に足柄サービスエリアを出発した。まもなく消灯する。
2023年9月8日金曜日。
5時35分に津山駅到着の案内が入る。
5時43分に津山駅に到着した。定刻が5時55分であるから12分の早着で、迂回による遅延はなかったようである。
津山駅を出ると、次は津山パーキングである。5時49分に到着した。
津山パーキングを出ると、ここから山道を経由するため揺れることがある旨、津高、岡山大学筋では降車客がいないので岡山駅まで直行するとの案内が入る。その後、一旦消灯となる。津山から岡山までは国道53号を走る。
7時05分に岡山駅に到着した。定刻が7時25分であるから、20分の早着であった。
車内中央のサービスコーナーでは、冷水とお湯が出るようになっている。かつての夜行バスでは当然の装備であったと思うが、最近では省略されている場合が多い。
棚にはお茶のティーバッグが入っており、お茶を作ることができる。
岡山から倉敷までは一般道を走る。
終点の倉敷駅北口には7時56分に到着した。定刻が8時10分であるから14分早着である。
本日の車両は日野・セレガ、「練馬230あ72」であった。
客を降ろして車内点検が終わると、車庫へ向けて出発した。
【2023/9九州】(目次)
2,東京から岡山・倉敷へ:関東バス「ルミナス・マスカット号」:2023/9/7【2023/9九州】【←本記事】
3,倉敷から広島へ:JR山陽本線・山陽新幹線:2023/9/8【2023/9九州】
【関東バスの乗車記録】
吉祥寺からお台場へ:関東バス「お台場直行バス」:2021/11/23