城端駅を15時10分に出た「世界遺産バス」は、高岡駅に16時過ぎに到着した。ここからは、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインに乗り継いで直江津まで向かう。この区間は、2015年までJR北陸本線であり、北陸新幹線の金沢延伸と共に第三セクター化され、富山県部分が「あいの風とやま鉄道」に、新潟県部分が「えちごトキめき鉄道」になった。
2022/10/22:あいの風とやま鉄道:普通:高岡→泊
16時20分発の泊行きの列車に乗車した。
富山には16時39分に到着した。ここで7分停車する。客の入れ替わりもあった。
車両はあいの風とやま鉄道の521系であった。JR西日本から譲渡された車両である。
魚津の付近では日本海側に観覧車が見えた。ミラージュランドという遊園地があるらしい。
魚津には17時15分に到着した。富山地方鉄道との接続駅である。
車内。
終点の泊には17時35分に到着した。到着する前に信号待ちがあり、17時31分に泊を出た高岡行き列車がすれ違った後、泊駅の2番線に到着した。
2022/10/22:えちごトキめき鉄道:日本海ひすいライン:泊→直江津
泊では、えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインの直江津行きに乗り換えた。富山県と新潟県の県境は越中宮崎駅と市振駅の間にあり、あいの風とやま鉄道とえちごトキめき鉄道の境界駅は新潟県の市振駅であるが、運転系統上は泊が境界駅となっている。
泊駅では、2番線に富山方面と直江津方面の列車が縦列に停車する。17時43分発の直江津行きの列車は、2番線の直江津側に停車していた。
日本海ひすいラインの車両はET122形気動車であった。この車両は、JR姫新線で投入されているキハ122系気動車がベースになっているという。この区間、電化はされているが、糸魚川駅と梶屋敷駅の間にあるデッドセクションを境に電化方式が異なるため、電車を走らせるのであれば、費用のかかる交直両用の車両が必要となる。そこで、輸送人員等を考慮して、旅客列車は気動車で走らせることにしたらしい。
今回乗車したET122形は、イベント兼用車両「NIHONKAI STREAM」による運行であった。車体にはベニズワイガニなどの魚介が描かれている。
車内はボックスシートであるが、ボックスの足下は一般的な車両よりも格段に広かった。
トイレは車いす対応の大型のものである。
乗客は少なく、1両で事足りる程度であった。
新潟県に入って市振駅を過ぎると、親不知付近では進行方向左側には日本海が見えるはずであるが、既に真っ暗である。
北陸新幹線、大糸線と接続する糸魚川の辺りが、路線名にもなっている「ひすい」の産地である。
【→大糸線の乗車記録はこちら】
その糸魚川を経て、直江津には19時02分に到着した。本日1日使ってきた「北陸おでかけパス」の範囲もここまでである。
【2022/10北陸】(目次)
14.城端から高岡へ:加越能バス「世界遺産バス」:2022/10/22【2022/10北陸】
15,高岡から直江津へ:あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン:2022/10/22【2022/10北陸】【←本記事】
16,直江津から長野へ:えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・しなの鉄道北しなの線:2022/10/22【2022/10北陸】
【北陸本線の乗車記録】
3,富山から敦賀へ:JR北陸本線:2009/10/3【2009/10西日本】
6,富山から福井へ:JR北陸本線:2009/9/5【2009/9西日本】
4,直江津から富山へ:JR北陸本線:2009/9/5【2009/9西日本】
11,糸魚川から新潟へ:JR北陸本線・信越本線:2007/5/15【2007/5甲信越】
【新幹線開業により三セク化された路線】
17,肥薩おれんじ鉄道:HSOR-100形:2021/12/13【2021/12九州】
8,道南いさりび鉄道:キハ40形:2021/3/20【2021/3北海道】
8,八戸から青森を経て弘前へ:青い森鉄道・JR奥羽本線:2019/9/8【2019/9東北】
2,盛岡から八戸へ:IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道:2006/7/29【2006/7北海道】