北九州市八幡東区に、皿倉山という標高622mの山があり、山麓から山頂までは皿倉登山鉄道が運行するケーブルカーとスロープカーを乗り継いで向かうことができる。皿倉山ケーブルカーの山麓駅へは、JR鹿児島本線八幡駅、小倉駅などから無料のシャトルバスが設定されているほか、福岡と小倉とを結ぶ高速バス「いとうづ号」の高速皿倉山ケーブル停留所からも徒歩5分である。
16時50分に西鉄天神高速バスターミナルを出発した小倉行き高速バス「いとうづ号」は、福岡市内の山笠の影響で、定刻より10分ほど遅れて18時09分に高速皿倉山ケーブルに到着した。停留所は北九州高速4号線上にある。皿倉山ケーブルカーの山麓駅は、この停留所から山の方へ徒歩数分のところにある。
2023/7/14:皿倉登山鉄道:皿倉山ケーブルカー:山麓→山上
皿倉山ケーブル山麓駅。
切符売り場で乗車券を購入する。ケーブルカーとスロープカーが込みの往復乗車券は1,230円であった。(乗車後に撮影。乗車時にパンチが入れられる。)
皿倉山ケーブルカーは1957年に「帆柱ケーブル」として開業した。現在は、2001年に導入されたスイスCWA製、定員112名の車両で運行している。
ケーブルカーの運行時間は10時から22時までで、20分~30分に1本の運行である。18時20分発の山上行きに乗車した。山麓駅から山上駅までは1.1km、所要時間は6分である。
この日は団体客も乗車しており、車内は混雑していた。車内写真は後ほど撮ることとして、景色を見て過ごす。
6分ほどで山上駅まで上る。
18時26分に山上駅に到着した。
ケーブルカーの仕組みについての案内があった。
2023/7/14:皿倉登山鉄道:皿倉山スロープカー:山上→展望台(山頂)
山上駅では、すぐに皿倉山の展望台(山頂)へのスロープカーに接続する。
スロープカーは株式会社嘉穂製作所が製造している跨座式モノレールである。もっとも、日本の法律上はエレベータに分類され、鉄道事業法や軌道法の適用外である。
車窓から。
スロープカーに3分ほど乗車し、展望台(山頂)に到着した。
展望台に出る。
展望台からの眺め。
関門橋方向。
若戸大橋方向。
八幡駅方向。
ここからの夜景は「新日本三大夜景」「夜景100選」にも選ばれているという。建物内にはレストランがあるので、ここで夕食を食べながら夜景の時間を待つというのも良いかもしれないが、この日は団体の貸切営業となっていた。建物内にはベンチがあるのでここで待つこともできたが、早々に下山することにした。
2023/7/14:皿倉登山鉄道:皿倉山スロープカー:展望台(山頂)→山上
18時53分のスロープカーで山上駅まで降りる。
スロープカー車内。座席も数席ある。
私と係員だけで展望台(山頂)を出発した。
18時56分に山上駅に到着した。
2023/7/14:皿倉登山鉄道:皿倉山ケーブルカー:山上→山麓
19時のケーブルカーで山麓駅まで降りる。2001年に導入されたスイスCWA製、定員112名の車両である。
車内。
上側、下側共に展望席的な座席がある。
ドア。
定刻19時に出発した。こちらも客は私だけであった。
最高傾斜は28度とのことである。
中間で下から来た車両とすれ違う。
下側はカーブが続く。
山麓駅。
19時06分に山麓駅に到着した。
山麓駅。
2023/7/14:皿倉登山鉄道:シャトルバス:山麓駅→八幡駅
山麓駅から八幡駅までは無料のシャトルバスで向かう。
ジ アウトレット北九州行きの無料シャトルバス乗り場。
JR小倉駅行きの無料シャトルバス乗り場。この日の山麓駅発は20時以降の運行であった。
今回は八幡駅行きに乗車する。ふもと食堂の横に停留所がある。平日は夕方に、土休日は終日運行している。次の便は19時15分である。
八幡駅からのバスが折返し八幡駅行きとなる。到着すると数名降りてきたが、ここから乗るのは私だけであった。
山麓駅を出て、北九州高速4号線を越えると、住宅街の中を進む。八幡駅までは10分ほどで到着した。
八幡駅。
2023/7/14:JR鹿児島本線:八幡→小倉
八幡からは19時35分発の普通門司港行きに乗車して小倉まで向かう。
小倉には19時53分に到着した。280円也。
【2023/7九州】(目次)
6,福岡から皿倉山へ:西日本鉄道「いとうづ号」:2023/7/14【2023/7九州】
7,皿倉登山鉄道:皿倉山ケーブルカー・皿倉山スロープカー:2023/7/14【2023/7九州】【←本記事】
8,小倉:東横INN小倉駅新幹線口:エコノミーシングル:2023/7/14【2023/7九州】
【ケーブルカーの乗車記録】
11,早雲山から強羅を経て小田原へ:箱根登山鉄道:箱根登山ケーブルカー・登山電車:2022/3/25【2022/3東日本・東海】
8,十国峠:十国峠ケーブルカー(十国鋼索線):2022/3/25【2022/3東日本・東海】
6,丹後海陸交通:天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー):2021/12/24【2021/12西日本】
3,御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー):2020/9/16【2020/9東京・埼玉】
14,ドレスデン:空中鉄道ドレスデン(Schwebebahn Dresden):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
13,ドレスデン:ドレスデン鋼索鉄道(Standseilbahn Dresden):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
2,高尾登山鉄道:高尾山ケーブルカー:2019/12/8【2019/12高尾山】
3,筑波観光鉄道筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー):2019/12/6【2019/12筑波山】
3,大山観光鉄道大山鋼索線(大山ケーブルカー):2019/10/20【2019/10神奈川】