今回、大阪での空き時間を使い、Osaka Metro(大阪地下鉄)の未乗区間の乗りつぶしを行うことにした。最初に千日前線、谷町線の未乗区間に乗車して、次いで今里筋線、長堀鶴見緑地線に乗車する。今里筋線と長堀鶴見緑地線は、いずれも鉄輪式リニアモーターを採用した地下鉄である。
2023/12/29:Osaka Metro今里筋線:今里→井高野
今里筋線は、大阪市東成区の今里と東淀川区の井高野とを結ぶ11.9kmの路線である。路線名の通り、大阪市東部を南北に貫く今里筋の地下を走る。開業は2006年で、大阪地下鉄の中で一番新しい路線である。昼間は10分間隔で運行している。
今里筋線は、鉄輪式リニアモーターを採用している。鉄輪式リニアモーターを採用した地下鉄は東京の大江戸線、横浜のグリーンライン、仙台の東西線などがあるが、構造上、車高を低く抑えることが可能であることから、通常の電車が走る地下鉄と比較してトンネル断面を小さくすることができるという。また、リニアモーター駆動を採用することのメリットとして、通常の電車と比較して、急勾配や急カーブへの対応が可能なことが挙げられている。
千日前線を今里で降りて、少し長い連絡通路を通り、今里筋線に乗り換える。
10時44分発の井高野行きに乗車した。車両は80系4両編成である。
行先表示器。
座席。(後ほど撮影)
優先席。
ドア上には千鳥配置で案内表示器がある。
駅のエスカレーターやエレベーターの位置を電光表示器で示している。
電光表示器がない側のドア上には路線図と開く扉の案内がある。
井高野までは10駅である。今里の次の緑橋では中央線、その次の鴫野ではJRの片町線、おおさか東線、蒲生四丁目では長堀鶴見緑地線、開目生育では京阪本線、太子橋今市では谷町線と接続する。
終点の井高野には11時07分に到着した。
井高野駅付近は住宅街となっている。
駅構内には駐輪場が併設されており、駅の入口は駐輪場の入口を兼ねていた。
2023/12/29:Osaka Metro今里筋線:井高野→鴫野
2023/12/29:Osaka Metro今里筋線:鴫野→蒲生四丁目
井高野から11時14分発の今里行きに乗車して、蒲生四丁目まで折り返す。次に長堀鶴見緑地線に乗ろうと思っていたが、うっかり目をつむってしまい、目を覚ますと鴫野まで来ていた。鴫野には11時32分に到着した。
鴫野で降りて、11時39分発の井高野行きに乗り、蒲生四丁目まで一駅戻る。11時40分に到着した。
2023/12/29:Osaka Metro長堀鶴見緑地線:蒲生四丁目→門真南
蒲生四丁目で、長堀鶴見緑地線に乗り換える。長堀鶴見緑地線は、大阪市大正区の大正と門真市の門真南の15kmを結ぶ路線で、1990年に京橋~鶴見緑地間が開業、1997年に全線開通した。昼間は6分40秒間隔で運行している。この路線が、日本初の鉄輪式リニアモーター地下鉄である。
11時43分発の門真南行きに乗車した。車両は70系4両編成である。
路線名にもなっている鶴見緑地駅を過ぎると、門真市に入り、終点の門真南には11時53分に到着した。
門真南駅。
門真南駅の前には、大阪府立門真スポーツセンター(東和薬品RACTABドーム)がある。
門真南駅からは、大阪駅行きの大阪シティバスが高頻度で運行している。
2023/12/29:Osaka Metro長堀鶴見緑地線:門真南→大正
門真南からは、12時03分発の大正行きで折り返す。
側面の行先表示器はLEDである。
座席。
ドア。
案内表示器はドア上ではなく隣の車両との貫通扉の上にある。
1997年に近畿車輛で製造された車両であった。
長堀鶴見緑地線は、大阪市中心部を東西に結ぶ路線であり、大阪地下鉄のその他の地下鉄路線全てと乗り換えが可能である。
終点の大正には12時35分に到着した。
大正駅に到着した列車は、引上線に入った後、折返しの門真南行きとなる。
改札口を出たところに、バスの案内がある。
地下鉄大正駅。
大正駅付近を歩いてみる。すぐ近くにJR大阪環状線の大正駅がある。
この辺りは夜になれば賑やかなのだろう。
焼き肉屋を見て、焼肉を食べたくなる。
昼だから定食があるだろうと思い、かど家という店に入った。ただ、聞いてみると、定食はないとのことである。それであればアラカルトから適当に注文すれば良い。上塩タンとハラミ、ライス中とジンジャーエールを注文する。
上塩タンは980円、ハラミは780円であった。それぞれ80g程度とのことである。
美味しくいただいた。満足である。
合計2,376円であった。クレジットカードで支払う。
2023/12/29:大阪シティバス:71系統:大正橋→なんば
大正駅前の通りにある大正橋停留所の6番乗り場からは、なんば方面へのバスが出ている。
本数は多い。
すぐに来たなんば行きのバスに乗車する。時間はちょうど13時25分であった。
中扉の開閉の際になる警告音は、ブザーなどではなく、学校のチャイムで耳にするウェストミンスターの鐘であった。以前に乗車した長野のアルピコ交通でもそうだったと記憶しているが、なかなか珍しい。
途中で渋滞もあったが、大正駅から15分ほど、13時40分に終点のなんばに到着した。南海難波駅のすぐ側である。
今回使っているOsaka Metroの1日乗車券「エンジョイエコカード」は、大阪シティバスも有効である。カードを見せてバスを降りた。
【2023/12四国】(目次)
5,Osaka Metro千日前線・谷町線:2023/12/29【2023/12四国】
6,Osaka Metro今里筋線・長堀鶴見緑地線:2023/12/29【2023/12四国】【←本記事】
7,難波から和歌山市へ:南海本線:特急サザン29号:指定席(10000系):2023/12/29【2023/12四国】
【大阪地下鉄の乗車記録】
7,大阪市交通局:南港ポートタウン線・堺筋線:2016/11/13【2016/11大阪】
Osaka Metro御堂筋線・泉北高速鉄道線:2018/5/26