JR身延線は、静岡県の富士と山梨県の甲府を結ぶ88.4kmの路線である。1928年に全通した。2022年現在、静岡始発の「特急ふじかわ」が1日7往復運行しているほか、全線直通で運転する普通列車が12往復ある。比較的充実しているという印象である。その他、富士駅~西富士宮駅、甲府駅~鰍沢口駅間の区間列車も多い。
2022/3/12:JR東海道本線:普通:熱海→富士
この日は、東京を昼に出て、根府川駅に寄り道をしてから、熱海駅に14時57分に到着した。
熱海からは、15時19分発の普通浜松行きで富士まで向かった。
富士には16時04分に到着した。
富士駅のベルマートキヨスクで、お茶とレトルトの静岡おでんを購入した。
2022/3/12:JR身延線:普通:富士→甲府
16時20分発の身延線普通甲府行きに乗車した。身延線は大半が1番線から出発するが、16時20分発の甲府行きは3番線からの出発であった。
車両は313系3000番台2両編成、ワンマン運転であった。
車内はセミクロスシートである。ボックス部分が空いていたので、こちらに座った。富士宮までは高校生の利用も多く、相席となったが、それ以降は空いていた。
ドアは半自動式である。
ドア上には案内表示器がある。
16時15分に特急ふじかわ9号甲府行きが出発した後、普通甲府行きは定刻16時20分に富士を出発した。
東海道本線と分かれ、高架に上がった。
富士の次の柚木駅は高架駅である。
柚木の次の竪堀までが高架駅で、そこから地上に降りる。車窓からは富士山が見える。
富士宮駅には16時39分に到着した。日蓮正宗大石寺の最寄り駅である。かつては、大石寺に参拝する創価学会員を乗せた団体専用臨時列車が多数発着していたが、1991年に日蓮正宗が創価学会を破門してからは、臨時列車が大幅に数を減らしたという。普段は使われていない、道路に面している1番線は、臨時列車が多数発着していた頃の名残らしい。
富士宮駅では、富士行きの列車と行き違いをするため3分ほど停車した。
富士宮の次の西富士宮を境に、列車の本数が減る。
富士を出てから列車は北へ向けて走ってきたが、西富士宮を出ると左側へカーブして一旦南側に向かう。富士山が左後方に見える。列車は勾配を上がっていく。
西富士宮の次は沼久保である。ここまでの駅とは違って、一気に山の中という感じになる。
芝川駅。駅構内は広いが、無人駅である。
列車は富士川に沿って北へ進む。稲子駅と十島駅の間に県境があり、静岡県から山梨県に入る。十島から4つめ、身延の1つ手前の甲斐大島駅より先では、駅名に旧国名の「甲斐」を冠する駅がいくつかある。
身延には17時42分に到着した。
身延駅は沿線の中心駅で、富士と甲府のちょうど中間地点に位置する。日蓮宗総本山である身延山久遠寺の最寄り駅である。
蕎麦屋があったが、閉まっていた。
反対側のホームからは、17時43分発の富士行きが出発していった。
身延駅構内。
列車は身延で10分ほど停車し、列車は17時52分に出発した。身延を出ると一気に辺りが暗くなった。
18時30分に鰍沢口に到着した。鰍沢口から先は甲府への通勤・通学圏となるのか、列車の本数が増える。
東花輪には18時47分に到着した。3分ほど停車して、特急ふじかわ14号静岡行きと交換をした。
東花輪駅。
19時11分に善光寺駅を出ると、進行方向右側に中央本線が現れる。善光寺の次の金手は、すぐ横に中央本線の線路があるが、ホームがあるのは身延線のみである。ちなみに、「金手」は「かねんて」と読む。
終点の甲府には19時15分に到着した。
甲府駅は4番線と5番線が身延線専用のホームとなっている。
ホームから甲府城の稲荷櫓が見えた。
甲府駅。
夕食を食べていくことにした。駅ビルのセレオ甲府5階にある「郷土料理 信玄」という店に入った。
甲府に来たからにはということで、ほうとうを注文した。カボチャをはじめとして野菜がゴロゴロと入っており、美味しくいただいた。
2022/3/12:JR中央本線:普通:甲府→大月
2022/3/12:JR中央本線:中央特快:大月→新宿
甲府からの帰りは、20時40分発の中央線普通大月行きに乗車した。終点の大月には21時27分に到着する。
大月では、4分の接続で、21時31分発の中央特快東京行きに乗り換え、新宿には22時57分に到着した。
【2022/3東日本・東海】(目次)
5,根府川駅(神奈川県:JR東海道本線):2022/3/12【2022/3東日本・東海】
6,JR身延線:2022/3/12【2022/3東日本・東海】【←本記事】
7,熱海駅から十国峠登り口へ:伊豆箱根バス「熱海箱根線」:2022/3/25【2022/3東日本・東海】