天橋立を上から眺めるため、天橋立傘松公園へ行くことにした、傘松公園へは、麓の府中駅からリフトかケーブルカーで登ることができる。天橋立駅から見て府中駅は阿蘇海の対岸にあり、天橋立駅近くの天橋立桟橋から観光船で向かうか、あるいは天橋立を徒歩かレンタサイクルで通って向かうことになる。今回は観光船で対岸の一の宮桟橋まで渡り、そこから徒歩で府中駅まで来た。
一の宮桟橋で観光船を降りて、元伊勢籠神社の境内を通り、お土産店の中を歩くと、5分ほどで府中駅に着いた。
2021/12/24:天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー):府中→傘松
府中駅から傘松公園への移動手段はリフトとケーブルカーがあるが、冬期はリフトが運休とのことで、ケーブルカーで向かうことになる。リフトとケーブルカーを運行しているのは、先ほど乗船した観光船と同じ丹後海陸交通である。リフト乗り場とケーブルカー乗り場は隣り合っている。
天橋立傘松公園のキャラクター「かさぼう」。
天橋立ケーブルカーは、成相電気鉄道として1927年に開業した。戦時中の1944年に不急不要線として廃止となったが、1951年に丹後海陸交通によって再度開業し、現在に至る。路線距離は0.4km、府中駅と傘松駅の高低差は130m、最急勾配は461パーミルとのことである。
天橋立ケーブルカーは15分間隔での運行で、次の便は12時30分である。乗車券は、先ほど観光船の乗り場で観光船とセットで購入しているので、ここで購入する必要はない。天橋立桟橋から傘松公園まで、観光船とケーブルカーの往復で1,600円であった。
出発数分前に改札が始まった。
ホームには、昭和34年から平成6年まで使用していたケーブルカーの手動式運転盤が展示されていた。
ケーブルカーの車両は、1975年アルナ工機製とのことである。
行きは一番下側の席に乗車した。平日ということもあり、客は数名であった。
中間地点で、もう1両のケーブルカーとすれ違う。
この路線は、後半に傾斜が急になる。最急勾配は461パーミルとのことである。
乗車時間はわずか4分で、すぐに傘松に到着した。
車内。
傘松駅とケーブルカー。傘松駅のホームは階段状である。
傘松駅には、展望台やレストランがある。
傘松公園から見た天橋立。
天橋立といえば、「股のぞき」で有名である。股のぞきの体勢で逆さに天橋立を見ると、海と空が逆に見え、天橋立が天に架かる橋のよう見えるという。
2021/12/24:天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー):傘松→府中
折り返し、12時45分のケーブルカーで府中駅へ下った。
今度は一番上側の席に乗車した。
2021/12/24:天橋立観光船:一の宮桟橋→天橋立桟橋
府中駅から、元伊勢籠神社の境内を通り、一の宮桟橋へ向かう。
次の天橋立桟橋行きは13時15分である。
近くのお土産屋さんを見るなどして時間を潰し、13時15分の便に乗船した。
出港すると、カモメが頭上を飛び交った。
天橋立桟橋までは12分ほどである。
天橋立桟橋に入る直前に、土を詰んだ貨物船とすれ違うため一時停止した。
そのため、やや遅れて13時30分過ぎに天橋立桟橋に到着した。
【→天橋立観光船の乗船記録はこちらも参照】
【2021/12西日本】(目次)
5,丹後海陸交通:天橋立観光船:2021/12/24【2021/12西日本】
6,丹後海陸交通:天橋立鋼索鉄道(天橋立ケーブルカー):2021/12/24【2021/12西日本】【←本記事】
7,天橋立から新大阪へ:特急はしだて4号・特急こうのとり18号:2021/12/24【2021/12西日本】
【ケーブルカーの乗車記録】
3,御岳登山鉄道(御岳山ケーブルカー):2020/9/16【2020/9東京・埼玉】
14,ドレスデン:空中鉄道ドレスデン(Schwebebahn Dresden):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
13,ドレスデン:ドレスデン鋼索鉄道(Standseilbahn Dresden):2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
2,高尾登山鉄道:高尾山ケーブルカー:2019/12/8【2019/12高尾山】
3,筑波観光鉄道筑波山鋼索鉄道線(筑波山ケーブルカー):2019/12/6【2019/12筑波山】
3,大山観光鉄道大山鋼索線(大山ケーブルカー):2019/10/20【2019/10神奈川】