E501系は、常磐線の中距離列車用に、1995年から1997年にかけて10両編成と5両編成が各4本、計60両製造された。上野から取手以北を運行する車両として、全車ロングシートのいわゆる通勤形では初の交直両用電車となっている。
この車両は、209系をベースに設計したとのことで、外装、内装共に209系に似通っている。初めて見た当時は、まだ京浜東北線が209系で運行していた頃であり、京浜東北線の色違いだと思った。
運行開始から10年ほどは、当初の目的通り上野から土浦などといった都内に乗り入れる運用に就いていたが、2007年以降、上野発着の中距離列車がグリーン車を連結したE531系で統一されたことから、常磐線土浦以北と水戸線での運用に限定された。その後、2019年には水戸線での運用から撤退し、現在は常磐線の土浦~いわき間の交流電化区間での運用に限定されている。
2023/7/28:JR常磐線:普通:いわき→水戸
いわきを15時07分に出る普通水戸行きに乗車した。
いわき~水戸間でも、2023年3月のダイヤ改正以降、ワンマン運転に対応したE531系が運用に入ることが多くなったが、15時07分発の水戸行きはE501系での運行である。
行先表示器。
E501系車内。ロングシートである。
優先席。
トイレのある車両は、車端部にトイレが設置されているからか、ドア間に優先席が設置されている。
窓。一部は開閉可能だが、一部は固定式である。
ドア。
ドア上には小さめの案内表示器が設置されている。
土浦方の先頭車にトイレが設置されている。これは、2007年に土浦以北に運用が限定された際に設置されたものである。
車いす対応の洋式トイレとなっている。
ドアには半自動の設備はない。ただ、長時間停車する駅では、4ドア中3ドアを閉める運用を行っている。
今回乗車した車両は、川崎重工で1997年(平成9年)に製造されたものであった。
定刻15時07分にいわきを出発した。
次駅表示は、漢字、カタカナ、ローマ字で表示される。
15時37分に到着した大津港で、5分停車して、いわきを15時18分に出た特急ひたち20号品川行きに道を譲る。
E501系は最高速度が時速120kmであるが、この区間は最高速度に近い速度で走ることができるのだろうか、かなりのスピード感である。
終点の水戸には16時41分に到着した。この列車は、折返し16時54分発の普通いわき行きとなり、いわきへ折り返す。水戸に到着すると同時に、通勤、通学客が多く乗車していった。
【2023/7福島】(目次)
3,郡山からいわきへ:会津バス「いわき~郡山~会津若松線」:2023/7/28【2023/7福島】
4,いわきから水戸へ:JR常磐線:E501系:2023/7/28【2023/7福島】【←本記事】
5,水戸から土浦へ:関鉄観光バス「TMライナー」:2023/7/28【2023/7福島】
【常磐線の乗車記録】
上野から仙台へ:JR常磐線:特急ひたち3号:2020/3/24
30,JR東金線・成田線・常磐線:2009/9/10【2009/9西日本】
3,いわきから勝田へ:JR常磐線:2009/8/15【2009/8福島・茨城】
9,上野から仙台へ:JR常磐線:特急スーパーひたち27号:2006/12/3【2006/12信越】