ソンバトヘイ(Szombathely)を15時35分に出た列車は、ショプロン(Sopron)に16時27分に到着した。
ショプロン駅。ハンガリーのジェール・モション・ショプロン県に位置する。
駅舎内。
ショプロンからウィーンへは直通の列車が1時間に1本程度あり、1時間半弱でウィーンまで行くことができる。その列車に乗っても良いのだが、この日はウィーンに20時までに戻れば良く、まだ時間がある。ショプロンからは、オーストリアのドイチュクロイツ(Deutschkreutz:ドイチクロイツ)への支線が出ている。この支線列車に往復乗車しようと思う。ショプロンからドイチュクロイツまでは片道10分程度である。
ショプロン駅の鉄道路線図によれば、ドイチュクロイツの先のネッケンマルクト・ホーリチョン(Neckenmarkt-Horitschon)まで線路が延びているらしい。ただ、ドイチュクロイツより先へは、少なくとも旅客列車の運行はないようであった。
2020/3/2:REX7640:Sopron → Deutschkreutz
次のドイチュクロイツ行きは16時38分発のREX7640列車である。この列車は、始発駅がスロバキアのブラチスラヴァ=ペトルジャルカ(Bratislava-Petržalka)で、オーストリアのウィーン、ハンガリーのショプロンを経て、ドイチュクロイツに向かう。スロバキアからオーストリア、ハンガリーを経由してオーストリアに入る列車である。
列車名の"REX"とは"Regionalexpress"(レギオナルエクスプレス)の略であり、快速列車の意味である。
車両は、ジェール・ショプロン・エーベンフルト鉄道(Győr–Sopron–Ebenfurti Vasút Zártkörűen működő részvénytársaság:GYSEV)の4744系電車であった。シーメンス製である。3両1組の車両が2つ繋がった6両編成での運行であった。
車内には、帰宅客とおぼしき人がぱらぱらと乗っている。
車内。車両中間部は低床、両端は高床の構造である。(車内写真の一部はドイチュクロイツ停車中に撮影)。
ボックス部には大型のテーブルがある。
シートピッチは広くない。座席にはフットレストがある。
ドア付近は折りたたみ式の座席となっている。
シーメンス製である。
車内には停車駅を示すモニターがある。
電光表示器もある。
16時38分にショプロンを出発する。次は終点のドイチュクロイツである。ドイチュクロイツまではショプロンから9分である。
途中でソンバトヘイ(Szombathely)へ向かう路線と分かれる。
国境を越え、ハンガリーからオーストリアのブルゲンラント州オーバープレンドルフ郡に入る。
ドイチュクロイツには16時47分に到着した。
ドイチュクロイツ駅駅名標。
ドイチュクロイツ駅の駅舎。無人駅であった。待合室にはオーストリア連邦鉄道の自動券売機が置かれていた。
この時間帯、ウィーン方面へは1時間に1本の列車がある。
ホームは2面2線である。
ドイチュクロイツ駅前。住宅街が広がっているようであった。
ドイチュクロイツ駅の駅裏。何かの工場がある。
ドイチュクロイツからネッケンマルクト・ホーリチョン方を見る。現在、こちらへは旅客列車は走っていないようである。
2020/3/2:REX7657:Deutschkreutz → Sopron
ショプロンから乗ってきた列車は、折り返し、17時13分発REX7657列車ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ(Bratislava-Petržalka)行きになる。この列車に乗車する。
17時10分にショプロンからドイチュクロイツに到着する列車があるので、これを待ってから出発するのかと思ったが、隣のホームに列車が来ることなく、17時13分に出発した。
単線区間を快調に走る。
列車はオーストリアからハンガリーに入り、ショプロンには17時22分に到着した。この列車に乗っていれば、ウィーン中央駅に18時37分に到着する。ただ、もう一つ乗りたい路線があったので、ここで降りることにした。
列車は、すぐにウィーンへ向けて出発していった。
隣のホームにはドイチュクロイツ行きの列車が停車中であった。こちらはオーストリア連邦鉄道の2階建ての車両である。20分遅れであった。
落書きの被害に遭っていた。
地下道を通って駅舎へ向かった。
【2020/2ヨーロッパ】(目次)
24,ソンバトヘイからショプロンへ:R9163:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
25,ショプロンからドイチュクロイツへ:REX7640:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】【←本記事】
26,ショプロンからウィーナー・ノイシュタットへ:R7156:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
【GYSEVのその他の車両】
(415-500形)
23,セントゴットハールドからソンバトヘイへ:R9113:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
(435-500形)
24,ソンバトヘイからショプロンへ:R9163:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
【国際列車の乗車記録(EU域内)】
22,グラーツからセントゴットハールドへ:S3・R4712:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
17,プラハからウィーンへ:レイルジェット:RJ373:1等ビジネスクラス:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
15,ドレスデンからプラハへ:EC379:1等車:2020/3/2【2020/2ヨーロッパ】
43,バーゼルからフランクフルトへ:ICE374:2012/3/2【2012/2ドイツ】
40,コペンハーゲンからバーゼルへ:シティナイトラインCNL473「オーロラ」 (1):2012/3/1【2012/2ドイツ】
35,ハンブルクからコペンハーゲンへ:ICE33(渡り鳥コース):2012/3/1【2012/2ドイツ】
【国際列車の乗車記録】
22,ハルビンからハバロフスクへ:中露国際列車(1)ハルビン駅:2012/3/31【2012/3中国・ロシア】
13,シアトルからバンクーバーへ:アムトラック・カスケーズ(Amtrak Cascades)510列車(1):2011/8/14【2011/8アメリカ合衆国】
28,ワカバルからシンガポールへ:Ekspres Sinaran Timur:2010/8/17【2010/8シンガポール・マレーシア】
12,シンガポールからスレンバンへ:Ekspres Sinaran Selatan:1等車:2010/8/14【2010/8シンガポール・マレーシア】