オーストリアのグラーツを12時08分に出た近郊列車は、ハンガリーのセントゴットハールド(Szentgotthárd)に13時47分に到着した。ここから、オーストリア国境に沿って走る路線でショプロン(Sopron)まで向かい、国境を越えてウィーンへ戻ることにする。
セントゴットハールド駅。セントゴットハールドは、国境を越えてすぐのところにある街である。
駅前にはレストランだろうか、そういった雰囲気の店がある。ただ、人はいなかった。
バスターミナルがある。ただ、こちらも人がいない。
2020/3/3:R9113:Szentgotthárd → Szombathely
14時36分発のショプロン行きに乗る予定であったが、セントゴットハールドで見るところもなさそうなので、14時06分発のソンバトヘイ(Szombathely)行きに乗り、ショプロンまでの中間地点であるソンバトヘイに先行することにした。
路線図からも明らかなとおり、列車はオーストリア国境に沿って進むことになる。
この路線は、ジェール・ショプロン・エーベンフルト鉄道(Győr–Sopron–Ebenfurti Vasút Zártkörűen működő részvénytársaság:GYSEV)という鉄道会社による運行であった。ハンガリーとオーストリアで列車を運行している鉄道会社であり、本社はハンガリーのショプロンにあるという。
14時06分発ソンバトヘイ行きの車両はGYSEVの415-500形電車であった。スイスのシュタッドラー・レール製で、FLIRTというブランド名を持った低床車両である。
全車2等車であった。
壁にはコンセントが設置されている。
ドア。ドア横にゴミ箱があった。
ソンバトヘイ行きは、定刻14時06分にセントゴットハールドを出発した。
荒涼とした風景が続く。緑色が少ない。
14時30分、ケルメンド(Körmend)にて。
駅の周りには家が見えるが、駅間では何もないところも多い。
14時44分、ヤーク・バログニョム(Ják-Balogunyom)にて。セントゴットハールド行きと交換した。
駅構内にはGYSEVの客車が停車していた。
車窓から。
ソンバトヘイが近づいてきた。ソンバトヘイはヴァシュ県の県都である。久しぶりの街らしい街である。
終点のソンバトヘイ(Szombathely)には14時53分に到着した。
【2020/2ヨーロッパ】(目次)
22,グラーツからセントゴットハールドへ:S3・R4712:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】
23,セントゴットハールドからソンバトヘイへ:R9113:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】【←本記事】
24,ソンバトヘイからショプロンへ:R9163:2020/3/3【2020/2ヨーロッパ】