枋寮まで来たわけだが、特に用もないので高雄に戻ることにする。ただ、その前に海を見ていこうと思う。土砂降りで強風の中、駅から真っ直ぐ歩く。人はほとんど歩いていない。街がひっそりとしている。

大荒れで、かつ茶色い海を見て、写真を撮り、駅の方に戻る。



コンビニ。

街中。人がいない。


國光客運の看板があったので、帰りはバスで帰ろうと思う。ただ、時刻表を見ると30分ほど待たなくてはならない。

2010/9/8:屏東客運:枋寮→高雄
周りを見ると、すぐそばに、屏東客運のバスが止まっている。行き先を見ると、高雄行きである。運転手に聞くとすぐに出発するとのことなので、乗車する。高雄まで150元。自強の値段が141元だったので、結構強気の値段設定に見える。

枋寮から乗車したのは私だけであった。

街中の様子を見ることができるという点では、バスの旅も面白い。
バスは東港を通る。ここでまとまった乗降がある。東港は港町で、マグロが有名であるということを、日本帰国後、ガイドブックを見て知った。マグロは好物なので、それを知っていたらマグロのために東港に行っていたかも知れない。ただ、この日は大雨だったため、魚市場も閉まっていたかもしれない。

寝たり起きたりを繰り返していると、バスは高雄の街中に入った。所々、捷運の駅でも停車する。高雄まで来ると、やはり都会だなと感じる。
それにしても大雨である。台湾の人の足を見ると、ほとんど皆がサンダルをはいている。たしかに、これであれば、靴が濡れて嫌な思いをすることはない。安物のビーチサンダルを持ってくれば良かったなと思う。できれば今からでも買いたいと思うが、売っているところを知らないし、この雨の中、探す気もない。
終点は高雄車站であった。15時10分に到着した。枋寮を出たのが13時40分であったので、ちょうど1時間半であった。
乗車したのは、写真真ん中の墾丁列車と書かれたバスである。

バスを降りて少し歩くだけで、靴の中に水が入ってきたので、とりあえず逃げるようにホテルに帰る。
同行者は、既に部屋に戻ってきていた。彼は國立科学工藝博物館に行こうと思ったらしいが、この雨で行く気をなくしたらしい。
テレビをつけるが、やはり台風がきたようで、特に台東方面が豪雨で大変らしい。台東線の鉄橋にも被害が及んだようである。ただ、被害が及んでいると思しき鉄橋の上を走っている莒光號の映像も流れる。列車が不通になるほどひどい被害ではないということなのだろうか。
17時過ぎ、夕食を買いに外に出る。ホテルの向かいに「正忠排骨飯」という弁当屋がある。そこで弁当を購入した。最初にご飯の上にのせる物を選んで、お金を払う。おかずは、10くらいの中から実際に見て3つ選ぶ形式である。好きな物が食べられるので良い。ホテルに戻って、飯を食べる。美味しかった。


テレビを見たり文庫本を読んだりして過ごすが、20時頃、再度外に出る。やはり雨が続いている。
ホテルの向かいにCDショップがあるので、そこに入る。You Tubeで聞いて気に入っていた梁靜茄のCDを探す。梁靜茄は、マレーシア出身で、1999年に台湾でデビューした女性歌手である。店員に聞くと、すぐに教えてくれる。結構目立つ場所にあった。いくつかDVDやCDが売られている。何種類かあったので結構悩んだ末、「今天情人節 台北小巨蛋珍寶全記録 初戀限套裝」を購入。2008年6月7日に台北小巨蛋(台北アリーナ)で行われたコンサート「今天情人節」のライブDVD2枚とCD1枚のセットである。

【2010/9台湾】(目次)
19,高雄から枋寮へ:屏東線:自強2053次:2010/9/9【2010/9台湾】
20,枋寮から高雄へ:屏東客運:2010/9/9【2010/9台湾】【←本記事】
21,高雄駅・台湾高速鉄道左営駅ほか:2010/9/10【2010/9台湾】