東京から西日本方面へは多くの夜行バスがあるが、今回は新宿から姫路へ向かう京王バス・神姫バスの「姫路-渋谷・新宿線」を利用することにした。年末の帰省シーズンであるから、東京から各地へ向かう便は、おそらく予約開始の時点でほぼすべて満席になったのではと思うが、12月4日の時点で発車オーライネットを確認したところ、偶然にもこの便に1席空きがあったので、即座に予約をした。
京王バス・神姫バスの「姫路-渋谷・新宿線」は、1日1便、夜行便のみの運行である。東京発の便は、バスタ新宿を22時30分に出発し、23時に渋谷マークシティで乗車を扱った後、高速に入る。翌朝、フラワータウンセンター(三田市)、神姫バス神戸三宮バスターミナル、学園都市駅前(神戸市西区)に停車し、終着は姫路駅で8時25分到着予定である。運賃は変動制で、この日の新宿から姫路までの運賃は、発車オーライネットでクレジットカード決済を行ったところ、9,980円であった。
2022/12/29:神姫バス:プリンセスロード:バスタ新宿→姫路駅
2022年12月29日木曜日。22時過ぎのバスタ新宿は、夜行バスの出発ラッシュ時間帯で、帰省客、旅行客で大混雑であった。出発案内には満席のマークも並んでいた。
22時30分発の姫路行きはD10番乗り場からの出発である。
22時20分に先発の大阪行きのバスが出発した後、すぐに22時30分発の姫路行きが入線した。本日の担当は神姫バスであった。姫路市に本社を有し、兵庫県を中心にバス事業を展開する会社である。
神姫バス担当便には「プリンセスロード」という愛称名があり、車体にも書かれている。「姫路」の「姫」と「路」を英語に置き換えたものだというが、良い響きである。
車内は、夜行バスでは一般的な3列独立シートであり、中程にトイレが設置されている。
内装はやや古めに感じた。
座席には足置きとレッグレストが備わっており、快適である。
厚めの毛布が座席に置かれていた。
その他に、腰当てが備わっている。
前の座席のポケットには、スリッパ、おしぼり、水が置かれていた。
使い捨てのスリッパ。
おしぼりの袋は社名入りである。
ペットボトルの水1本もサービスである。
壁にはコンセントがあった。
前の座席には読書灯がある。
頭上にも読書灯が備わっている。
新宿出発の時点でほぼ満席であった。大きな荷物を持っている客も多い。改札には時間がかかる。それでも、定刻22時30分にバスタ新宿を出発した。
22時52分に渋谷マークシティに到着した。ここで残り僅かの空席に客が来て、満席となった。23時に渋谷を出発する。
バスは首都高速3号渋谷線、東名自動車道と進む。まもなく車内の灯りが消された。寝る前の開放休憩はない。もっとも、トイレであれば車内にもあるので問題はない。
2022年12月30日金曜日。
5時15分過ぎに車内の照明が点灯し、フラワータウンに到着する旨の放送が流れた。5時25分、フラワータウン(三田市)に到着する。神戸電鉄公園都市線フラワータウン駅がすぐ側にある。定刻より30分早い到着である。
次いで、6時10分に神姫バス神戸三宮バスターミナルに到着した。JR東海道本線の高架下がターミナルになっており、バスはバックでターミナルに入る。定刻より30分早い。ここでは、15分ほど停車すること、降車しての休憩が可能である旨が案内された。
外に出てみた。
再びターミナルに入る。朝6時台から四国・西日本方面への高速バスが出発しており、ターミナル内は人が多かった。トイレを済ませてバスに戻る。
バスは6時25分に三宮バスターミナルを出発した。
6時47分に学園都市駅前(神戸市西区)に停車する。定刻より23分早い。神戸市営地下鉄西神・山手線の駅である。近くには兵庫県立大学をはじめ大学などの学校が数多く存在する。
学園南インターから高速に入り、第二神明道路、加古川バイパス、姫路バイパスを進む。
姫路バイパスを降りて一般道に入ると、まもなく終点の姫路駅である。
終着の姫路駅北口バスターミナルには7時40分に到着した。定刻より45分早い到着であった。平日であれば通勤ラッシュの時間帯であるから、余裕を持ったダイヤ設定をしているのかもしれない。
本日の車両は三菱ふそうエアロクイーン「姫路200か646」であった。
【2022/12西日本】(目次)
2,東京から姫路へ:神姫バス「新宿・渋谷~神戸・姫路線 プリンセスロード」:2022/12/29【2022/12西日本】【←本記事】
3,姫路から岡山へ:JR赤穂線:115系300番台:2022/12/30【2022/12西日本】
【東京から西日本方面への高速バスの乗車記録】
2,東京から三宮へ:西日本ジェイアールバス「プレミアムドリーム3号」:プレミアムシート:2021/12/23【2021/12西日本】