コタ界隈を散策した後、12時前にコタ駅(Stasiun Surabaya Kota)に戻る。ここから、12時45分発ポロン(Porong)行きのコミューター239列車に乗車する。
既に2時間ほど前に乗車券を購入しているので、改札口で警備員のチェックを受け、構内に入る。
食堂で昼食をとる。日本人が珍しいのか、色々と話しかけられる。どこへ行くのかと聞かれたので、"Porong"というところに行くと答える。鉄道が好きなので乗りに行くのだと言ったが、そこのところはいまいち理解してもらえなかったようであった。頼んだナシ・ラメス(Nasi rames)は美味しかった。
2013/3/22:Komuter:239:Surabaya Kota → Porong
ポロン行きのコミューター239列車は12時45分出発であるが、12時40分頃になっても音沙汰がない。ホームには、ジャカルタ行きの”Ekonomi”の列車が停車している。まさかこの列車の前方にポロン行きが停車しているのかと思って確認しに行くも、そんなことはない。係員に聞いても、向こうのホームというだけである。
13時も過ぎたので、警備員に、ポロン行きの列車はまだなのかと聞いてみると、まだだと言う。ベンチをさして、座って待っていろと言われる。
気がつかぬうちに出発してしまったのではないかと不安になりかけたが、そのままベンチで待っていると、13時30分、放送がかかり、"Porong"と言っているのが聞き取れる。警備員が来て、わざわざホームまで案内してくれた。
乗車券。
車両は5両編成のディーゼルカーであった。私の前にいた4人組の女性が、いくつかの重い麻袋を抱えている。列車に積み込むのを手伝ったことがきっかけで話しかけられるが、お互いに会話が通じない。しかし、スラバヤの大学に通っているという女子大生が英語を話すことができ、色々と話す。「Porongに用があるわけではなく、列車が好きで乗ってみたかったのだ」と言って、帰りのきっぷも見せたら、意外にもすんなり意図を理解してくれたようで、笑いながら他の人に通訳してくれる。一同笑っている。さらに、その旨を車掌にも伝えてくれる。
列車は、定刻55分遅れの13時40分にコタ駅を出発する。グブン駅を経て、昨日のマランまで乗車したときの線を走る。
英語の話せる女子大生は、大学では英語を専攻しているようで、日本とインドネシアの物価の話になる。彼女は”Waru”というところで降りていった。
大量の麻袋を持った女性はポロンまで一緒であった。インドネシア語の指さし会話帳を使いつつ、コミュニケーションをとる。ポロンに住んでおり、スラバヤで品物を仕入れて、それをポロンで売りさばくというのを仕事にしているとのこと。行商であった。
ポロンには、定刻63分遅れの15時05分に到着した。既に折り返しスラバヤ行きの出発時刻は過ぎている。行商の「車内で待ってなさい」という言葉に従い、車内に留まる。
車内。通勤列車で見られる車内である。
ドア上には路線図があるが、普段はスラバヤとモジョケルトを結ぶ列車に使われているようである。ポロンへの路線については書かれていなかった。
マディウンにある車両メーカーINKAで作られた車両であった。
2013/3/22:Komuter:240:Porong → Surabaya Gubeng
折り返しの14時55分発のスラバヤ行きコミューター(Komuter)240列車は、15分遅れの15時10分にポロン(Porong)を出発した。
乗車券。午前中にコタで購入をしていた。
帰りは話し相手がいないので、景色を見たり写真を撮ったりしつつ過ごす。列車は空いていた。
シドアルジョ(Sidoarjo)でしばし停車する。ジョグジャカルタからバニュワンギへ向かう”Sri Tanjung”とすれ違う。
停車時間に、運転手等は、駅の物売りからコーヒーを買っていた。
車窓から。
大体の駅はホームが低い位置にあるが、一部には通勤電車向けなのか、日本と同じように、列車とホームとの間の段差がほとんどない駅もあった。
Pagerwojo駅。ウィキペディアによると、"Stasiun"(駅)ではなく、"Halte"らしい。"Halte"の位置づけはよく分からぬが、駅より格下なのだろう。
車窓から。
ワル(Waru)駅。
車窓から。
スラバヤ・グブン駅には16時30分に到着した。5分遅れであった。乗車券はコタまでだが、グブン駅の方がホテルが近いので、ここで降りる。降りてから車両を見ると、前面が壊れていた。
グブン駅構内。
グブン駅からホテルへ戻る。橋を渡り終えたところに、潜水艦がある。博物館になっているようである。
ホテルで小休止した後、タクシーでトゥンジュンガンプラザ(Tunjungan Plaza)まで行き、モール内をぶらぶらする。その後、初日に行ったドンドロ通り(Jl Kedungdoro)の屋台街に行き、夕食にする。
Bebek Goreng”というものを食べた。アヒル肉の唐揚げであった。生野菜と一緒に食べるものらしい。手づかみで食べるから、手を洗うための水も用意されている。美味しかった。ただ、言われなければアヒルの肉とは気がつかないだろうと思う。クセはなかった。
タクシーでプラザスラバヤ(Plaza Surabaya)に行く。”Rotiboy”という店でパンを購入した。この店、以前ジャカルタでも見かけたが、店の前を通る度によい匂いを漂わせているので、気になっていた。大きめのパンだが、中はふわっとしている。バターがたっぷり入っており、美味しかった。
【2013/3インドネシア】(目次)
15,スラバヤ:コタ:2013/3/22【2013/3インドネシア】
16,スラバヤからポロンへ:コミューター(Komuter)239列車:2013/3/22【2013/3インドネシア】【←本記事】
17,スラバヤからデンパサールへ(1):ムティアラ・ティムール(Mutiara Timur)85列車:2013/3/23【2013/3インドネシア】