鉄道 ジャカルタの通勤列車 インドネシアの鉄道 記録 2013/10インドネシア

15,ジャカルタの通勤列車(1):2013/11/2【2013/10インドネシア】

投稿日:2019年8月14日

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ジュアンダ駅から列車に乗る。

ジュアンダ駅の切符売り場で、マルチトリップカード(Multitrip card)を買う。マルチトリップカードとはジャカルタ通勤電車のIC乗車券であり、機能面では日本のスイカとほぼ同じである。ジャカルタの通勤電車は、厳密な距離別料金制度の導入、ドアを開けて超満員で走る格安の"Ekonomi"列車の廃止など、いわゆる「近代化」政策を現在進行形で図っており、IC乗車券の導入もその一環である。このような近代化政策については、ジャカルタの現地事情を鑑みるにあまりにも思い切った政策だ、との批判はあるようである。さらにその過渡期ゆえに、色々と混乱はあったようであり、今後もしばらくは混乱が続くのであろうが、それでもがんばっているように思う。

マルチトリップカードはRp50,000で、すぐに買うことができた。Rp30,000分を使えるとのことなので、Rp20,000がデポジットである。通勤列車は料金が安いので、使い切ることができるかは分からぬが、一回一回窓口に並ぶ必要がないし、列車を見てから行き先を決めることができるので、それだけでも十分に使い勝手がよいと思う。

自動改札機に切符をタッチして、改札を通る。反応は鈍く、しっかりとタッチしないといけないようである。

 

2013/11/2:Commuter Line:Juanda → Jakartakota

早速来た元東急車に乗り、終点のコタまで行く。ドアが開いた後、子どもがホームというか線路に向かっておしっこをしている。おしっこが終わる前にドアが閉まり、ドアにおしっこがかかる。客が笑っている。まだのんびりしているなと思う。ジャヤカルタを出ると信号待ちで6,7分ほど停車する。3本の列車とすれ違う。

車内。モケットはオリジナルのものから張り替えられている。破けて具が出ているところも所々見られる。

コタ駅にて。乗車列車。

隣のホームの元営団05系。

コタ駅にて。

ジャカルタ・コタ駅は大きな変容を遂げていた。建物自体は全く変わりないが、物売りが一切いなくなっていた。インドネシアの鉄道に詳しいブログなどで、駅構内の物売りが一掃されたとの情報は知っていたが、これも近代化政策の一環であろう。寂しくもあるが、近代化とはそういうものなのだろう。

 

2013/11/2:Commuter Line:Jakartakota → Mangga Besar

一旦改札を出て、また入る。ブカシ行きの元営団05系に乗り、ホテルの最寄り駅のマンガブサールへ戻る。カップヌードルの"Pop Mie"のラッピングカーに乗る。つり革にも一工夫入れられていて、面白かった。駅到着前には、テープによる自動放送がなされていて、驚いた。

 

マンガブサール駅の1階部分には、かつては屋台が多く出ていたはずだが、ここも一掃されていて、何もなくなっている。子ども達がボール遊びをしている。

駅前の川は相変わらず。

ローソンが進出していた。

 

ホテルに戻り、ベッドに転がったら一眠りしてしまった。19時頃、洗濯物ができているかをフロントに聞きに行くと、部屋まで持ってきてくれた。

部屋にはwifiが来ていないので、ロビーにネットブックを持ち込み、パスワードを教えてもらい、ネットにつなぐ。

ここで、まず翌日のチラチャップのホテルを予約する。ホテルは、Agodaで"Hotel Dafam Cilacap"というホテルを予約した。Agodaでチラチャップのホテルを検索したところ、このホテルしか空室がなかった。値段は3,205円。ホテル事情が分からず、予約せずに行ってホテルを見つけられなかったら面倒なので、予約する。

帰りは飛行機にする。帰りも鉄道という選択肢もあったのだが、時間帯が悪かった。チラチャップからジャカルタに行く列車は、チラチャップを18時15分に出て、ジャカルタに1時に到着する。近くのマオス(Maos)まで出れば、バンドン経由ジャカルタ行きの昼行列車もあるのだが、マオス発が7時半と早く、早起きしなければならない。ジャカルタとチラチャップの間は、スシ・エアー(Susi Air)が1日3便飛ばしている。スシ・エアーの公式WEBで、昼便を予約する。値段は普通運賃、税金込みでRp909,200、日本円で8,038円也。

 

一通り予約を終え、部屋にネットブックを置いた後、夕食を食べにロカサリの方へ行く。しばしぶらぶらとした後、以前にも行った"Hayam Wuruk"という食堂に入る。ロカサリのショッピングモールの並びにあるファーストフード店である。

(後日撮影)

華僑の大家族がテーブルを繋げて飯を食べている。隅のテーブルに座り、ソプ・ブントゥ(Sop Buntut)とご飯を頼む。ソプ・ブントゥとは牛のテールのスープである。ジャカルタは暑いが、先ほどネットをしたホテルのロビーは冷房で冷えており、なんとなく体が冷たかったので、暖かいものを食べたかった。値段はRp71,000也。ジャカルタの物価を考えれば相当に高い。同じものをもっと安く出す店はあるはずで、どういうことかと思うが、楽しみに待つ。

ソプ・ブントゥは、日本の温泉旅館の食事で出されるような1人用のコンロに乗せられてきた。ご飯と生野菜、そしてミネラルウォーターもついてくる。スープは胡椒がきいている。肉の塊は大きく、ゴロゴロと入っている。美味しい。以前に安い店で同じものを食べたときは、すでにお椀に盛られてきて、さらに肉も小さかった。このことを踏まえれば、ここのソプ・ブントゥの値段が高いのも納得できる。

 

ホテルに戻る。モーニングコールを5時15分にお願いして、持参の目覚まし時計も5時にセットする。翌日寝坊したら、計画が丸潰れになる。それは避けたい。23時にベッドに入った。

 

【2013/10インドネシア】(目次

14,ジャカルタ2日目の昼:2013/11/2【2013/10インドネシア】

15,ジャカルタの通勤列車(1):2013/11/2【2013/10インドネシア】【←本記事】

16,ジャカルタからチラチャップへ:プルウォジャヤ(Purwojaya)72列車:2013/11/3【2013/10インドネシア】

 

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