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18,高松琴平電鉄琴平線:1200形:2023/10/22【2023/10四国】

投稿日:2023年12月16日

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高松琴平電気鉄道(ことでん)は、香川県の高松を起点として、高松築港~琴電琴平間の32.9kmを結ぶ琴平線、瓦町~長尾間の14.6kmを結ぶ長尾線、瓦町~琴電志度間の12.5kmを結ぶ志度線の3路線を運行している鉄道会社である。

今回は、ことでんの1日乗車券を購入して、ことでんの3路線に全線乗車をすることにしていた。まずは琴平線から始めることにする。琴平線は、先述の通り高松築港と琴電琴平間の32.9kmを結ぶ路線で1926年に開業、1955年に現在の形となった。高松から琴平へはJRでも瀬戸内海側の多度津周りで行くことができ、実際に1時間に1本程度、直通する普通列車もある。ことでん琴平線は、JRよりも南側を走行し、高松市から綾川町、丸亀市、まんのう町を経て琴平町に向かう路線となっている。

 

2023/10/21:ことでん琴平線:普通:琴電琴平→高松築港

JR琴平駅と琴電琴平駅は200mほど離れている。JR琴平駅を出て、目の前に延びる道を直進する。金倉川の手前に琴電琴平駅がある。

 

琴電琴平駅。

琴電琴平駅は有人駅で、自動券売機の他に窓口がある。

 

自動販売機コーナー。

 

窓口で「1日フリーきっぷ」を購入した。1,400円也。今回は、琴電琴平から琴平線で高松築港まで乗り通し(730円)、高松築港から長尾線で長尾まで行き(550円)、最後に長尾から瓦町で乗り継いで志度線で琴電志度まで行く(690円)。普通乗車券を使うと合計1,970円であるから、元は取れる。

 

次の列車は9時12分発で、少し時間があるので、あたりを歩いてみた。まだ朝早い時間であるが、金刀比羅宮へ向かう観光客も見かけた。

 

琴電琴平駅の脇を流れる金倉川。

金倉川と琴電琴平駅。

 

琴平線の昼間時間帯の運行形態は、高松築港~琴電琴平を直通する列車が1時間に2本、高松築港~一宮の区間列車が1時間に2本である。昼間の琴電琴平発は毎時12分、42分で、次の列車は9時12分発である。

 

高松築港行きの列車は、9時02分に到着した。列車が到着すると、改札が始まり、ホームへ入ることができる。

琴平線のラインカラーは黄色で、駅名標、車両共に黄色に塗られている。ちなみに、長尾線は緑色、志度線はローズピンクである。

 

9時12分発の高松築港行きは、1200形2両編成であった。この車両は元京急700形で、1967年から1971年にかけて製造、2003年から2006年にかけて京急から譲渡され、現在では高松琴平電鉄に11編成22両が在籍している。

18m車で4ドアであるから、ドア間は近い。

方向幕。

 

車内はロングシートである。

 

ドアは片開き式である。

 

車端部は優先席である。

 

ドア上には路線図がある。

 

頭上には扇風機がある。

 

今回乗車した車両は、1967年(昭和42年)に川崎車輌で製造され、京急電鉄で700形として運用に就いた後、2003年に京急ファインテックで改造が施されて高松琴平電気鉄道に譲渡された。

 

広告枠には、「さぬき弁のマナー講座」が掲示されていた。

 

列車は、定刻9時12分に琴電琴平を出発した。2両編成の列車であるが、琴平線では車掌が乗務している。

9時22分に岡田に到着した。最寄りにニューレオマワールドというリゾート施設があるらしい。この辺りは単線であり、岡田で琴電琴平行きと行き違いをした。

岡田ではまとまった乗車があり、車窓からも住宅は多く見かけるが、まだのどかな光景である。

 

綾川町を経て高松市に入り、一宮には9時51分に到着した。ここから高松方は列車の本数が倍増して、15分に1本の間隔となる。車窓から見える住宅の密度も高くなってきた。車内の立ち客も多くなる。

一宮の次は空港通りである。高松市内から空港へ繋がる空港通りと交差する地点に駅がある。空港までは8kmほどあり空港の最寄り駅ではないが、近くにある空港通り一宮という停留所から高松空港行きのリムジンバスに乗車することができるという。

空港通りを出ると、9時56分に仏生山に到着した。ここには、琴平線と長尾線の車両が所属する車両基地がある。

 

仏生山の次の太田で、一宮行きと行き違いをした。向こうは、元京王5000系の1100形であった。

 

太田を出ると複線となり、高架を上がり伏石に到着した。最寄りにはマンションもあり、高松の中心部に近づいてきたという感じになる。

10時05分に栗林公園に到着した。駅名の通り、国の特別名勝に指定されている栗林公園の最寄り駅である。

 

栗林公園を出ると再び高架に上がる。高架の琴平線のさらに上をJR高徳線が交差する。

 

地上に降り、長尾線と合流すると瓦町である。瓦町は、高松琴平電鉄の全ての路線が乗り入れるターミナル駅であり、駅ビルもある。ここでまとまった降車がある。

 

市中心部の地上を走る。

 

瓦町と終点の高松築港の間に、片原町という駅がある。

 

まもなく終点の高松築港である。

 

進行方向右手には高松城址(玉藻公園)がある。

 

高松城趾の石垣の脇を走り、終点の高松築港には10時13分に到着した。琴平からちょうど1時間である。

 

高松築港駅。JR高松駅とは200mほど離れており、徒歩5,6分ほどである。

 

この後は長尾線に直通する列車で長尾まで向かうことにするが、次の発車は10時32分で、20分弱の時間がある。この時間を使って、うどんを食べることにした。

グーグルマップでうどん店を検索して、高松築港駅から200mほどのところにある、おそらく駅から一番近いうどん店であろう「セルフ釜あげうどん 岡じま」に入った。

チェーン店の丸亀製麺などは有名であるが、実はこれまで入ったことがない。そのため、このようなうどん店の勝手が分からないまま、とりあえず「おすすめ」と書かれた「釜揚げ」の「中」を注文した。その場でうどんが渡された。レジまで伸びるカウンターに、美味しそうな天ぷらが並んでいる。海老天をとった。うどんのお椀の中にそのまま入れてしまったが、おそらくお皿を取って海老天を置くのが正解だったのだろう。あわせて650円であった。

「釜揚げうどん」とは、茹でたうどんを、水で締めずにそのまま提供する料理らしい。恥ずかしながら、このときに調べて初めて知った。美味しくいただいたが、この日の気温は20度近く、食べ終わったときには汗をかいていた。

 

【2023/10四国】(目次

17,徳島から阿波池田へ:JR徳島線:特急剣山1号:キハ185系:2023/10/22【2023/10四国】

18,高松琴平電鉄琴平線:1200形:2023/10/22【2023/10四国】

19,高松琴平電鉄長尾線:1200形:2023/10/22【2023/10四国】

20,高松琴平電鉄志度線:(1)瓦町から八栗へ:600形:2023/10/22【2023/10四国】

21,八栗ケーブル(八栗鋼索鉄道線):2023/10/22【2023/10四国】

22,高松琴平電鉄志度線:(2)八栗から琴電志度へ:700形:2023/10/22【2023/10四国】

 

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