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15,熊本電鉄菊池線・藤崎線:熊本電鉄03形:2023/9/10【2023/9九州】

投稿日:2023年10月28日

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上熊本を14時20分に出る熊本電鉄菊池線に乗車して、北熊本には14時29分に到着した。北熊本では、2分の乗り継ぎ時間で14時31分発の御代志行きに乗り継ぐ。同じホームの向かい側からの出発で、すぐに到着した。

熊本電鉄の運行形態は、上熊本~北熊本と、藤崎宮前~北熊本~御代志の2系統となっており、昼間はいずれも30分間隔である。北熊本駅では、30分ごとに、上熊本発着の列車と、御代志~北熊本~藤崎宮前の上下線が集まるようにダイヤが組まれており、乗り継ぎの便が良い。

 

2023/9/10:熊本電鉄菊池線:普通:北熊本→御代志

北熊本から乗車した御代志行きは、熊本電鉄03形での運行であった。この車両は、かつて東京メトロ日比谷線で運行していた営団(東京メトロ)03系である。2019年に投入され、中間車無しの2両編成3本が運用に就いている。

列車は北熊本を14時31分に出発した。菊池線は単線で、カーブが多く、列車はゆっくりと走る。ただ、駅間距離は総じて短く、一番長い区間で北熊本~亀井間の1.2kmであるから、すぐに次の駅に到着する。

北熊本の2つ先に八景水谷という駅がある。「はけのみや」と読むが、初見では難読である。この地名の由来は、熊本藩の3代藩主細川綱利がこの地に茶亭を造り、名勝八景を選んだことにあるという。

堀川と黒石が交換可能な駅となっており、この列車は黒石で藤崎宮前行きの列車と行き違いをした。

黒石を出ると、進行方向左側には九州沖縄農業研究センターの広大な敷地が広がる。

黒石の次は熊本高専前駅で、進行方向右側に国立熊本高専の建物が見える。。

国立熊本高専の隣には国立病院機構熊本再春医療センターの敷地が広がり、こちらにも再春医療センター前という駅がある。

再春医療センター前を出ると、すぐに終点の御代志に到着する。御代志着は14時51分であった。

上熊本から御代志までの運賃は490円である。車内一番前、運転席後ろに運賃箱があり、その運賃箱にあるICカード端末にSuicaをかざして列車を降りる。乗車時は駅の端末にSuicaをタッチしたが、降車時は車内でタッチである。

 

御代志駅駅舎。新築の雰囲気があったが、実際に2022年10月に建てられたばかりだという。ちなみに、現在はこの御代志駅が終点であるが、1986年までは13.5km先の菊池駅まで線路が延びていた。路線名の菊池線はその頃の名残であろう。

駅の外から見たホームと列車。

 

御代志駅は合志市に位置する。

駅前のロータリーも近時新たに整備されたようである。

熊本駅行きの熊本電鉄バスが1時間に1、2本ほど出発する。

14時54分発の熊本駅行きのバスが出発した。

 

飲食店は少なそうであったが、駅前にはすき家があった。

 

2023/9/10:熊本電鉄:菊池線・藤崎線:普通:御代志→藤崎宮前

御代志からは、折返しの15時11分発普通藤崎宮前行きに乗車して、終点の藤崎宮前まで向かう。

御代志駅には窓口があるが、この時間帯は無人であった。駅の入口に、交通系ICカードの入場用端末と整理券発行機が立っている。

昼間は藤崎宮前行きの列車が30分間隔で出発する。朝晩には15分間隔となる時間帯もある。

 

ホームはぱっと見ると1面2線に見えるが、実際に使われているのは片側のみである。

 

御代志駅の駅名標。

 

熊本電鉄03形。見たときにどことなく違和感を感じたが、東京メトロで走っていた頃は両側の先頭車は制御付随車であり、パンタグラフがなかった。熊本電鉄に譲渡された際に、御代志方の先頭車を電動車に電装の上、パンタグラフを2基設置したという。

 

側面。色は東京メトロの頃と同じである。

社章の貼り方も、東京メトロの頃と同じである。違和感がない。

 

行先表示器(黒石駅にて撮影)。

 

車内。

車端部には優先席と車いすスペースがある。

 

ドア。

ドア上の電光表示器は、熊本電鉄の路線図に替えられている。

ワンマン運転であるため、整理券発行機が設置された。

 

車内広告には東京メトロの24時間券の案内があった。

北熊本駅にはくまでんショップがあり、鉄道グッズ、くまもんグッズの購入ができるという。

 

この辺りは東京メトロの頃から変わっていないのだろう。2両編成であるが、一方の車両が1号車、もう一方が8号車となっていた。

1994年(平成6年)近畿車輛製造である。

 

車外の車番表示。数字の上に「ワンマン」のシールが貼られている。

 

外では雷が鳴り響いている。ピカッとドカンの時間が短く、近くに落ちたかもしれない。このような荒れた天気であったが、列車は定刻15時11分に御代志を発車した。

15時15分に到着した黒石で1分ほど停車して、御代志行きと行き違いをする。

御代志行きも03形であった。

 

北熊本には15時30分に到着した。上熊本行きと接続し、御代志行きと行き違いを行う。

 

北熊本を出ると、藤崎線に入る。藤崎線は、北熊本~藤崎宮前のわずか2.3kmの路線であり、中間には黒髪町の1駅があるだけである。

黒髪町を出ると、併用軌道となっている区間がある。(進行方向後方から北熊本方を撮影)

 

終点の藤崎宮前には15時37分に到着した。御代志から藤崎宮前までは460円である。

藤崎宮前駅は1面2線の作りで、下の写真では、列車の左側が降車ホーム、右側が乗車ホームである。

 

藤崎宮前という駅名は、駅から東に400mのところにある藤崎八旛宮に由来する。熊本城まで800m、熊本市電の水道町停留場、通町筋停留場までも900m程度であり、市内中心部にも近い。

 

2023/9/10:熊本電鉄:藤崎線:普通:藤崎宮前→北熊本

雨も降っていたので、熊本市電の停留場まで歩くことはせず、藤崎宮前から北熊本を経て上熊本まで向かうことにした。

改めて藤崎宮前駅であるが、入口は、11階建てのビルの奥に位置する。

現在は商業施設は入っておらず、駅ビルは人気がない。

ビルの脇の通路を通ってホームへ行く。

時代を感じさせるベンチが並んでいる。

窓口はあるが閉ざされていた。

改札口もあるが、無人である。整理券発行機が置かれている。

乗車ホーム上に交通系ICカードの端末が置かれている。

 

藤崎宮前の駅名標。

 

先ほど乗車してきた列車が、折返し15時55分発の御代志行きとなる。

 

御代志行きの列車は、藤崎宮前を15時55分に出発して、北熊本に16時に到着した。

 

2023/9/10:熊本電鉄:菊池線:普通:北熊本→上熊本

16時02分発の上熊本行きに乗車し、上熊本には16時11分に到着した。上熊本駅は、JR鹿児島本線、熊本市電との接続駅である。藤崎宮前から上熊本までの運賃は330円であった。

 

【2023/9九州】(目次

14,熊本電鉄菊池線:熊本電鉄01形:2023/9/10【2023/9九州】

15,熊本電鉄菊池線・藤崎線:熊本電鉄03形:2023/9/10【2023/9九州】【←本記事】

16,熊本駅から肥後大津駅を経て熊本空港へ:JR豊肥本線・「空港ライナー」:2023/9/10【2023/9九州】

 

【東京メトロ03系の乗車記録】

10,北陸鉄道浅野川線:北陸鉄道03系:2022/10/21【2022/10北陸】

長野電鉄3000系:2021/8/7

 

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