少し列車に乗ることにする。プラザスラバヤから一番近い駅は、南幹線およびマラン、バニュワンギ方面への始発駅であるスラバヤ・グブン駅(Surabaya Gubeng)であり、プラザから徒歩5分程度の場所に位置する。次に乗る列車はグブン駅にも停車するが、今回は、スラバヤのもう1つの主要駅であるパサール・トゥリ駅(Surabaya Pasarturi)へ向かうことにした。15時にプラザスラバヤを出て、タクシーでパサール・トゥリ駅へ向かう。案の定渋滞に巻き込まれ、パサール・トゥリ駅に到着したのは15時30分であった。
パサール・トゥリ駅は、スラバヤとジャカルタを結ぶ北幹線の始発駅である。建物もさぞかし立派なのかと思いきや、意外とそうではなかった。しかし、横に長く、人で賑わっており、大都市の主要駅という雰囲気は十分にあった。
2019/8/3:Ekonomi Lokal:444:Surabaya Pasar Turi→Sidoarjo
ここからは、エコノミー・ローカル(Ekonomi Lokal)という列車でシドアルジョまで行く。この列車は、北幹線のボジョネゴロを起点とし、スラバヤのパサール・トゥリ、グブンを経て、スラバヤ郊外のシドアルジョまで向かう列車である。出発は16時20分で、料金はRp6,000であった。座席は指定制で、乗車券には座席番号が書かれていた。
まだ昼ご飯を食べていなかったので、ソラリア(SOLARIA)というファミリーレストランに入る。インドネシアでしばしば見かけるチェーンのレストランである。この店に入ったのは初めてであるが、席に着くと、店員が、メニューがすべて書かれた注文票を持ってきて何かを言う。どうやら、自分が食べたいメニューについて、注文票に自分でチェックを入れて、それを持ってレジに行き精算する、という仕組みらしい。メニューは豊富にあり、どれにしようか迷うが、結局、チャプチャイ・シーフードとご飯のセットを注文した。Rp48,000であった。
少し待つと、チャプチャイ・シーフードとご飯が運ばれてきた。中華丼を彷彿させるものであった。エビと野菜がたっぷり入っており、美味しく頂いた。
待合室に行く。優等列車と3等Ekonomi主体の列車とでは待合室が異なっており、今回は3等Ekonomiの方に入る。
待合室内。軽食店がいくつかある。
ベンチでは、ネコがお休みになっていた。
ほとんど動いていないように見えたので不安を覚えたが、元気そうであった。
16時15分、駅員が改札口を開ける。エコノミー・ローカル444列車、シドアルジョ行きは3番線に停車していた。2番線には16時30分発のバンドン行きハリナ(Harina)が停車中であり、ハリナのデッキを通って3番線へ向かう。
車内は、従来からの3等Ekonomiの内装であった。6人掛けと4人掛けのボックスから構成されていた。パサール・トゥリからの乗車客は十数人であったが、北幹線沿線からの客で車内はほとんど満席であった。
車内(終点シドアルジョにて撮影)。
運行路線図。
パサール・トゥリを定刻16時20分に出発し、グブンへと向かう。市場の下をくぐり、踏切を渡り、高架線を走る。この区間は、2015年2月にジャヤバヤ(Jayabaya)で乗車している。今回は窓側に客がいるので、写真は撮らない。
【→2015年2月のジャヤバヤ号乗車記録はこちら】
進行方向左手にスラバヤ・コタ駅が見える。まもなく、コタからの線路と合流する。プルタミナの貨物列車と一時併走する。こちらが徐行したので、停止して、向こうを先へ行かせるのかと思いきや、向こうが停車して、こちらが追い越した。
16時40分、スラバヤ・グブンに到着した。ここで客がほとんど降りていく。北幹線沿線からスラバヤ・グブン地区への一定の需要を拾うことはできているようである。グブンから乗ってくる客もわずかながらいる。
グブンを出ると、ウォノクロモ(Wonokromo)、ワル(Waru)、ゲダンガン(Gedangan)の順に停車する。
終点のシドアルジョには17時20分に到着した。
シドアルジョ駅出口。
2019/8/3:Ekonomi Lokal:446:Sidoarjo → Surabaya Pasar Turi
ここまで乗車してきた列車は、折り返し、18時15分発のエコノミー・ローカル446列車となり、スラバヤのパサール・トゥリまで運行する。
切符売り場でパサール・トゥリまでの乗車券を購入する。
乗車券。Rp6,000也。
シドアルジョ駅。
少し待つと、すぐに日が暮れた。
18時過ぎにホームに入る。
奥のホームで停車中のエコノミー・ローカル446列車パサール・トゥリ行き。
18時15分発のパサール・トゥリ行きエコノミー・ローカルは、3分の遅れでシドアルジョを出発した。
車内は空いており、ほとんど客は乗っていない。
切符の売り方のせいなのだろうか、1号車の前の方に客が集められていた。
列車は、シドアルジョを出ると、ゲダンガン、ワル、ウォノクロモの順に停車する。
グブン駅に到着する前に車掌が検札に来る。どこまで行くのかと聞かれたので、パサール・トゥリまでと答えると、4号車に移動するようにと言われる。
グブンには19時に到着した。もともと客は少なかったが、ここでほとんどの客が降りた。19時04分にグブンを出発する。4号車へ移動する。
他の車両のエアコンは切られていた。
終点のパサール・トゥリには19時18分に到着した。ここまで乗車したのは数人であった。インドネシアでは出発用の改札と到着用の改札が分けられている例が多く、この駅も例外ではないようだが、駅員は客を出発用の改札に誘導し、出発待合室を経て外に出た。
パサール・トゥリ駅から、オジェッでドンドロ通り(Jl. Kedungdoro)まで向かい、そこの屋台で夕食にする。魚屋の屋台に入り、魚一匹と空心菜炒めを注文した。
魚をアップで。
空心菜炒め。
ネコがウロウロしていた。
徒歩でホテルに戻った。途中のコンビニでデザートを購入した。
【2019/7インドネシア】(目次)
16,スラバヤ:潜水艦博物館・プラザスラバヤ:2019/8/3【2019/7インドネシア】
17,スラバヤからシドアルジョへ:エコノミー・ローカル(Ekonomi Lokal):2019/8/3【2019/7インドネシア】【←本記事】
18,スラバヤからワルヘ:コミューター(Komuter)277列車:2019/8/4【2019/7インドネシア】
【過去のスラバヤ近郊列車の乗車記録】
10,シドアルジョからモジョケルトへ:ジェンガラ(Jenggala):2015/2/23【2015/2インドネシア】
29,シドアルジョからスラバヤへ:コミューター(Komuter)258列車:2014/2/25【2014/2インドネシア】
28,スラバヤからシドアルジョへ:コミューター(Komuter)257列車:2014/2/25【2014/2インドネシア】
20,ポロンからスラバヤへ:コミューター(Komuter)240列車:2013/3/22【2013/3インドネシア】
19,スラバヤからポロンへ:コミューター(Komuter)239列車:2013/3/22【2013/3インドネシア】