2010/9/6:縦貫線:莒光號20次:苗栗→新竹
次は新竹に向かう。
14時25分の莒光号の指定券を購入する。

苗栗駅改札口。

莒光号には2種類の客車があるが、この列車は改装前の車両であった。改装前か後かは、列車を見なくても、時刻表に車いすの表示がついているかいないかで判断できる。車内も改装前の車両と後の車両では、ドアが手動か自動か、電光表示器が設置の有無、シートの形状で違いがある。

新竹までは30分である。14時58分に到着する。
新竹には駅舎を見に来たのだが、屋台の中に廟があるという新竹城隍廟は見てみたい。地図を持っていなかったので、駅の付近に観光案内所がないかと探すが、少なくともすぐには見つからない。
同行者もいるのであまりあてもなく連れ回すのは申し訳ないが、直感で、大きい道を新竹市役所の方へ歩く。新竹市役所は煉瓦造りの古い建物である。向かいには消防署、警察署がある。こちらの建物もなかなか趣のある建物である。

警察署の前に警察官が立っていたので、道を教えてもらうついでに、地図はないかと聞いてみる。警察官は署内に戻って探してくれたが、我々のところに戻ってくると、「あそこに行けばある」といった感じで市役所を指さす。たしかに、市役所なら観光客向けの地図はありそうである。

見栄えは趣のある市役所だが、中は予想外に普通の建物であった。カウンターに行き、観光客向けの地図はないかと聞く。係のおばちゃんは、我々を外にある観光課の建物まで連れて行ってくれ、そこでやっと地図をもらうことができた。
新竹城隍廟に着く。寄り道せずに歩けば、新竹車站からおよそ15分程度だろうか。

屋台群の中に廟があるというか、廟の周りが屋台に占拠されているというか、そんな感じの造りであった。


人が多いが、食事時間帯ではないからか、食事をしている人はあまりいない。同行者は、素食の店で粽を買っている。日本の炊き込みご飯と同じような味だったとか。私は、別の店でスープを注文した。堅めのかまぼこのような団子が入ったスープで、台湾らしい味が美味しい。

暑かったので、ジューススタンドでタピオカ入りミルクティを買った。
2010/9/6:縦貫線:区間車:新竹→台東
新竹駅に戻る。改めて駅を眺めるが、堂々たる風格を漂わせている駅舎である。この駅舎は、日本人建築家の松崎万長氏によって設計され、1913年に建てられたという。台湾で現存しているもっとも古い駅舎らしい。


新竹駅駅舎内。


台中方面の列車の時刻を確認する。ちょうど良い時間に自強号や莒光号はなかったので、区間車を使うことにした。128元也。

基隆始発の16時40分発彰化行きに乗車した。車両はEMU700型、「スネ夫」と呼ばれている車両である。8両編成であった。
車内はセミクロスシートである。わりと空いていて、前向きのクロスシートに着席することができる。

ドア上には電光表示器がある。

台中には定刻18時12分に到着した。
【2010/9台湾】(目次)
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