小湊鐵道は、2026年7月31日に高速バス「学園前駅~海浜幕張駅~南船橋駅~新宿線」の運行を開始した(左記の路線名は公式ウェブサイトの時刻表の記載である。プレスリリースでは「学園前駅-千葉ベイエリア-バスタ新宿線」と案内されている)。学園前駅は京成千原線の駅で、千原線の終点ちはら台駅から千葉寄りに2つ目の駅である。この路線は、学園前駅の近隣の生実坂下にも停車するが、両停留所は、住宅街のある千葉市の生実エリアに位置する。生実エリアを出ると、千葉ベイエリアの海浜幕張駅、南船橋駅を経由して、新宿へ向かう。
バスは1日2往復設定されているが、全区間を通しで運行するのは、学園前駅発は8時50分、バスタ新宿発は17時50分発の1往復のみである。この便には、もちろん通しで乗車することもできるが、バスタ新宿と千葉ベイエリア、千葉ベイエリアと生実エリアの区間乗車も可能である。もう1往復は千葉ベイエリアとバスタ新宿の間を運行する区間便であり、こちらはバスタ新宿発が11時20分、海浜幕張駅発が15時である。
生実エリアと東京駅・銀座駅の間では、既にビィートランセグループが高速バス「マイタウンライナー」を運行している。こちらは、都心への通勤やお出かけの需要を意識したダイヤで、平日は6.5往復、土休日は5.5往復の便が設定されており、同区間では一定の需要があるといってよいかもしれない。一方、本路線は、ダイヤを見る限り、通勤需要ではなく、お買い物などのお出かけや、千葉ベイエリアでのイベントへの需要を見込んでいるようである。本数の少なさもあり、現時点では使い勝手に課題があるように感じる。本数が多ければ使いやすいのかもしれないが、小湊鐵道としても、まずは様子を見てみようというところなのかもしれない。
2026/8/2:小湊鐵道:学園前駅ー千葉ベイエリアーバスタ新宿線:バスタ新宿→学園前駅
2026年8月2日日曜日。17時50分にバスタ新宿を出発する学園前駅に乗車した。

バスタ新宿ではA2番乗り場から出発する。隣のA3番乗り場から出発する木更津行きの方は列ができていたが、こちらは前に1人いるだけである。そもそも、この路線、私が気が付かなかっただけかもしれないが、運行開始前の告知が十分になされていなかったのではないだろうか。小湊鐵道の公式ウェブサイトのプレスリリースも、運行開始前日に更新されたように見受けられた。

この日の17時50分発の便に充当された車両は、韓国ヒュンダイ製のユニバースであった。

後部の行先表示機では、「学園前駅」「南船橋駅・海浜幕張駅」が交互で表示される。


ドア脇の行先表示機では、停車する3つの駅が併せて表示されている。

車内は横4列で、トイレの設置はない。

一番後ろから1つ前の席に座ったが、一番後ろの席が高い位置にあるのがこの車両の特徴である。

バスは、定刻17時50分にバスタ新宿を出発した。客は2名だけであった。

新宿の高層ビル街を進む。


新宿出入口から首都高速4号新宿線に入る。

代々木PAの脇を通過する。

山手線や湘南新宿ラインの線路の上を通過する。

千駄ヶ谷駅付近から信濃町駅付近までは、JR中央・総武線の線路と寄り添う。


信濃町付近からはトンネルに入り、赤坂見附の方へ抜ける。

三宅坂JCTで都心環状線に入り、千鳥ヶ淵を通過する。

竹橋JCTを通過する。

神田駅と東京駅の間で、中央線や山手線、東北新幹線などの線路と交差する。

日本銀行本店の脇を通過する。

江戸橋JCTで6号向島線に入り、18時07分、箱崎JCTを通過した。

箱崎JCTで9号深川線に移り、隅田川大橋で隅田川を渡る。

辰巳JCTを18時13分に通過し、湾岸線に入る。

荒川を渡る。

続けて旧江戸川を渡り、東京都から千葉県に入る。

江戸川を渡ると高谷JCTで、ここから東関東自動車道に入る。

船橋競馬場の脇を通過する。

18時29分、谷津船橋ICで高速を降りる。

船着き場や倉庫といった、港湾地域の光景がある。




突如大きなマンションが現れる。

LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ東京ベイ)の脇を通過する。なにかのイベントの終了時刻と重なったのか、大勢の客が会場から南船橋駅方向へ歩いているのが見える。

南船橋駅の南口2番乗り場には18時39分に到着した。定刻は18時50分であるため、11分の早着である。ここで1名降りていき、客は私だけになった。この路線は千葉ベイエリアから生実エリアまでの間でも乗車可能であるため、定刻まで停車する。
前述の通り、駅近くのLaLa arena TOKYO-BAYでイベントが行われていたようで、このバス停付近にも多くの帰宅客が歩いていた。これだけいれば、何人か生実方面に住んでいる人もいそうであるが、このバスに目を止める客はおらず、皆、駅に吸い込まれていく。
定刻18時50分、バスは南船橋駅を出発した。結局、乗ってくる客はおらず、客は私だけであった。

南船橋駅付近でイベント客が多かったことから、渋滞も起きており、その影響であろう、海浜幕張駅に到着したのは、定刻4分遅れの19時14分であった。海浜幕張駅では、大半のバスが北口のバスターミナルから出発するところ、この路線は、公園改札の1番乗り場から出発する。駅の外れにひっそりとある停留所といった感じであり、この付近は人通りも少ない。


海浜幕張駅からの乗車客はおらず、19時15分に出発した。

19時20分、湾岸千葉ICから東関東自動車道に入る。宮野木JCTで京葉道路に入り、19時33分、蘇我ICで高速を降りた。
生実坂下には19時35分に到着した。千葉市中央区生実町に位置し、周りには住宅街が形成されている。

終点の学園前駅には19時40分に到着した。運賃は降車時に支払う。交通系ICカードが使用でき、新宿から1,400円であった。


学園前駅は京成千原線の駅で、千葉市緑区おゆみ野1丁目に位置する。かつて、この駅付近で明治大学のキャンパス誘致計画があったことから、駅名が「学園前」となったらしい。結局その移転計画は中止となり、駅名だけが残って現在に至るという。

駅のロータリーには停留所のポールが2つあり、1つはビィートランセグループの東京駅方面行きのものである。平日は6本、土休日は5本、学園前駅発の便はいずれも午前中の運行で、平日の始発は5時19分である。

もう1つは小湊鉄道のポールであったが、こちらは、時刻表を見る限り、8時50分の新宿行きのほかは、7時16分の鎌取駅行きのみである。ただ、近隣に学園前駅入口という停留所があり、ここまで行くと鎌取駅と千葉駅、蘇我駅を結ぶ路線バスがある。

学園前駅の横にはテニスコートがあり、ボールを打つ音が響いている。

辺りは住宅街となっている。駅のすぐ側にはコンビニなどの商業施設はなく、駅前は暗い。


【東京駅~おゆみ野・ちはら台間の高速バスの記録】
東京からちはら台へ:西岬観光「マイタウンライナー おゆみ野・ちはら台線」:2025/4/29
【小湊鐡道の乗車記録】
成田空港から茂原駅へ:小湊鐵道「茂原~成田空港線」:2026/3/21
川口駅・赤羽駅から成田空港へ:小湊鐵道「川口駅・赤羽駅~成田空港線」:2025/5/4
4,ちはら台から鎌取へ:小湊鐵道:2010/5/22【2010/5関東】
【ヒュンダイ・ユニバースの乗車記録】
16,熊本市内から熊本空港へ:産交バス「空港リムジンバス」:2025/1/1【2024/12九州】
19,鹿児島中央駅から鹿児島空港へ:鹿児島交通「鹿児島空港連絡バス 鹿児島市内線」:2021/12/13【2021/12九州】
東京から仙台へ:桜交通「さくら高速バス/ST08便」:2019/10/10
2,仙台から高崎へ:日本中央バス「仙台ライナー」:2011/10/14【2011/10関東】