2021年4月3日土曜日。京急大師線に乗ってきた。
首都圏の路線にはほとんど乗っているつもりであるが、まだこの路線には乗っていなかった。京急大師線は、京急川崎と小島新田を結ぶ京浜急行電鉄の路線であり、途中に川崎大師の最寄り駅である川崎大師駅がある。この路線はわずか4.5kmの短い路線であるが、途中に5駅ある。したがって、駅間距離は短く、一番長い区間で京急川崎~港町の1.2kmである。歴史は古く、川崎大師への参拝客輸送を目的として、大師電気鉄道によってこの路線の一部が開業したのは1899年のことである。
2021/4/3:京急大師線:京急川崎→小島新田
大師線は、京急川崎駅の地上ホームから出発する。「大師線のりば」の下に「(川崎競馬場方面)」とあるが、京急川崎駅の次の港町駅が川崎競馬場の最寄り駅である。
京急川崎駅のホーム上に東照という和菓子店があった。ここで「かわっぴら餅」を購入した。135円也。薄いよもぎ餅の中に粒あんが入っているお菓子である。川崎の名物らしい。
土休日は9時台から20時台まで10分間隔での運行である。今回は京急川崎を17時14分に出発する小島新田行きに乗車した。列車は3番線からの出発である。
車両は1500形4両編成である。大師線は基本的にこの車両による運行である。
京急川崎を出発すると、高架上の本線へ上がる線路を左に見つつ、右へと曲がる。少しの間左右にマンションが建ち並ぶ。第一京浜の下を通り、右、左と曲がると、港町駅である。川崎競馬場の最寄り駅である。
港町駅を出ると、直線を走り鈴木町駅に至る。この区間、左右には味の素の工場が広がる。次の鈴木町駅は、1929年の開業当時は味の素前を名乗っていた。1944年に鈴木町駅に改称されたらしいが、この鈴木町という地名も味の素の創業者である鈴木三郎助氏に由来するという。
鈴木町を出ると次は川崎大師である。この区間が大師線の中でもっとも駅間距離が短く、0.5kmである。車内からは、鈴木町駅を出た時点で川崎大師駅が見える。
川崎大師から東門前の間は、せいぜい6,7階だろうか、そこまで高くはないマンションが左右に並ぶ。
東門前を出ると、地下に入る。かつては、このまま地上を走っていたが、2019年に地下化された。正面にはまだ地上線時代の面影がある。
地下に入りすぐに大師橋に停車する。かつては産業道路駅と言ったが、2020年3月に大師橋駅と改名された。すぐ近くに多摩川に架かる大師橋があり、大師橋を渡ってまっすぐ行くと京急空港線の大鳥居駅であるという。
大師橋を出ると、再び地上に上がり、終点の小島新田に到着する。1面2線の構造である。列車は左側の1番線に到着した。
京急川崎からわずか9分、17時23分の到着であった。
小島新田駅は工事中であった。
小島新田駅。
【京急線の乗車記録】
5,久里浜から品川へ:京急線:快特:ウィング・シート:2020/10/3【2020/10千葉・神奈川】
3,京急本線・久里浜線・逗子線・羽田線:2012/3/28【2012/3中国・ロシア】