関東鉄道竜ヶ崎線は、佐貫と竜ヶ崎を結ぶ路線である。1900年にJR常磐線(当時日本鉄道土浦線)の佐貫駅が開業したのと同時に開業した。総延長は4.5kmと短く、現在の中間駅は入地の1つだけである。終点の竜ヶ崎駅を含め、全区間が茨城県龍ケ崎市に所在するが、路線名は、読み方は同じものの「竜ヶ崎線」、終点駅も「竜ヶ崎」となっている。
2025/5/4:関東鉄道竜ヶ崎線:佐貫→竜ヶ崎
2025年5月4日日曜日。土浦から常磐線で東京方面へ戻る途中、途中の龍ケ崎市駅から関東鉄道竜ヶ崎線が延びていることを思い出した。この路線には2011年に乗車しているが、その際は夜であったため、改めて乗り直すことにした。
JR常磐線を龍ケ崎市駅で降りる。かつては「佐貫」と名乗ったが、2015年に龍ケ崎市駅に改名した。もっとも、その際に関東鉄道の方は駅名を変更しなかったため、同一駅ではあるものの、JR常磐線は龍ケ崎市、関東鉄道竜ヶ崎線は佐貫と、駅名が異なることになった。さらに、関東鉄道竜ヶ崎線の終着駅は竜ヶ崎であるから、逆に改名は紛らわしかったのではと他人事ながら思うが、竜ヶ崎線を利用するのは基本的には地元民であろうから、さほど問題は無いのかもしれない。
龍ケ崎市駅の東口側に関東鉄道佐貫駅がある。
足跡が佐貫駅へ続いている。
JR龍ケ崎市駅。
そこからまっすぐ進むと、関東鉄道佐貫駅である。屋根伝いに行くことができる。
関東鉄道竜ヶ崎線は1時間に1本から2本の運行で、1本の車両が行ったり来たりする運用である。
正面側から関東鉄道佐貫駅を見る。駅は竜ヶ崎プラザホテル新館の1階にある。
正面側の入口から入る。
自動券売機。竜ヶ崎までの運賃は250円で、交通系ICカードを使うと243円である。
改札口は無人である。
15時19分に、竜ヶ崎からの列車が到着した。これが折り返し15時25分発の竜ヶ崎行きとなる。
佐貫駅駅名標。
車両はキハ2000形1両編成である。
佐貫駅、入地駅、竜ヶ崎駅共に、竜ヶ崎行きの列車では進行方向右側にホームがあるので、運転台も左側ではなくホームのある右側にある。運転台の横は広く空いており、前面展望できる。
竜ヶ崎線では「サイクルトレイン」を実施しており、時間帯によっては自転車を載せることができる。
竜ケ崎市にはご当地グルメ「竜ケ崎コロッケ」があるとのことで、つり革にもコロッケが刺さっている。関東鉄道でもコロッケ店の割引券が付いた竜ヶ崎線のフリー乗車券「竜鉄コロッケ☆フリーきっぷ」を販売している。
キハ2000形は1997年に新潟鐵工所で製造された。
定刻15時25分に佐貫を出発した。
15時28分に入地に到着した。
入地を出ると、矢印の位置が変わった。
車窓から。
終点の竜ヶ崎に到着する直前に、竜ヶ崎線の車両基地が見える。正面に見えるのは1981年に製造されたキハ532形で、現在は土曜日に運用に就いているらしい。
竜ヶ崎には15時32分に到着した。
竜ヶ崎駅駅名標。
列車は折り返し15時35分発の佐貫行きとなった。
竜ヶ崎駅改札口。
竜ヶ崎駅。
駅前には商店が並んでいる。
【関東鉄道の乗車記録】
3,関東鉄道竜ヶ崎線:2011/8/12【2011/8アメリカ合衆国】