引き続きハイデルベルクの街をぶらぶらと歩くことにする。
観光客向けのメインストリートであるハウプト通り(Hauptstr.)をビスマルク広場(Bismarkplatz)方へ歩く。
まもなく、左側の道の奥に教会が現れる。そこに向かう。地図を見るとイエズス教会とのこと。この教会は中に入ることもできたので、入ってみる。近代的な作りであったが、教会としての落ち着きを保っている。新旧融合という言葉がふさわしいのだろうか、良い雰囲気であった。
Hauptstr.(ハウプト通り)を歩く。アイスクリームを食べている人が多い。アイスクリーム屋さんも所々にあるので、せっかくなので入って1つ買う。
その後少し歩くと、大学広場(Universitäts-platz)がある。
ハイデルベルクの大学はドイツで一番古く、1386年に創設されたといわれている。
ここでは、ハイデルベルク大学の大学牢を見ることができるという。なぜ大学に牢獄がと思われるかもしれないが、ハイデルベルク大学は1700年代から1900年代前半までは治外法権で、警察が学生を処罰することができなかったという。そこで、ハイデルベルク大学が自前で牢を作ったというわけである。主に軽犯罪、それも社会的な法益を侵害するものではない犯罪(今では犯罪にすら当たらないものもあるが)を犯した者を閉じこめておく場所として利用されたらしいが、牢に入っていても大学の授業を聞くことはできたという。もっとも、さぼりの場としても利用されたと伝えられている。壁には、びっしりと落書きがある。ドイツ語をまだ読めぬので内容は分からないが、自分の罪状について書いた者もいれば、それこそ落書きをした者もいるらしい。
大学牢の横の建物は博物館となっている。2階には今でも実際に使われているという講堂があり、そこは厳かな雰囲気であった。
時間が15時近くになったので、一旦ハイデルベルク観光を切り上げて、シュパイヤー大聖堂を見に行こうかと思案する。
2012/3/3:Bus:35:Universitätsplatz → Bismarkplatz
大学広場(Universitätsplatz)からバスでビスマルク広場に出る。
2012/3/3:Tram:5:Bismarkplatz → HD Bahnhof.
ビスマルク広場でトラムに乗り換え、ハイデルベルク駅へ行く。
トラム。
ハイデルベルク駅のカウンターでシュパイヤーに行く列車について聞くと、次は15時43分発で、シュパイヤー到着が16時半とのことであった。シュパイヤー大聖堂の見学時間はガイドブックによると17時までとのことで、かなりぎりぎりになる。ゆっくり見たいので、この日は諦める。
駅構内のパン屋でピザとタルトを食べる。
もう一度、目抜き通りであるハウプト通り(Hauptstr.)に戻ることにする。
【2012/2ドイツ】(目次)
47,ハイデルベルク:哲学者の道:2012/3/3【2012/2ドイツ】
48,ハイデルベルク:旧市街(1):2012/3/3【2012/2ドイツ】
49,ハイデルベルク:ハイデルベルク城:2012/3/3【2012/2ドイツ】
50,ハイデルベルク:旧市街(2):2012/3/3【2012/2ドイツ】【←本記事】
51,ハイデルベルク:旧市街(3):2012/3/3【2012/2ドイツ】