2011/10/14:上信電鉄上信線:普通:高崎→下仁田
上信電鉄上信線は高崎と下仁田の33.7kmを結ぶ路線である。上野鉄道として全線が開通したのは1897年であり、当時は軌間762mmの軽便鉄道規格の路線であったという。1924年に1067mmへの改軌と電化が行われ、現在に至る。
上信電鉄の始発列車は、高崎を5時52分に出発する。仙台ライナーの1時間早着は予想できていたのでたぶん間に合うだろうと踏んでいたのだが、案外ギリギリである。高崎バスセンターでバスを降り、高崎駅へ小走りで移動する。バスで移動するよりも早いと思って高崎バスセンターで降りたのだが、やはりバスよりも早く駅に着いた。
階段を上って下りて、上信電鉄のホームへ向かう。走ってくる私を駅員が見ている。これで置いて行かれることはないだろう。本当は1700円の1日乗車券を購入したかったが、私のせいで列車が遅れるのはさすがに申し訳ない。正規運賃で下仁田までの片道切符を購入する。
幸い、列車出発1分前には車内に入ることができた。
列車はなかなかおもしろい編成であった。2両編成であるが、下仁田寄りは両運転台、高崎寄りは片運転台であった。モーター車は下仁田寄りの編成のみである。見た感じ、なかなか古そうな車両である。
中間に組み込まれた運転台。
ドア。クリーム色が美しい。
定刻に高崎を出発する。車内には3人しかいない。
南高崎と根古屋の間に信号所があり、そこで運転停車をする。下仁田からの始発列車と交換する。
上信線は全列車でワンマン運転を実施している。駅に到着するたびに、運転手が運転室のドアを開け、客室の方を振り返る。降りる客、乗る客には丁寧に頭を下げている。好感が持てる。
途中駅からは、わずかではあるが高校生が乗車してくる。
駅舎は古いものが多い。また、有人駅も多い。のんびりとした雰囲気がある。
馬庭駅。
どこの駅だったか。
上州富岡駅から徒歩10分のところに、富岡製糸場がある。明治5年に創業、日本の近代化に貢献した製糸場である。乗っていた列車は、富岡製糸場のラッピング車両であった。車内にも、富岡製糸場の宣伝や説明が掲示されていた。
上州一ノ宮駅。
南蛇井駅。「なんじゃい」と読む。
下仁田の一つ手前の千平を出ると、山の中に入っていく感じになる。千平を出てすぐに信号所があり、そこで下仁田からの列車と交換する。元西武の車両であった。
終点の下仁田には6時52分に到着した。
世界遺産のラッピング。
出口へ。
外側から見た改札出口。
下仁田駅駅舎。歴史のありそうな駅舎である。
下仁田駅前にはバス停がある。上野村へ行くバスが日に数本出ているようであった。
2011/10/14:上信電鉄上信線:普通:下仁田→高崎
下仁田に用があってきたわけでなく、上信線に乗るために来たのであるから、そのまま折り返す。高崎までの乗車券を購入する。
ホームへ向かう。
乗車列車の向かいに停車していた車両。
帰りは、7時09分発の高崎行きで高崎へ戻る。来た時と同じ車両であった。途中、高校生や通勤客が多く乗ってきたが、土曜日であるからか、立ち客がぽつぽつと出る程度であった。終点高崎には8時09分に到着した。
【2011/10関東】(目次)
2,仙台から高崎へ:日本中央バス「仙台ライナー」:2011/10/14【2011/10関東】
3,上信電鉄上信線:2011/10/15【2011/10関東】【←本記事】
4,高崎から桐生へ:JR両毛線:2011/10/15【2011/10関東】