ジェイアール東海バス、ジェイアールバス関東、京王バス、しずてつジャストラインの4社は、新宿・渋谷と清水・静岡を結ぶ高速バス「新宿・渋谷~清水・静岡線」を共同で運行している。2025年11月時点では、平日は1日11往復、土休日は12往復の運行で、新宿と静岡の間を3時間20分~40分程度で結ぶ。新宿から清水・静岡までの運賃は3,300円である。
この路線は、細かく見ると3つの系統に分かれており、静岡県側の清水から静岡間で、東海道本線の北側の静岡県道67号静岡清水線、通称「北街道」に沿って走行する「北街道」経由、南側の静岡県道407号静岡草薙清水線、通称「南幹線」に沿って運行する「南幹線」経由、清水を経由せずに東名高速道路の日本平久能山SICを経由する「久能山SIC」経由がある。北街道経由が6往復、南幹線経由が5往復、久能山SIC経由は土休日に1往復のみの運行である。
時刻表を見ると、バスタ新宿発静岡行きの北街道経由の最終便が22時25分、南幹線経由の最終便が22時55分と、夜遅くに新宿を出る便があるのが目に付く。22時55分発の便が終点の静岡駅に到着するのは2時22分であり、これは、数ある昼行高速バスの中で終点に到着する時刻が最も遅い便であろう。なお、この夜の2便は、いわゆる深夜運賃が加算されるということなのだろう、運賃が他の便よりも300円高い3,600円となっている。
2025/10/16:京王バス:新宿・渋谷~清水・静岡線(南幹線経由)23号:バスタ新宿→静岡駅(北口)
2025年10月16日木曜日。バスタ新宿を22時55分に出る静岡行きのバスに乗車する。この路線の乗車券は、京王バス系の「ハイウェイバスドットコム」とJRバス系の「高速バスネット」のいずれでも購入可能である。いずれのサイトでも座席指定が可能であるが、シートマップを見る限り、少なくとも今回乗車する22時55分発の便に関していえば、「高速バスネット」の方が扱っている座席数が多いようである。出発3時間前の段階で、座席はほどよく埋まっており、2席並びで空いているところは既になかった。結局、今回は、「ハイウェイバスドットコム」で乗車券を購入した。ハイウェイバスドットコムの割引により、運賃は3,530円であった。
忘れ物を取りに家に戻るなどしていたため、バスタ新宿に到着したのはバスの出発5分前の22時50分であった。22時55分発の静岡行きはB4乗り場からの出発である。この便の担当は京王バスであった。

新宿からの乗車客は既に乗車しており、私が最後の客であった。1Cの席に座る。
車内は横4列で後部にトイレが設置されている。(後程撮影)

目の前には折り畳み式のテーブルがある。

各座席に1つずつUSBポートが用意されている。

1列目なのですぐ前が壁であるが、足を少し伸ばすことができるように、下部には切れ込みがある。

前の液晶モニターで案内表示が行われる。

定刻22時55分にバスタ新宿を出発した。この時間帯に出発するバスは大半が夜行バスであり、この後に出発する昼行便は、23時10分発のJRバス関東運行のマロニエ新宿31号佐野新都市バスターミナル行きと、同じく23時10分発の小湊鉄道運行の木更津駅行きのみである。前者は終点の佐野新都市バスターミナルに0時38分、後者も終点の木更津駅に0時27分に到着する。

甲州街道を進み、西参道口交差点を左折、参宮橋駅前を通過して、代々木公園の脇を通り、代々木公園交番前交差点で右折、富ヶ谷交差点を左折して山手通りに入る。神泉町交差点を左折して玉川通りに入ったのち、道玄坂上から道玄坂方向へ進み、渋谷マークシティへ向かう。
渋谷マークシティには23時15分に到着した。一定数の乗車があり、私の隣にも客が来た。ちなみに、渋谷マークシティに停車するのは南幹線経由と日本平久能山SIC経由の便のみで、北街道経由の便は通過する。


23時20分に渋谷マークシティを出発した。
23時25分、池尻出入口から首都高速3号渋谷線に入る。池尻から用賀にかけては部分的に工事による車線規制がなされ、池尻では合流による渋滞があったが、そこを抜けると、後は流れるように進む。
23時37分に東京料金所を通過し、23時40分に東名江田に到着した。東急田園都市線のあざみ野駅と江田駅からそれぞれ徒歩15分程度のところにある。ここが最後の乗車停留所であるが、ここでは乗車がなかった。3分間の停車の後、定刻23時43分に出発した。
2025年10月17日金曜日。
海老名ジャンクション付近で日を跨ぐ。
大井松田ICから先の東名高速道路下り線は左ルートと右ルートに分かれるが、この日は右ルートが閉鎖されていた。とはいえ、渋滞などはなく、スムーズに進む。
足柄SAには0時35分に到着した。ここで10分休憩となる。

バスは、トイレに近い、屋根の付いた駐車スペースに停車した。


横に並んでいるバスはいずれも夜行バスであり、カーテンが閉ざされている。カーテンが全開で車内の様子がよく分かるのは、今回乗車した京王バスだけである。ちなみに、23時に東京駅を出発する名古屋行きのドリームなごや1号に乗車すると、ちょうど足柄SAでこの京王バスの静岡行きと鉢合わせする。私自身、この静岡行きのバスの存在を知ったのはドリームなごや1号に乗車した時であった。

トラックも大挙して休憩している。

足柄SA。

0時45分に足柄SAを出発した。新東名高速道路と分かれる御殿場JCTを過ぎると、交通量がめっきり減った。
蒲原付近を過ぎると、東名高速道路は駿河湾に沿って進む。夜なので海の様子はわからないが、漁港は照明で照らされており、幻想的である。
1時34分、清水ICで東名高速道路を降りる。

1時43分、定刻より3分早く清水駅前に到着した。ここで早速一定数の客が降りていく。JR東海道本線との接続駅であるが、終電は上下線ともに0時前である。

清水駅を出ると、南幹線に沿って静岡駅を目指す。桜橋駅前、草薙一里山、草薙駅南、東静岡駅(南口)の順に停車する。各停留所でパラパラと客が降りていく。
東静岡駅を出ると、南幹線から離れる。次は終点の静岡駅である。


終点の静岡駅には、定刻より6分早く2時16分に到着した。

本日の車両は、三菱ふそう・エアロエース「杉並210あ203」であった。エアロエースのドアはプラグドアが主流であり、折戸の車両に乗車したのは今回が初めてである。

静岡駅は閉鎖されていた。静岡駅の初電は4時40分の寝台特急サンライズ出雲・瀬戸号東京行きで、普通列車であれば下りが5時の浜松行き、上りが5時01分の沼津行きである。


【京王バスグループの高速バス乗車記録】
2,東京から松山へ:西東京バス「オレンジライナー」:2025/9/27【2025/9広島】
10,長野から東京へ:京王バス「新宿・池袋~長野線 6030便」:2025/5/17【2025/5北陸】
2,東京から高山へ:京王バス「新宿~飛騨高山線 7001便」:2025/5/16【2025/5北陸】
16,名古屋から東京へ:京王バス「新宿~名古屋線 9004便」:2024/12/24【2024/12北海道】
八王子から四万温泉へ:西東京バス「高崎・伊香保・四万温泉号(八王子線)」:2024/11/16
30,羽田空港から国分寺へ:京王バス: 2024/1/1【2023/12四国】
仙台から東京へ:京王バス「新宿・渋谷~仙台・石巻線 9502便」:2022/4/23
新宿から高尾へ:西東京バス「通勤ライナー」:2021/11/12
20,塩尻から東京へ:京王バス東「新宿~木曽福島線:3904便」:2020/1/12【2020/1東海】