東京から岐阜県の飛騨高山までは、京王バスと濃飛バスが共同で「新宿~飛騨高山線」を運行している。東京を出ると中央自動車道を松本まで進み、そこから安房峠を越えて高山まで向かう。所要時間は5時間45分、運賃は8,000円である。2025年5月現在、定期便は1日5往復、期間運行便が1往復で、この期間運行便のうち高山行きは夜行便である。
東京側ではバスタ新宿で発着するが、2025年4月から一部便はバスターミナル東京八重洲に乗り入れるようになった。また、いずれの便も、中央道上の三鷹、深大寺、府中、日野、八王子に停車する。高山側では、平湯温泉、丹生川、高山濃飛バスセンターに停車する。
今回は、7時05分にバスタ新宿を出る高山行きのバスを予約した。京王バス系の予約サイト「ハイウェイバスドットコム」で予約すると、WEB割引が適用され、500円引きの7,500円であった。
なお、東京から高山まで列車で行こうとすると、東海道新幹線で名古屋まで行き、そこで高山本線の特急「ひだ」に乗り換えるのが一般的だろうか。所要時間は4時間程度、運賃は15,000円程度である。バスの方が2時間程度長いものの、運賃は半額で、バスも意外と便利な区間である。
2025/5/16:京王バス:新宿~飛騨高山線:バスタ新宿→高山濃飛バスセンター
2025年5月16日金曜日。
新宿を7時05分に出る高山行きに乗るべく、7時前にバスタ新宿に向かった。高山行きは空席があるものの、この日の同時間帯では、仙台行き、東京ディズニーリゾート行き、河口湖行きが満席となっていた。
7時05分発高山行きはC7番乗り場からの出発である。
車内は横4列シートで、後部の一面がトイレとなっている。
座席。
テーブル。
網ポケット。
フットレスト。
フットレストの脇にコンセントが設置されている。
定刻7時05分にバスタ新宿を出発した。
甲州街道を進み、初台出入口から首都高速4号新宿線に入る。
高井戸から中央自動車道に入る。
中央道三鷹には7時25分に到着した。
中央道三鷹は三鷹料金所の手前にあり、中央道三鷹を出発すると、すぐに三鷹料金所を通過する。
この先、中央道深大寺、中央道府中、中央道日野の順に停車する。
八王子本線料金所を7時45分に通過する。
中央道八王子には7時48分に到着した。ここで何名か乗車した。
中央道八王子が最後の乗車停留所であり、ここを出ると、テープでの案内放送があり、その後、運転手の挨拶がある。私の隣は空席だったが、2人並びで座っているところも多い。外国人観光客も何組か乗車している。
この便では高山までの間に途中休憩が3か所あり、最初の休憩箇所である談合坂SAには8時10分に到着した。ここで10分休憩となる。
談合坂SAは山梨県上野原市にある。
本日の車両は、三菱ふそう・エアロエース「練馬200か2769」であった。
山梨県から長野県に入り、諏訪湖SAには9時50分に到着した。ここで15分休憩となる。
諏訪湖SAは長野県岡谷市に位置する。展望台からは諏訪湖が一望できる。
上り線の諏訪湖SAと本線は少し下側に位置する。
諏訪湖SAの売店で、寒天大福を購入した。240円也。美味しくいただいた。
高山行きの隣に、バスタ新宿を高山行きの10分後に出発したアルピコ交通の上高地行き「さわやか信州号」が到着した。
岡谷JCTで長野自動車道に入り、10時33分、松本ICで高速を降りる。
上高地方面へ曲がる
ここから飛騨高山までは国道158号を進む。
三溝駅の付近からはアルピコ交通上高地線の線路と平行に進む。
下島駅。
松本市波田支所。
10時58分、新島々駅を通過した。
新島々駅を通過したあたりで、「これより山間部を走行します。テーブルの上、棚の上の荷物に注意を……」とのテープ放送が入る。
バスは梓川に沿って進む。
予告通り、左右にカーブしながら山道を進む。
トンネルの建設工事が行われているところもある。
入山トンネルに入る。
トンネルを出ると、奈川渡ダムである。
引き続き梓川に沿って進む。
11時37分、さわんど温泉付近を通過した。
車窓から。
11時48分、上高地へ向かう中の湯ゲートの前を左折して、梓川を渡る。
まもなく、中の湯ICから、1997年に開通した自動車専用道路の安房峠道路に入る。総延長5.6kmの安房峠道路のうち、4,4kmが安房トンネルである。トンネル内で長野県から岐阜県に入る。
11時56分、平湯ICを通過する。
車内には、平湯温泉バスターミナルに到着する旨の案内放送が流れる。
平湯温泉が近づく。
平湯温泉には、定刻10分遅れの11時55分に到着した。ここで数名降りていく。
ここで15分休憩となった。
平湯バスターミナルは、アルプス街道平湯というドライブインの中にある。バスツアーの昼食会場にもなっているようで、建物内はツアー客で賑わっていた。
駐車場には、濃飛バスの路線バスのほか、観光バスも何台か停車している。
足湯の設備があるが、この時は営業していなかった。
12時10分に平湯温泉を出発した。ここからは山を下りて高山へ向かう。
五色ヶ原入山口。
車窓から。
小八賀川に沿って進む。
丹生川には12時52分に到着した。停留所の向かいには高山市丹生川支所がある。
宮川を渡り、高山市内の中心部へ進む。
終点の高山濃飛バスセンターには13時15分に到着した。定刻が12時50分であるから、25分遅れであった。
すぐ前には、JR東海バス運行の13時20分発名古屋行き、加越能バス運行の13時20分発白川郷経由高岡行きが停車していた。
高山濃飛バスセンター。
すぐ後ろはJR高山本線の高山駅である。
【2025/5北陸】(目次)
2,東京から高山へ:京王バス「新宿~飛騨高山線 7001便」:2025/5/16【2025/5北陸】【←本記事】
3,高山から富山へ:富山地方鉄道「高山線」:2025/5/16【2025/5北陸】
【京王バス(グループ)の乗車記録】
16,名古屋から東京へ:京王バス「新宿~名古屋線 9004便」:2024/12/24【2024/12北海道】
八王子から四万温泉へ:西東京バス「高崎・伊香保・四万温泉号(八王子線)」:2024/11/16
30,羽田空港から国分寺へ:京王バス: 2024/1/1【2023/12四国】
仙台から東京へ:京王バス「新宿・渋谷~仙台・石巻線 9502便」:2022/4/23
新宿から高尾へ:西東京バス「通勤ライナー」:2021/11/12
渋谷駅から新橋駅へ:京王バス「052系統」:2021/10/26
20,塩尻から東京へ:京王バス東「新宿~木曽福島線:3904便」:2020/1/12【2020/1東海】