立山黒部アルペンルートの長野県側の起点である扇沢へは、長野駅か信濃大町駅からバスが出ている。今回は信濃大町駅から扇沢へ向かうが、こちらの路線はアルピコ交通と北アルプス交通が共同で運行しており、同区間の所要時間は約40分である。
2024/10/25:アルピコ交通:扇沢線:信濃大町駅前→扇沢駅前
新宿を朝8時に出る大糸線直通の特急あずさ5号で信濃大町まで向かい、信濃大町駅には11時16分に到着した。
駅前には、既に11時35分発の扇沢行きのバスが停車していた。この便はアルピコ交通による運行であった。
バス停の前には扇沢行きの乗車券売り場がある。今回は立山黒部アルペンルートの公式ウェブサイトで、アルペンルートの各乗り物の乗車券とセットで、信濃大町駅から扇沢駅までのバスの「オプション利用券」も合わせて購入していたので、そのままバスに乗車する。ちなみにバスの運賃は1,650円である。
この日の車両は日野・セレガ「松本200か1343」であった。
車内。
座席。
定刻11時35分に信濃大町駅を出発した。車内は半分程度埋まっている感じだろうか、外国人観光客も多かった。大半は普通にアルペンルートを観光するといった感じの人であったが、登山用の装備の人も何名かいた。
時刻表をみると、途中の北大町までは乗車専用で、その先は乗降ともに可能である。ただ、この便では、信濃大町駅を出ると、終点の扇沢駅前まで乗降ともになかった。
市街地を出ると、のどかな風景となる。
途中、大町温泉郷を通る。
大町温泉郷を過ぎると、山道に入り高度を上げる。
終点の扇沢駅前には12時過ぎに到着した。降車時に、運転手に、スマホの画面で立山黒部アルペンルートの「Webきっぷ」を提示してバスを降りる。
バスを降りると、アルペンルートの係員が待機しており、切符売り場へ案内してくれる。WEBきっぷの自動受取機で、WEBきっぷを受け取る。ここで信濃大町から扇沢までのバスの乗車券の控えが発券される。
扇沢駅の標高は1,425mである。だいぶ涼しく感じる。
山は少し色づき始めていた。
【2024/10北陸】(目次)
2,新宿から信濃大町へ:JR中央本線・大糸線:特急あずさ5号:E353系:グリーン車:2024/10/25【2024/10北陸】
3,信濃大町から扇沢へ:アルピコ交通「扇沢線」:2024/10/25【2024/10北陸】【←本記事】
4,立山黒部アルペンルート(1)扇沢から黒部ダム・黒部湖へ:関電トンネル電気バス:2024/10/25【2024/10北陸】
【アルピコ交通の乗車記録】
長野から白馬へ:アルピコ交通「長野-白馬線」:2021/9/26
長野駅から鬼無里へ:アルピコ交通「【74】鬼無里線」:2021/9/23
長野から松本へ:アルピコ交通「長野-松本線」:2021/9/10
長野駅から篠ノ井駅へ:アルピコ交通「【32】運転免許センター篠ノ井線」:2021/9/4