阪急電鉄は、京都本線、宝塚本線、神戸本線の3つの基幹路線と、いくつかの支線を有する。先ほど、嵐山線と京都本線に乗車したので、次は宝塚本線と箕面線に乗車する。
宝塚本線は大阪梅田と宝塚の24.5kmを結び、箕面線は、その途中の石橋阪大前から箕面までの4kmを結ぶ路線である。宝塚本線も箕面線も開業は1910年で、阪急電鉄の路線の中で最も古い路線である。
2024/1/27:阪急宝塚線:急行:大阪梅田→石橋阪大前
阪急宝塚線の昼間の大阪梅田発の時刻表を見ると、急行宝塚行きが1時間に6本、普通雲雀丘花屋敷行きが1時間に6本、それぞれ10分間隔で運行する。
今回は、14時00分発の急行宝塚行きに乗車して、箕面線との接続駅である石橋阪大前まで向かう。
車両は7000系8両編成であった。7000系は1980年から1988年にかけて製造され210両製造されており、今回乗車したのは1988年製造の車両であった。
「西国七福神めぐり」のヘッドマークが掲げられている。
定刻14時に大阪梅田を出発した。左側を見ると、同じく14時発の阪急神戸本線特急新開地行きが、右側を見ると阪急京都本線特急京都河原町行きが併走する。次の十三まで併走状態が続いた。
宝塚本線の急行は、大阪梅田を出ると、十三、豊中と、豊中から先の各駅に停車する。
豊中の次の蛍池は大阪モノレールとの接続駅である。
上を見るとモノレールの線路がある。
石橋阪大前には14時15分に到着した。ここで箕面線に乗り換える。
石橋阪大前駅は独特の構造をしている。宝塚本線は2面2線の単式ホームとなっており、1号線が宝塚方面、2号線が大阪梅田方面、両ホームは地下道で繋がっている。2号線と同じ面には、宝塚本線の線路に対して垂直に頭端式の5号線があり、ここから箕面行きの列車が発着する。さらに、同じ面には、かつて宝塚本線の大阪梅田方面から箕面線に直通する列車が使用していた3号線があり、地下道を渡って反対側に箕面線から大阪梅田方面に直通する列車が使用していた4号線がある。宝塚本線と箕面線とを直通する列車は現在では存在しないため、現在使われているホームは1号線、2号線、5号線だけである。
改札内には若菜そばのほか、菓子店、コンビニ、服屋がある。
ホームに洋服店があるのは珍しいと思う。
2024/1/27:阪急箕面線:普通:石橋阪大前→箕面
阪急箕面線は、石橋阪大前から箕面までの4kmを結ぶ路線で、宝塚本線と同じく1910年に開通した。中間には桜井、牧落の2駅があり、全線乗り通してもわずか6分である。
現在、箕面線の列車は10分間隔の運行で、次の列車は14時20分発である。
駅名標。
14時20分発の箕面行きに乗車した。8000系4両編成であった。
ちいかわのヘッドマークが掲げられている。
前面の行先表示。
側面の行先表示。
車内。(後ほど撮影)
列車は14時20分に石橋阪大前を出発した。桜井と牧落の間で対向列車とすれ違う。おそらく、昼間は2本の車両で行き来しているのだろう。
終点の箕面には14時26分に到着した。
列車が到着した線には両側にホームがあり、片側が降車用、片側が乗車用となっている。
箕面駅。
駅前はバスターミナルとなっている。
駅から2.8kmのところに箕面大滝という滝があり、駅の近くから、滝道と呼ばれる遊歩道で行くことができるという。
2024/1/27:阪急宝塚線:普通:箕面→石橋阪大前
折返し、14時30分発の石橋阪大前駅で石橋阪大前まで戻る。石橋阪大前には14時36分に到着した。
2024/1/27:阪急宝塚線:普通:石橋阪大前→川西能勢口
地下道を通り、1号線に行く。次の宝塚方面行きは、14時43分発の雲雀丘花屋敷行きである。少し時間があるので、1号線に面している西口から一旦外に出てみた。
駅前はアーケード街になっている。
14時43分発の普通列車に乗車して、能勢電鉄との接続駅である川西能勢口まで移動する。
この列車の行き先である雲雀丘花屋敷であるが、「ひばりがおかはなやしき」と読む。漢字6文字、知らないとなかなか読めない駅名であるが、もともと雲雀丘駅と花屋敷駅があり、この2駅が統合して1961年に開業したという。駅の位置を雲雀丘側にするか花屋敷側にするかを、雲雀丘と花屋敷の自治会長がじゃんけんをして決めたという逸話があるらしい。
川西能勢口には14時48分に到着した。
【2024/1京阪神】(目次)
4,阪急嵐山線:6300系:2024/1/27【2024/1京阪神】
5,阪急京都線:1300系:2024/1/27【2024/1京阪神】
6,阪急宝塚線・箕面線:2024/1/27【2024/1京阪神】【←本記事】
7,能勢電鉄妙見線・日生線:1700系・5100系・7200系:2024/1/27【2024/1京阪神】
8,阪急今津線・甲陽線・伊丹線:2024/1/27【2024/1京阪神】
9,阪急神戸線・神戸高速線:8000系:2024/1/27【2024/1京阪神】