【前から続く】
槻木を12時42分に出発した梁川行きの普通列車は、終点の梁川に13時25分に到着した。梁川からは、1分の乗り継ぎで、ホームの向かい側に停車している13時26分発の福島行きに乗り換えた。
2023/9/30:阿武隈急行線:普通:梁川→福島
福島行きの列車は、新型のAB900系であった。この車両は、JR東日本E721系をベースとして作られた車両で、2019年以降に順次投入され、将来的には8100系をすべて置き換えることなる。車内、車外共にE721系の色違いという感じである。
その中でも、今回乗車した車両は、「阿武急 ラプラス&ラッキートレイン」という、「宮城おうえんポケモン」の「ラプラス」と「福島おうえんポケモン」「ラッキー」がラッピングされた車両であった。
槻木寄りの車両には青をベースとしたラプラスのラッピングが施されている。(写真は福島駅にて撮影)
ヘッドマーク。
側面。
福島寄りの車両はピンクをベースとしたラッキーのラッピングが施されている。(写真は福島駅にて撮影)
車内は、E721系と同じセミクロスシートの仕様である。ただ、座席の色は、福島寄りと槻木寄りでは異なる。
槻木寄りの車両は緑色系の座席であった。
ボックスには飲み物を置くスペースがある。
一方の福島寄りの車両は、暖色系という感じである。
車いすスペース。
福島寄りの車両にはトイレが設置されている。
トイレは車いす対応の大型である。
トイレの脇にはくず物入れがある。
ドア。半自動式である。
ドア上には案内表示器がある。
広告枠では、ラプラスとラッキーが沿線の見所やポケモンに関係するスポットを紹介している。
車端部。
今回乗車した編成は総合車両製作所(J-TREC)で2020年に製造されたものであった。
列車は梁川を13時26分に出発した。
保原駅。駅舎があり、明治時代初期に建てられた旧伊達郡役所を模したものになっている。
梁川から福島までは概して駅間距離が短く、特に福島の一つ手前の卸町までは長くても1.6km程度で次の駅となる。この区間は比較的車窓が開けている。
向瀬上を出ると阿武隈川を渡る。
卸町から福島までの間は5.6kmある。卸町を出ると、東北新幹線の線路をくぐる。
東北本線と合流し、その後、福島交通飯坂線と寄り添う。飯坂線の美術館図書館前駅の脇を通過する。
再び東北新幹線の高架下を潜る。
飯坂線曽根田駅の脇を通過する。
終点の福島には13時54分に到着した。
福島駅は1本のホームの片側を阿武隈急行線、反対側を福島交通飯坂線が使用する。改札口は共用である。
改札外にある阿武隈急行線窓口、自動券売機。
【阿武隈急行線の記録】
阿武隈急行線(1):槻木から梁川へ:阿武隈急行8100系「政宗ブルーライナー」:2023/9/30
阿武隈急行線(2):梁川から福島へ:阿武隈急行AB900系「阿武急 ラプラス&ラッキートレイン」:2023/9/30【←本記事】
【福島県の民鉄路線】
福島交通飯坂線(飯坂電車):福島交通1000系:2023/9/30
9,会津田島から下今市へ:会津鉄道・野岩鉄道・東武鬼怒川線:東武6050系:2020/10/10【2020/10東北】
8,会津若松から会津田島へ:会津鉄道:お座トロ展望列車・会津浪漫花号:2020/10/10【2020/10東北】