神奈川県の川崎駅と千葉県の木更津駅との間を東京湾アクアライン経由で結ぶ高速バスがある。この区間は鉄道で向かうと東京、千葉と大回りする必要があり、時間帯によっては2時間以上を要するが、高速バスであればその半分の時間で行くことができる。
この路線を運行するのは、川崎鶴見臨港バス、小湊鐵道、東京湾横断道路サービス、日東交通の4社で、平日は1日25往復、土休日も1日16往復の運行である。特に平日朝の木更津発は一部時間帯で10分間隔での運行となっており、通勤で使う人が多そうである。また、昼間の時間帯は、東京湾アクアライン上にある海ほたるPAにも停車する。海ほたるPAで乗降可能な唯一の路線である。
2023/8/19:日東交通:木更津~川崎線:川崎駅前→木更津駅東口
2023年8月19日土曜日。21時30分に川崎駅前を出る木更津行きのバスに乗ることにした。平日であれば22時05分が最終であるが、土休日はこの21時30分発が最終便である。
木更津行きのバスは、川崎駅東口の22番乗り場から出発する。
JR川崎駅の東口を出て、そのまま階段を降りて川崎アゼリアというショッピングモールの地下に進む。地下はレストラン街となっている。
地下街の28番出口が、木更津行き高速バスの乗り場の前である。
階段を上がると22番乗り場である。
22番乗り場からは、木更津駅東口行きと三井アウトレット木更津行きが出発する。
22番乗り場付近。目の前の高架は京急本線である。
15分前にバス停に到着すると、既に日東交通のバスが停車していた。運転手はおらず、ドアも閉まっている。
日東交通は、千葉県木更津市に本社を有し、房総半島南部でバス事業を展開する会社である。本日の車両は、いすゞガーラ「袖ケ浦200か587」であった。
今回の車両は、千葉県勝浦市のラッピングバスであった。
出発10分前に運転手が戻ってきて、乗車開始となる。
車内。
モケットは青が基調である。海を泳ぐ魚がテーマだろうか。
定員重視の車両のようで、縦12列配置、シートピッチは狭めである。トイレはない。
定刻21時30分に川崎駅前を出発した。乗客は12名である。
殿町小学校を過ぎると、工場が密集する区域となる。このあたりは、かつて川崎鶴見臨港バスの「横浜浮島線」で通ったところである
【→横浜浮島線の乗車記録はこちら】
21時55分、浮島バスターミナルに到着した。浮島インターの近くにあるバスターミナルである。ここでも乗車可能であるが、ここからの乗客はいなかった。
22時に浮島バスターミナルを出発し、浮島インターから東京湾アクアラインに入る。
トンネル内で、京成バスの木更津行きを追い越す。東京駅始発の便だろうか。あちらは満席のようであった。
海ほたるを過ぎるとトンネルを抜けて、今度は橋の上を走る。
22時12分、木更津金田ICで高速を降りる。22時15分に木更津金田バスターミナルに到着した。ここで3名降りる。ターミナルには、大新東が運行する大阪行きの夜行バスも停車していた。
木更津金田バスターミナルを出ると、22時19分、再び高速に乗る。2分ほど走り、22時21分、袖ヶ浦インターで高速を降りた。
22時24分に袖ケ浦バスターミナルに到着した。ここでは降車客はいなかった。
ターミナルには22時27分発の新宿行き最終便が停車していた。
終点の木更津駅東口には、定刻より5分早く22時35分に到着した。川崎から木更津までの運賃は1,470円である。交通系ICカードでの支払いが可能であった。
木更津駅東口。新宿駅や東京駅へ行くバスは反対側の西口からの出発である。
2023/8/19:JR内房線:普通:木更津→千葉
木更津からは、22時49分発の千葉行きに乗車した。京葉線用のE233系での運行であった。その後の当駅始発の千葉行きもE233系での運行のようで、木更津駅には2本のE233系が並んだ。
10両編成の車内は空いていた。
列車は木更津を22時49分に出発し、終点の千葉には23時25分に到着した。
【東京湾アクアライン経由の高速バス乗車記録】
5,木更津から新宿へ:小田急シティバス「アクアライン高速バス」:2020/11/13【2020/11千葉】