北陸鉄道は、野町と鶴来を結ぶ石川線と、北鉄金沢と内灘を結ぶ浅野川線の2つの鉄道路線を有している。これから乗車するのは浅野川線である。
浅野川線は、JR金沢駅に直結の北鉄金沢駅を起点に、内灘町の内灘までの6.8kmを結ぶ路線である。浅野川電気鉄道によって1925年に開業、戦後に北陸鉄道が浅野川電気鉄道を合併、北陸鉄道の路線となった。現在、日中は30分に1本の間隔で列車が設定されており、朝晩は一部22分~24分間隔となる時間帯もある。
2022/10/21:北陸鉄道浅野川線:普通:北鉄金沢→内灘
石川線の野町駅を18時02分に出るバスで金沢駅へ向かい、バスが金沢駅西口に到着したのは18時30分であった。
北鉄金沢駅は東口(兼六園口)側にある。JRの駅構内を突っ切り、兼六園口を出て地下に降りると、北鉄金沢駅があった。
現在、北陸鉄道浅野川線では、8000系と03系の2つの車両が運用に就いている。北鉄8000系は、もともと京王3000系として京王井の頭線で運用に就いていた車両で、1996年より2両編成5本が投入された。03系は、もともと営団(東京メトロ)03系として東京メトロ日比谷線で運用に就いていた車両で、老朽化した8000系を置き換える目的で2020年から順次投入されている。
【→北陸鉄道03系の乗車記録はこちら】
18時36分発の内灘行きは、8000系による運行であった。
側面の方向幕。
車内。(内灘にて撮影)
連結面。
ドア。
ドア上には路線図が掲示されていた。
列車はワンマン運転で、両端の北鉄金沢、内灘以外の駅は無人駅である。そのため、一部のドアには整理券発行機が設置されている。
運転台後ろには運賃箱が設置されている。
乗車したのは、1964年(昭和39年)に東急車輌で製造された車両であった。1996年に京王重機で改造のうえ浅野川線に投入された。
内灘行きの列車は、定刻18時36分に北鉄金沢駅を出発した。通勤時間帯ということもあり、2両編成の列車は立ち客もいたが、そこまで混んでいるわけではなかった。
北鉄金沢駅は地下駅であるが、出発するとすぐに地上に出る。地上に出てすぐに、次の七ツ屋に到着する。駅間距離はわずか0.6kmである。浅野川線は、全線を通して僅か6.8kmの路線であるにも拘わらず、駅数は両端の駅を含め12駅である。駅間距離が1kmを越える区間はない。
住宅街に沿って進むようで、車窓からは家々の明かりが見えた。また、地図を見ると、大河端駅の付近まで、進行方向右側に路線名にもなっている浅野川が平行している。
北鉄金沢から6駅目の三ツ屋で、金沢行きの列車と行き違いをした。浅野川線で列車の行き違いが可能な駅は、この駅だけである。
大野川を渡り内灘町に入る。終点の内灘には18時53分に到着した。内灘駅は1面1線の駅であるが、浅野川線の車両基地が併設されている。
内灘駅ホーム。
内灘駅駅名標。
内灘駅駅舎。駅前にはバス停があり、バスが2台か3台停車していた。列車に接続する形で、列車到着の数分後に出発していった。
駅舎内。内灘駅は有人駅であり、出札口がある。
改札口。
2022/10/21:北陸鉄道浅野川線:普通:内灘→北鉄金沢
内灘駅を19時に出る北鉄金沢行きに乗車し、金沢へ戻った。
鉄道の日のヘッドマークが掲げられていた。
前面の方向幕。
側面の方向幕。
北鉄金沢には19時17分に到着した。
【2022/10北陸】(目次)
7,北陸鉄道石川線:北陸鉄道7000系:2022/10/21【2022/10北陸】
8,北陸鉄道浅野川線:北陸鉄道8000系:2022/10/21【2022/10北陸】【←本記事】
9,金沢:ホテルひので屋:シングル:2022/10/21【2022/10北陸】
10,北陸鉄道浅野川線:北陸鉄道03系:2022/10/21【2022/10北陸】
【元京王8000系の乗車記録】
13,上毛電鉄上毛線:2011/10/16【2011/10関東】