日本の街めぐり 日本のバス バス 街めぐり 記録 2021その他

長野駅から鬼無里へ:アルピコ交通「【74】鬼無里線」:2021/9/23

投稿日:2021年10月18日

【スポンサーリンク】



「鬼無里」と書いて「きなさ」と読む。初めてこの地名を目にしたのは、長野駅付近でアルピコ交通の鬼無里行きバスを見たときであった。長野市内中心部から鬼無里へ向かうバスは平日11本、土日祝日6本である。本数が多いわけではないが、行きにくいというわけでもない。どのようなところなのかと思い、行ってみることにした。

 

2021/9/23:アルピコ交通:【74】鬼無里線:長野バスターミナル→旅の駅鬼無里

2021年9月23日木曜日。秋分の日である。

鬼無里行きのバスの始発は長野バスターミナルである。長野バスターミナルを11時30分に出発する鬼無里行きのバスに乗ることにした。

長野バスターミナルは、長野駅から500mほどのところにある。かつては高速バスや市内バスのターミナルとして、乗車券売り場があり、構内にも発着場を有するバスターミナルであったが、2020年8月に構内の乗り場が廃止、11月末で乗車券販売窓口が営業終了となり、現在ではバスターミナルの機能はない。建物の名称も、かつては長野バスターミナル会館であったが、2020年12月1日に長野ターミナル会館に変更された。ただ、かつての構内乗り場は、バスの待機場所として現在も使われている。

 

さて、鬼無里行きのバスは、ターミナルビルの県庁通り側、6番乗り場から出発する。

長野バスターミナルから乗車したのは私だけであった。

中扉の開閉の際になる警告音が、学校のチャイムで耳にするウェストミンスターの鐘であったのは、先日篠ノ井駅に行くバスに乗車した際と同じである。アルピコ交通の路線バスはこれで統一されているのだろうか。

 

長野バスターミナルを出ると、バスは次の交差点を左折し、長野大通りに入り、長野駅前の7番乗り場に停車した。前には戸隠行きのバスが停車していて、そちらには観光客とおぼしき客が多く乗車していたが、鬼無里行きに乗車する客は3名であった。地元客といった風である。

長野駅を出ると、善光寺へ通じる道を進む。道中で何名か客が乗ってきた。善光寺大門で左折し国道406号に入る。西長野の停留所を過ぎると、道路は片側一車線となり、左右にカーブが続く。長野駅を出てから15分弱であるが、早くも都心から離れた感がある。ただ、住宅街となっているのか、長野駅やその近くで乗車してきた客は、このあたりでほとんどが降りていった。

裾花川を渡ると、脇道に入る。途中から道幅が急に細くなる。

しばらく進むと国道406号に復帰する。バスは裾花川に沿って進み、何度か川を渡る。だいぶ山の中に入ってきた感がある。

土合という停留所を過ぎると、バスは再び国道から離れて脇道に入った。この道はカーブの続く山道といった感じで、対向車が来たらどうするのかといった箇所もあった。家も多くなく、この区間の停留所は、たしか渡土の1箇所だけであった。

一番後ろの席に乗っていたので、後ろの窓から撮影してみた。

その次の上祖山の手前で国道406号に復帰する。

坪根入口、追通で相次いで客が降り、車内は私だけになった。

12時25分過ぎ、鬼無里小中学校入口を通過する。鬼無里の街中に入ったようである。住宅が並ぶようになってきた。久しぶりに信号機を目にする。信号機のある交差点を左折し、長野市鬼無里支所が見えると、まもなく終点である。

このバスの終点は、旅の駅鬼無里である。12時半頃に到着した。長野バスターミナルからちょうど1時間であった。

 

旅の駅鬼無里には、そば処鬼無里と農林産物直売所「ちょっくら」がある。その横にはカフェ、おやきの店「いろは堂」もある。

まずは、そば処鬼無里で昼食にすることにした。

バスの客は私だけであったが、車で来ている客は多く、昼食時ということもあり、席に着くまで10分ほど待った。蕎麦屋であるが、ダムカレーというものも人気のようである。

お茶は、そば茶が用意されていた。

もりそばを注文した。十割蕎麦とのことである。美味しく頂いた。750円也。

 

この建物には売店があり、鬼無里の物産品が並んでいた。えごまクッキーと野沢菜油いためを購入した。えごまクッキーが216円、野沢菜が325円であった。

 

そば処鬼無里のすぐ横には、農林産物直売所「ちょっくら」がある。地元の野菜が多く売られていた。

 

これらの建物の裏手には裾花川が流れており、川沿いはちょっとした公園や遊歩道が整備されている。

 

鬼女紅葉伝説。「鬼がいなくなった里」、鬼無里という地名の由来となった伝承である。詳細は、鬼無里観光振興会のウェブページが詳しいので、ここではその紹介にとどめておく。

 

旅の駅鬼無里の向かい側には、鬼無里ふるさと資料館がある。長野市立博物館の分館である。入館料は通常一般200円とのことだが、この日は無料であった。展示内容は、この手の資料館によくあるものであったが、16世紀末以降1950年代まで、鬼無里は麻の一大産地であり、麻を用いた畳糸作りが盛んであったということを知った。

 

2021/9/23:アルピコ交通:【74】鬼無里線:旅の駅鬼無里→長野バスターミナル

旅の駅鬼無里の停留所は、旅の駅鬼無里の向かい、鬼無里ふるさと資料館の前にある。

長野市営バスのポールも立っている。長野市営バスの方は資料館前という停留所名である。

 

帰りは、13時40分発の長野バスターミナル行きのバスに乗車した。出発10分ほど前にバスが到着した。行きに乗車してきたバスと同じ車両であった。

ここから乗車したのは私だけであった。

 

車窓から。

 

鬼無里を出て約40分ほどで善光寺の近くまで戻ってきた。長野駅を経て、14時40分過ぎに終点の長野バスターミナルに到着した。長野バスターミナルの降車場所は、長野大通り沿いであった。

 

【スポンサーリンク】

 

【アルピコ交通のバスの乗車記録】

長野駅から篠ノ井駅へ:アルピコ交通「【32】運転免許センター篠ノ井線」:2021/9/4

長野から松本へ:アルピコ交通「長野-松本線」:2021/9/10

長野市茶臼山動物園:2021/9/20

長野から白馬へ:アルピコ交通「長野-白馬線」:2021/9/26

 

【スポンサーリンク】



-日本の街めぐり, 日本のバス, バス, 街めぐり, 記録, 2021その他
-,

Copyright© ピーナッツの旅行記録 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.