木次線は、広島県の備後落合と島根県の宍道の81.9kmを結ぶ路線である。木次線では、備後落合と木次の間で「奥出雲おろち号」というトロッコ列車が休日や繁忙期を中心に走っている。今回はこの列車に乗ることにした。全車指定席であるので、三次駅で指定券を購入しておいた。
2009/10/4:JR木次線:奥出雲おろち号:備後落合→木次
12時32分発の奥出雲おろち号で木次へ向かう。
列車は、トロッコ車両と控車の2両からなっている。備後落合寄りが1号車のトロッコ車両、木次寄りが2号車の控車である。木次寄りにディーゼル機関車が連結されている。
列車はトロッコ車両を先頭に入線してきた。
木次側にディーゼル機関車が連結されている。
方向幕。
トロッコ車両の車内(一部写真は木次駅にて撮影)。
控車。
車内販売の弁当。島根県の仁多牛の牛丼弁当であった。お米も「仁多米100%使用」とのことである。
12時32分に備後落合を出発した。備後落合の次の油木を出ると、県境を越え、広島県から島根県に入る。出雲八代までは、島根県仁多郡奥出雲町内を走る。
車窓から。奥出雲おろちループが見える。
トンネルに入る。
車窓から。
出雲坂根駅。三段式スイッチバックの駅である。まず、シェルターの中に入り、方向を転換する。
トロッコ車両が先頭となり、出雲坂根駅に到着する。ここで少し停車する。
駅構内ではやきとりが売られていた。
出雲坂根駅。一方は行き止まりである。
有名な「延命水」。わき水である。100歳を超えた古狸が好んで飲んでいたという言い伝えから、このように名付けられたらしい。
出雲坂根駅で再び方向を転換し、ディーゼル機関車を先頭に出発する。
寒くなってきたので、控車に移動する。家族連れなどはトロッコにいるが、一人客はこちらでくつろいでいる人も多い。
車窓から。
八川駅。
出雲横田駅。木次線の駅には、古事記や日本書紀からとられた愛称が付されている。この駅は奇稲田姫。
車窓から。
終点の木次には14時47分に到着した。
木次駅駅舎。
ホームからは車庫が見える。
2009/10/4:JR木次線:普通:木次→宍道
14時58分発の宍道行きに乗り換える。奥出雲おろち号から乗り換えた客も多い。車内はそこそこ混雑していた。
宍道には15時31分に到着した。
2009/10/4:JR山陰本線:快速アクアライナー:宍道→米子
15時35分発の山陰本線快速アクアライナー米子行きに乗る。米子には16時39分に到着した。
米子駅駅舎。
【2009/10西日本】(目次)
9,三次から備後落合へ:JR芸備線:2009/10/4【2009/10西日本】
10,JR木次線:奥出雲おろち号:2009/10/4【2009/10西日本】【←本記事】
【観光列車の乗車記録】
(JR北海道)
10,JR富良野線:富良野・美瑛ノロッコ6号:2006/7/30【2006/7北海道】
(JR東日本)
3,JR米坂線・山形鉄道フラワー長井線:風っこ花回廊1号:2009/6/7【2009/6山形】
3,三陸鉄道北リアス線・JR山田線:さんりくトレイン北山崎号:2007/8/4【2007/8岩手】
7,五所川原から秋田へ:JR五能線:快速リゾートしらかみ4号:2006/2/18【2006/2北東北】
(津軽鉄道)
6,津軽鉄道・ストーブ列車:2006/2/18【2006/2北東北】