留萌駅はこの地区を代表する駅だけあって大きかった。待合室にも十分な数の椅子がある。しかし、この待合室にいたのは私の他にあと1人だけであり、がらんとしている。駅舎の2Fには「FMもえる」と名乗る地元のFM放送局が入っていた。
2009/3/10:JR留萌本線:普通:留萌→増毛
留萌駅のホーム。
19時09分発の留萌本線普通増毛行きは定刻に到着した。1両編成である。深川方面からの通勤客が大勢降りてきた。乗車すると、車内には3人しか残っていなかった。そのうち1人は次の瀬越で降り、後の1人もまもなくどこかの無人駅で降りていった。終点まで乗った客は私だけであった。暗いので風景は楽しめない。暗闇の中を列車は走る。人家の明かりはほとんど見えない。
終点増毛には19時34分に到着した。
ホームから見た増毛駅駅舎。
増毛駅はしっかりとした駅舎があるものの、誰もいない。駅蕎麦屋もシャッターを閉じている。駅前にはタクシーが寂しそうに客待ちしている。しばし写真を撮って過ごす。
2009/3/10:JR留萌本線:普通:増毛→深川
折り返しの19時49分発深川行きに乗車する。
留萌までは貸し切りだったが、留萌で数人乗り、その後も乗降がある。留萌以降はこの列車が深川方面の最終列車である。
車内で、札幌駅で購入した駅弁を食べる。弁菜亭の「幕の内弁当 いしかり」である。800円也。
深川までの道中、真布、北秩父別は通過する。高速道路と寄り添う区間も多いが、どことなく高速道路の方も灯りが暗く見える。
深川には21時10分に到着した。
なお、留萌本線は、この後、2016年12月5日を以て留萌から増毛の間が廃止となった。
2009/3/10:JR函館本線:普通:深川→滝川
本日は旭川に泊まるのだが、次の旭川行き普通列車は22時05分である。55分も時間があるので、一度滝川まで行くことにした。21時13分発の岩見沢行きに乗ると21時32分に滝川に着き、21時39分発滝川始発の旭川行きに乗ることができる。その列車が深川を22時05分に出る旭川行きである。青春18きっぷなのだから、乗らなければ損である。
21時13分発の普通岩見沢行きは711系3両編成。1両目と3両目が3ドアに改造された編成であった。滝川には21時32分に到着した。
2009/3/10:JR函館本線:普通:滝川→旭川
跨線橋を渡って、21時39分発の普通旭川行きに乗車する。こちらも711系であった。
車内
洗面台。
旭川までの普通列車の最終であるが、乗客は少ない。静かな車内であった。21時59分に深川に到着する。ここで新千歳空港からの特急スーパーカムイ51号に道を譲る。終点旭川には22時32分に到着した。
【2009/3北海道】(目次)
8,札幌から留萌へ:沿岸バス「特急はぼろ号」:2009/3/10【2009/3北海道】
9,JR留萌本線:2009/3/10【2009/3北海道】【←本記事】
10,旭川:旭川ワシントンホテル:2009/3/10【2009/3北海道】