有田を16時30分に出た松浦鉄道の列車は、伊万里に16時55分に到着した。ここで乗り換えるJR筑肥線の唐津行は17時42分発なので、50分ほど時間がある。
だいぶ寒いので、伊万里駅近くのガストで時間を潰すことにした。
タッチパネルで注文をしてしばらくすると、ネコちゃんロボットが料理を運んでくれた。
イチゴとピスタチオのトライフル。549円也。これとドリンクバーで一休みをした。美味しかった。
2022/12/24:JR筑肥線:普通:伊万里→山本
JR筑肥線は、もともと、博多と伊万里を結ぶ非電化路線であった。1983年になって、福岡市交通局1号線(現・空港線)の博多~姪浜間が開業、同区間のJR筑肥線が廃止となり、JR筑肥線は福岡市交通局と直通運転を行って博多へ乗り入れることになった。その際、唐津側でも、虹ノ松原~山本間が廃止・虹ノ松原~唐津間が開業、姪浜~唐津間が電化され、現在の形となった。結果として、筑肥線は、姪浜~唐津と山本~伊万里に分断され、唐津~山本間は唐津線を介して繋がるという格好になった。
【→筑肥線電化区間の乗車記録はこちら】
夏に電化区間の姪浜~唐津間には乗車していたので、今回は乗り残していた伊万里~山本間に乗車する。こちらは1日9本の運行で、昼間時間帯の伊万里発の列車は、11時05分、13時34分、16時21分、17時42分となっている。
JR筑肥線伊万里駅と松浦鉄道西九州線伊万里駅とは、道路を挟んで位置する。現在、両路線の線路が繋がっていない。写真左側が松浦鉄道伊万里駅、右側がJR伊万里駅である。
JR伊万里駅。
伊万里駅にはみどりの窓口があるが、この時間帯は既に営業を終了しており、無人駅の状態であった。
駅舎内。
伊万里駅駅名標。昔からあるものだろうか。線路は繋がっていないが、隣駅には松浦鉄道西九州線の駅が書かれていた。
一方で、最近作られたと思われる駅名標もあった。
JR筑肥線の伊万里駅は1面1線であった。
17時42分発の伊万里行きはキハ125形であった。キハ125形は、1993年に25両製造された車両である。
反対側。
「ロマンシング佐賀」のラッピング車両である。サガシリーズというゲームとのコラボらしく、車体にはキャラクターと佐賀県内の観光地がデザインされている。
伊万里を出ると、次の上伊万里までは左右に住宅もあり、伊万里の街中を走っているという感じである。
上伊万里駅。ホームにはうっすらと雪が積もっている。
上伊万里を出ると、沿線から見える住宅の数は、駅の周りを除いて少なくなる。各駅では、乗車する客はおらず、伊万里から乗ってきた客が降りていくのみであった。
肥前久保を出て、トンネルを1本抜けると、隣に唐津線の線路が寄り添う。唐津線には本牟田部という駅があるが、筑肥線側にはホームがない。
山本には18時23分に到着した。
山本駅。
2022/12/24:JR唐津線:普通:山本→佐賀
山本では、18時25分発の唐津線普通佐賀行きに乗り換えて佐賀へ向かう。伊万里からの列車は3番線に到着して、乗り換える佐賀行きの列車は同じホームの向かい側2番線から出発する。まもなく、唐津方から佐賀行きの列車が到着した。
佐賀行きの列車は2両編成で、前がキハ47形、後ろがキハ125形で、いずれの車両も「ロマンシング佐賀」のラッピング車両であった。キハ125形の方に乗車した。
キハ125形車内。セミクロスシートである。車内は空いており、特に乗車したキハ125形の方には私のほかに2名乗車していたのみであった。
ボックス席。
優先席もモケットは同じである。
吊り広告は佐賀の宣伝ポスターであった。
車内には車いす対応のトイレが設置されている。
キハ47形との連結部。
列車は18時25分に山本を出発した。
【→唐津線の乗車記録はこちら】
相知駅。クリスマスシーズンだからか、駅がライトアップされていた。
久保田で長崎本線と合流し、久保田から先は長崎本線を進み、終点の佐賀には19時26分に到着した。
キハ47形との連結部。
キハ47形。
【2022/12九州】(目次)
8,松浦鉄道西九州線:MR-600形:2022/12/24【2022/12九州】
9,伊万里から山本を経て佐賀へ:JR筑肥線(伊万里~山本)・JR唐津線:キハ125形:2022/12/24【2022/12九州】【←本記事】
10,佐賀から江北へ:リレーかもめ53号:885系(白いソニック):2022/12/24【2022/12九州】
【筑肥線・唐津線の乗車記録】
5,JR筑肥線(姪浜~唐津):103系:2022/9/9【2022/9九州】