2015/12/14:JR東北本線・仙石線(仙石東北ライン):快速:仙台 → 石巻
仙台から女川までは1140円である。
仙台駅を13時16分に出る仙石東北ライン快速石巻行きに乗車する。1番線には4両編成の気動車が停車している。東北本線も仙石線も電化路線であるが、東北本線は交流電化、仙石線は直流電化であることから、両方を走行する仙石東北ラインではHB-210系気動車が使用されている。この気動車は、ディーゼルエンジンで発電した電力と蓄電池の電力とをあわせてモーターを駆動するというハイブリッドシステムが採用されている。顔つきは仙台地区で見られるE721系と同じである。
車内はセミクロスシートの配置で、こちらもE721系と類似する。写真は石巻到着後に撮影。
私の乗った車両にはボックスシート1つ程度の大きさを有するハイブリッドシステムの機器室があるのが目立つ。機器室の壁には、動力の状態を示すモニターが設置されている。
出発間際には立ち客が出るほどの盛況ぶりであった。進行方向一番後ろ側に陣取った。
定刻13時16分に仙台を出発する。静かな出発であるが、気動車特有の音が聞こえる。後ほど、機器室の壁のモニターを見てみたが、出発時はまず蓄電池の電気を使用し、その直後にエンジンの動力が動き出す。この段階で気動車特有の音がするのだろう。惰性走行中はエンジンから蓄電池へと充電する。減速時はモーターから蓄電池へ充電する。たしかそんな感じだったと思う。
快速と称してはいるが、東北本線の塩釜までは各駅に停車する。大半の客は塩釜までで下車していき、仙石東北ラインに入るときには空席も多くなっていた。
塩釜を出で数分後、仙石線の線路が近づく。ここからが、2015年5月に開通した区間である。以下の写真は、いずれも最後尾の窓から撮影したものである。スピードをかなり落とし、まず東北本線の上り線へと移る。
東北本線上り線。
さらに連絡線へと進む。
連絡線の途中で一旦停車する。仙石線の仙台行きが通過した後に、仙石線の線路へと移り、高城町駅に到着する。
ここまでを見届けてから空いた席に座る。まもなく高城町に到着する。
陸前大塚から陸前小野までは、5月の開業に先立って、線路が従来の海側から山側に移設されたとのことである。途中の東名駅付近は、まだ開発中といった感じで、重機が動いていた。
野蒜駅にて。ラッピングされた205系。
陸前小野までが新線区間で、そこからは従来と同じである。
陸前赤井と蛇田の間では、石巻あゆみ野駅が工事中である。2016年3月に開業するらしい。
終点の石巻には定刻の14時19分に到着した。
隣のホームの仙石線205系が停車していた。
ここで、女川行きに乗り換える。
【2015/12宮城】(目次)
3,仙台駅前バス降車場:2015/12/14【2015/12宮城】
4,仙台から石巻へ:仙石東北ライン:2015/12/14【2015/12宮城】【←本記事】
5,女川駅(宮城県・JR石巻線):2015/12/14【2015/12宮城】