酒田駅のみどりの窓口で、青森までの自由席特急券と急行はまなすの指定券を購入する。急行はまなすに乗継割引が適用されて、急行料金が半額となった。
酒田から青森までの特急券。
残った時間で弁当を見繕う。
2010/2/13:JR羽越本線・奥羽本線:特急いなほ7号:酒田→青森
酒田からは、17時50分発の特急いなほ7号で一気に青森まで向かう。
入線してきた列車は、国鉄色の485系6両編成であった。
自由席の4号車に乗車する。新潟始発の列車であるが、車内は空いていた。
座席自体はリクライニングと座面スライドができる新しいタイプのものだったが、古い車両だからか、座席の下が埋まっており、足下は窮屈であった。窓枠などにも時代を感じる。
さっそく夕食とする。酒田駅で買った「ががちゃおこわ」を食べる。割り箸を入れている袋に、「ががちゃおこわ」の説明書きがある。それによると、「お正月や祝い事などの晴れの日に、ががちゃ(お母さん)が子どもの「しあわせ」を願い、炊くというだだちゃ豆のおこわ。厳選した山形県産餅米、そしてだだちゃ(お父さん)が丹精込めた「だだちゃ豆」をふんだんに入れ、香ばしく炊き上げました。……」と説明がある。「ががちゃ」は母親を意味し、「だだちゃ」は父親を意味する庄内の方言らしい。だだちゃ豆とは、大豆の一種で、鶴岡の名産品とのことである。おいしくいただいた。
遊佐、象潟、仁賀保、羽後本荘と、地域の中心駅に巡に停車していく。どの駅でも、あまり乗降はない。
秋田で乗客が入れ替わる。今まで客のほとんどいなかった車内に、大勢の客が乗り込んできた。秋田では5分ほど停車する。
秋田を出ると、車掌が検札にまわってくる。秋田から乗ってきた客は、一様に、車掌から特急券を購入している。東能代までの特急券を買っている客が多かった。東能代、二ツ井、鷹ノ巣で、徐々に客が減っていく。大館まで来ると、4号車には10人も残っていなかった。
夜食。酒田駅で購入したサンドイッチ。
ドア。過酷な環境の中を走ってきたことが窺える。
青森には22時01分に到着した。
反対側。雪がこびりついている。
早々に急行はまなすが入線してきた。急行はまなすとの並び。
向こう側には八戸からの特急つがるが停車中であった。
【2010/2北海道】(目次)
2,仙台から酒田へ:JR仙山線・奥羽本線・陸羽西線:2010/2/13【2010/2北海道】
3,酒田から青森へ:特急いなほ7号:2010/2/13【2010/2北海道】【←本記事】
4,青森から札幌へ:急行はまなす:2010/2/13【2010/2北海道】
【羽越本線・奥羽本線の過去の乗車記録】
11,弘前から青森へ:寝台特急日本海3号:2006/2/19【2006/2北東北】
9,秋田から弘前へ:寝台特急あけぼの:2006/2/19【2006/2北東北】
6,酒田から羽後本荘へ:JR羽越本線:2005/10/8【2005/10東北】
【JR東日本の特急列車の記録】
9,上野から仙台へ:JR常磐線:特急スーパーひたち27号:2006/12/3【2006/12信越】