2010年9月9日木曜日。
昨晩はベッドに入ったのが4時頃だったため、朝はのんびり10時に起床する。外は大雨である。外に出る気も失せるような天気だが、部屋の掃除が入るはずなので、いったんホテルを出ることにする。本日は同行者と別々に行動することにしていたので、10時40分に1人でホテルを出る。
とりあえず朝飯を食べたいので、近くのモスバーガーに入り、ホットドッグとサラダとドリンクのセットを注文した。
食べながら本日の行程を考えるが、どうにもまとまらない。雨が降っているので列車に乗ろうと思うが、何に乗ろうか迷う。30分くらいモスバーガーで考えて、考えがまとまらないまま、高雄駅に向かう。
ふと、自強号のDR3100型気動車にまだ乗っていないことに気が付く。DR3100型は日本車輌製造の気動車で、1996年に運用が開始された、主に非電化区間の自強号で運用に入っている車両である。駅に停車中に車内を覗いたことがあるので、大体は想像はつくが、本日はやることがないので乗ってみようと思う。
時刻表からDR3100型を見分けるのは簡単である。非電化区間を走る自強號で、車いすマークがついていれば、それはDR3100型である。ちなみに、気動車の自強号には、DR3100型の他にDR2800型、DR2900型、DR3000型がある。ただ、これらは時刻表から見分けることはできない。当日のお楽しみとなる。
次のDR3100型自強號は、高雄を12時に出る自強2053次花蓮行きである。あまり遠くまで行くのも何なので、枋寮までの指定券を購入する。駅の窓口が混んでいたので、自動券売機で購入した。
時間が30分近くあるので、雨は降っているが駅の周りを散歩する。駅の付近には、國光客運、高雄客運、阿羅哈客運、和欣客運などのバスターミナルがある。國光客運のバスターミナルに入って時刻表等を眺める。台中、台北、墾丁、台東方面へとバスが出ている。台東行きは1日4便だが、台中、台北、墾丁方面はバスが多い。また、特に台中・台北便は値段も安く、500元以下で乗ることができる便もある。新幹線や自強号と競合するところは安くなるのだろう。一方で、台東便は強気の値段設定であった。
高雄駅に戻る。
2010/9/9:屏東線:自強2053次:高雄→枋寮
改札を通り、列車の到着を待つ。売店で、肉包と菜包が1個15元で売られている。肉まんと野菜まんじゅうである。菜包を1個購入。熱々で美味しい。
12時発の自強2053次は、新左營始発である。来た車両は、予定通りDR3100型であった。客はほとんど乗っていない。高雄で多くの客が乗り込み、ほとんどの座席が埋まる。
車内はプッシュプル編成の自強号とほとんど変わらない。
定刻に高雄を出ると、鳳山、九曲堂、屏東とこまめに停車する。各駅で、少しずつ客の入れ替わりがある。昼時だからか、駅弁販売もある。車内には旅行客が多いこともあいまって、賑やかである。
屏東で、おばさんのグループが私の席に来て、私に何か言う。どうも「自分の席だ」と言っているようである。座席を間違えたかなと思い自分の切符を見ると、座席番号はあっていたが、その下に「屏東以後餘程無座」と書かれてあった。屏東以降は立席という意味である。慌てて席を立ち、デッキに移動する。
デッキに立っている人も少なからずいる。ただ、これらの人は短距離利用のようで、潮州や南州の駅で降りていく。
南州で莒光92次新左營行きと交換する。
枋寮の一つ手前の林邊を出たところで、車掌が検札に来る。4号車の一番後ろの席が空いていると教えてくれる。枋寮まで10分程度だが、せっかくなので座っていく。
枋寮には定刻13時08分に到着した。
枋寮駅。
枋寮駅駅舎内。
【2010/9台湾】(目次)
23,高雄:舜鈺商務旅館:2010/9/8【2010/9台湾】
24,高雄から枋寮へ:屏東線:自強2053次:2010/9/9【2010/9台湾】【←本記事】
25,枋寮から高雄へ:屏東客運:2010/9/9【2010/9台湾】
【過去の自強号の乗車記録】
8,彰化から苗栗へ:自強1012次:2010/9/6【2010/9台湾】
38,斗六から台北へ:自強1024次(EMU300型):2010/3/12【2010/3台湾】
37,高雄から嘉義を経て斗六へ:自強1020次(EMU1200型):2010/3/12【2010/3台湾】
24,蘇澳から花蓮を経て玉里へ:自強2039次・2060次:2010/3/9【2010/3台湾】
13,台北から彰化へ:自強1121次(EMU100型):2010/3/7【2010/3台湾】
【屏東線のその他の乗車記録】
19,高雄から枋寮へ:屏東線:区間141次:2010/3/8【2010/3台湾】