三仙台。昔、3人の仙人が来たことからこのように名付けられたらしい。決して、日本の仙台とは関係がないようである。
この三仙台だが、台湾東部の有名な景勝地である。観光バスも何台か止まっているし、自家用車も多い。台湾人向けの観光地といった感じである。
荷物を持っているので、コインロッカーか手荷物預かり所の類がないかなと思い、まず「旅客中心」(観光案内所)へ行く。案内所のスタッフに聞いてみると、そこで預かってくれるとのこと。無料であった。そのスタッフから三仙台の観光マップをもらい、16時過ぎに荷物をとりに来る旨を告げて、身軽になって旅客中心を出る。
観光客が多い。その大半が台湾の人だろうと思われる。歩いていると、台湾人の観光客の家族から声をかけられる。写真を撮ってほしいということだったので、快く応じる。
海辺を歩いたり、橋を渡って対岸の島まで行ったりして、景色を見て楽しむ。島を一周することもできるようになっているようだが、相当時間がかかるようなので、今回は少し歩いただけで戻る。
景色はよい。たしかに「景勝地」だなと思う。
50分ほど散策してから休憩所に戻り、売店でタピオカ入りミルクティを買って休憩する。売店がいくつかあり、中には食事を提供する店もあった。16時近くで、食事時間帯ではないはずだが、結構賑わっていた。
16時15分頃に案内所に戻り、荷物を受け取り、バス停へ向かう。
途中、一台の車が止まる。我々の進路をふさぐような形で止まった。何事かと思ったが、さきほど写真撮影を頼んできた家族であった。どこまで行くのかと聞いてくるので、どうやら行き先が同じだったら乗せてあげようと思っているようであった。概して台湾の人は親切な人が多く、旅行客にとってはありがたい。ただ、いくらなんでも申し訳ないので、お礼を言いつつ遠慮する。彼らは花蓮の方へ向けて走っていった。我々は台東へ向かうので、行き先が逆であった。
【2010/9台湾】(目次)
19,花蓮から三仙台へ:花蓮客運:2010/9/8【2010/9台湾】
20,三仙台:2010/9/8【2010/9台湾】【←本記事】
21,三仙台から台東へ:鼎東客運(海線):2010/9/8【2010/9台湾】