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2,仙台市地下鉄東西線:2015/12/13【2015/12宮城】

投稿日:2019年8月31日

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2015年12月13日の日曜日。この日は、12月6日に開業したばかりの仙台市地下鉄東西線に乗る。東西線は仙台市で2本目の地下鉄であり、八木山動物公園から仙台駅を経て荒井までの13.9kmを結ぶ路線である。

路線図(荒井駅にて撮影)。

まず、勾当台公園駅で「土・日・休日一日乗車券」を購入する。620円也。

1日乗車券(自動改札機に通す前)。

1日乗車券(自動改札機に通した後)。

南北線で仙台まで出て、そこで東西線に乗り換える。エスカレーターを上がって少し歩いて下がれば東西線ホームであった。案内も出ていたし、案内人も声を上げていた。

 

東西線仙台駅。

ICカード「イクスカ」の宣伝。

全駅にホームドアが設置されている(荒井駅にて)。

ホームにある列車の位置表示(川内駅にて)。出発時間の案内はない。

 

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早速乗車する。開業一週間後の週末ということもあってか、初乗りと思しき客が多い。多すぎでも少なすぎでもない、適度な混み具合であった。

東西線の車両に貼られていたステッカー。

東西線の車両は、仙台市交通局2000系4両編成である。川内から青葉山を経て八木山動物公園に至る急勾配や急曲線に対応するために、鉄輪式リニアモーターという駆動方式を採用しているらしい。鉄輪式リニアモーターカー自体は都営大江戸線や横浜市営地下鉄グリーンラインでも採用されているために目新しさはないが、仙台市地下鉄東西線はまさにその効果を発揮するに適した路線なのかもしれない。

車体の構造ゆえ、車内は狭い。横浜市営地下鉄グリーンラインとほぼ同じような車内であった。

ドアの開閉の際になるドアチャイムは、いわば警告音に近い仕上がりとなっており、今までの傾向とは異なる感じがした。

車内のモニター(日本語、英語、中国語、韓国語で案内がなされる)。

車両のドアの窓の形は、南北線と同様に楕円形であった。

参考に、南北線用1000系のドア。

 

まず荒井駅まで乗車する。荒井駅は降車ホームと乗車ホームが別れており、降車専用の1番線で客を降ろした列車は、回送の表示を出して車両基地の方へ少し進んで引上げ線に入る。

荒井駅では、ホームは地下にあるが、地上に大きな駅舎があり、改札口も1階にある。

荒井駅コンコース。

駅周辺はまだ開発途中といった感じであった。

 

八木山動物公園行きの列車で折り返す。

 

駅の場所が気になったので、宮城野通駅で降りてみた。宮城野通りは、仙台駅東口を起点として、楽天のスタジアムのある宮城野原公園総合運動場に至る通りであり、この地下には仙石線が走っている。その宮城野通り沿いに駅があるのかと思ったが、実際には少し離れた東八番丁通りに駅があった。近くにはヨドバシカメラがある。かつてはこの付近にセイユーが入店したマンションがあった。バイト先がこの近くだったので、しばしば訪れた。東日本大震災の後2ヶ月ほどでセイユーが閉店となり、今では建物もない。

東八番丁通り。

 

その後八木山動物公園駅まで乗車する。

大町西公園駅と国際センター駅の間で、一度地上に出て、広瀬川を渡る。東西線の広瀬川橋梁は、仲の瀬橋と大橋の間にある。どちらの橋からも、列車の走行風景を眺めることができる。

川内駅から青葉山駅までの間は急勾配区間で、乗車していても上っているという感覚があった。

青葉山駅と八木山動物公園駅の間では、一部地上を走るところがある。

終点の八木山動物公園駅は、標高136.4mで、日本で一番高いところにある地下鉄駅であるという。八木山動物公園駅は、荒井駅とは異なり降車ホームと乗車ホームが分けられていない。到着した列車は、客を降ろした後、そのホームで反対方向への客を乗せて出発していくことになる。

八木山動物公園駅。

駅併設のバスターミナル・駐車場

動物公園駅ならではの時計。

 

川内駅でも降りてみた。東北大学川内北キャンパスの北端にあり、南側の出口は川内北キャンパスに通じている。もっとも、下記の写真ではその様子は伝わらないが。

夜遅くに再び乗車した。南北線が帰路につく客で混雑しているのに対し、東西線は空気輸送といっても過言ではない状況であった。まだ開通したばかり、これからに期待である。

 

また、この日は、1日乗車券を購入していたため、ついでに、南北線の片方の起点の富沢にある仙台市電保存館に行ってみた。仙台に来て7年目になるが、まだ行っていなかった。富沢駅から徒歩15分、南北線の車両基地の一角ある。南北線の高架に沿って歩けばたどり着くとはいえ、道案内が不親切な感はあった。地図を見ながら歩いた。

入館は無料であった。

仙台市電は1976年に廃止されたとのことであった。保存館には、仙台市電で使われた車両が、「1号車」を初めとして3両展示してあった。車両には実際に乗車することもできた。また、市電が走っていた当時の路線図や乗車券も数多く展示されており、現在との対比という観点で見てみると興味深いものであった。

 

【2015/12宮城】(目次

1,序【2015/12宮城】

2,仙台市地下鉄東西線:2015/12/13【2015/12宮城】【←本記事】

3,仙台駅前バス降車場:2015/12/14【2015/12宮城】

 

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