2012年3月22日木曜日。この日は1日スラバヤで過ごす。特に計画を立てていなかったが、せっかくなので近郊列車に乗りたいと思う。
10時にホテルを出発する。とりあえずコタ駅に行ってみる。ホテル前のブルーバードタクシーに"Stasin Kota"と言うと、「パサールトゥリ(Pasar Turi)、グブンではなくてコタでいいのか?」と聞かれる。パサールトゥリはスマラン方面へ行く列車の駅であり、グブンはジョグジャカルタやマランの方へ行く列車の駅である。スラバヤに来る旅行客が利用する駅といえばこの2つである。土地に不慣れな外国人が間違えているのではないかと気を利かせてくれたのであろう。地図を見せつつ、コタ駅で大丈夫だと告げる。
ホテルから15分ほどでコタ駅に到着した。駅は大きいものの、グブン駅よりも暗めな感じがする。人は多く、客引きも多い。
日本を発つ前に、スラバヤ近郊で簡単に乗れそうな近郊列車の時刻をインターネットで調べていた。鉄道会社の公式WEBページには長距離列車の時刻表はあるが、通勤列車や近距離列車の時刻表は見つからない。そのため、Wikipediaや、その他よく分からぬインドネシア語のサイトなどから、どのような列車が運行されているかを調べた。そのようなサイトで、時刻はある程度分かったのだが、しかし、実際に来てみると、時間が変更されていたり、列車自体が運休になっていたりするケースが多いことに気付かされた。
駅の時刻表を眺めつつ、どうしようかとしばし考える。12時45分にポロン(Porong)という場所に行く列車がある。日本で調べたところによれば、12時半頃にポロンに行く列車があり、1時間半程度で終点につくこと、そして、帰りも15時頃にスラバヤ行きの列車があることは分かっていた。
申込用紙に記入して、窓口でポロンまでの往復の乗車券を購入する。このような買い方をする人は普通はいないだろうから、窓口のお姉さんは驚いたような顔をするが、しかし、「列車が好きなんだ」と言うと理解してくれたようで、すんなり発券してくれる。後ろに並んでいたお姉さんが、英語で、何か困ったことはないですかと聞いてくれる。インドネシアの人は、概して旅行客に親切である。
無事に、12時45分のポロン行きの列車、及び折り返し15時05分発のスラバヤ行きの列車の乗車券を購入できた。料金は片道Rp2,000(約20円)也。
【2013/3インドネシア】(目次)
16,マランからスラバヤへ:プナタラン(Penataran):2013/3/21【2013/3インドネシア】
17,スラバヤ・コタ駅:2013/3/22【2013/3インドネシア】【←本記事】
18,スラバヤ:コタ:2013/3/22【2013/3インドネシア】
19,スラバヤからポロンへ:コミューター(Komuter)239列車:2013/3/22【2013/3インドネシア】