2021年12月26日日曜日。この日は、まずJR小野田線に乗車し、その後、紀伊半島を通って東京へ戻ることにした。
JR小野田線は、山陽本線の小野田と宇部線の居能の11.6kmを結ぶ本線と、その途中の雀田から長門本山までを結ぶ2.3kmの本山支線とから構成されている。本線を通しで運行する列車も1日9往復と本数が少ないが、それ以上に、本山支線は1日3往復、朝に2本、夕方に1本のみの運行で、極めて乗りづらい路線である。今回宇部新川に宿泊したのは、この支線に乗るためであった。
2021/12/26:JR小野田線:普通:宇部新川→雀田
6時50分にホテルをチェックアウトして、宇部新川駅へ向かった。
7時03分発の小野田線普通小野田行きに乗車した。小野田線の起点駅は、宇部新川から宇部線で宇部方面へ一駅進んだ居能であるが、本山支線内完結の列車を除き、小野田線の列車は全て宇部新川まで乗り入れる。
車両は105系2両編成であった。
車内。
ドアは半自動式である。
車外にも押しボタンがある。
トイレ。
意外にも洋式であった。
乗車した際には車内は無人であった。発車間際に1人乗車した。この人も、雀田で長門本山行きに乗り換え、本山支線を往復乗車していたので、旅行客だったようである。
小野田行きの普通列車は定刻7時03分に宇部新川を出発した。宇部新川から次の居能までは宇部線を走る。
左側に、宇部湾岸道路の栄川運河橋が見える。
居能から小野田線に入る。
厚東川を渡る。車窓からは、宇部の工場地帯が見える。
雀田には7時18分に到着した。列車はすぐに小野田方面へ出発していった。
雀田駅のホームは三角形の構造をしており、一片が長門本山方面、もう一片が小野田方面のホームとなっている。底辺部分に駅舎があり、頂点の居能方面で線路が繋がっている。
雀田駅の時刻表。11時台と12時台には列車がない。終電も20時19分発とかなり早い。
ホームへの入口の頭上には、個人的にはあまり馴染みのない表示器があった。
小野田~居能方面のホームの駅名標。
長門本山~居能方面のホームの駅名標
2021/12/26:JR小野田線本山支線:雀田→長門本山
既に7時25分発の本山支線長門本山行きは停車していた。こちらは、元荷物電車の123系1両、クモハ123-4であった。
昨日乗車したクモハ123-6とは異なり、乗降ドアは片開きで、ドアの位置も乗務員室のすぐ後ろにある。
長門本山行きはの客は5名であった。全員がこの列車目当ての客のようで、中には一眼レフカメラを持った客もいた。
ワンマン機器に不具合があったようで、出発までの間に運転手がどこかと電話をして機械を操作していたが、結局直らず、定刻7時25分、そのまま出発となった。
車内はロングシートで、座席は1人ずつ区分けされたいわゆるバケットシートであった。
運転台付近(別列車にて撮影)。
トイレが設置されている。
車窓から。
途中の浜河内に7時27分に停車した。
終点の長門本山には7時30分に到着した。折り返し時間までの間、撮影会のような感じとなった。
長門本山駅駅名標。
長門本山駅の待合室。
列車は1日3本のみである。
すぐ先に行き止まりがある。
長門本山駅。道路側から撮影。
駅前の道路上にはバスの停留所があった。停留所名は「本山駅」である。小野田駅方面と本山岬とを結ぶ船木鉄道のバスが、長門本山駅前を経由している。
2021/12/26:JR小野田線本山支線:長門本山→雀田
折り返し、7時36分発の宇部新川行きに乗車した。
長門本山からの客は5名であり、途中の浜河内で3名乗車した。
雀田には7時41分に到着した。この列車は、雀田で10分停車した後、宇部新川まで向かう。
2021/12/26:JR小野田線本山支線:雀田→長門本山
雀田で、7時45分発の普通小野田行きに乗り換える。こちらも123系1両、クモハ123-3であった。
雀田を出て次の小野田港で、対向の宇部線直通新山口行きと交換をするため4分ほど停車した。立派な駅舎があるが、無人駅である。
この辺りは、進行方向左側に工場、右側が住宅が並んでいる。
7時56分、南小野田に到着した。
列車は、南中川、目出の順に停車し、山陽本線と合流して終点の小野田には8時04分に到着した。
小野田にて。
改札側から撮影。
【2021/12西日本】(目次)
16,宇部新川:ビジネスホテル新川:シングルルーム:2021/12/25【2021/12西日本】
17,JR小野田線・本山支線:105系・123系:2021/12/26【2021/12西日本】【←本記事】
18,小野田から新山口へ:JR山陽本線:115系3000番台:2021/12/26【2021/12西日本】
【123系の乗車記録】
(クモハ123-1)
7,小淵沢から辰野を経て松本へ:JR中央本線:2007/5/14【2007/5甲信越】
(クモハ123-6)
15,JR宇部線:123系:2021/12/26【2021/12西日本】