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13,嵯峨野観光鉄道:トロッコ列車:嵯峨野11号:2024/9/21【2024/9関西】

投稿日:2024年10月23日

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嵯峨野観光鉄道はJR西日本の完全子会社で、トロッコ嵯峨駅とトロッコ亀岡駅の7.3kmを結ぶ嵯峨野観光鉄道線をトロッコ列車で運行している。嵯峨野観光鉄道線の開業は1991年と比較的新しいが、この路線は山陰本線の旧線を再生したものである。1989年にJR山陽本線の嵯峨(現・嵯峨嵐山)~馬堀間が電化・複線化のため現在の線路に切り替えられたのであるが、その際に廃線になった旧線は保津川に沿って線路が敷かれており、車窓景観が良かったため、この旧線を観光鉄道として復活させるために設立されたのが嵯峨野観光鉄道である。観光鉄道としての運行開始に当たっては、沿線に桜と紅葉の植樹を行ったという。

現在、観光列車の時刻表を見ると、定期便が1日8往復で、シーズンによってはさらに臨時便が2往復設定されている。7.3kmの区間を25分前後で運行する。1時間間隔での運行で、5両編成のトロッコ列車が行ったり来たりする運用となっている。運行日は、365日毎日運行というわけではなく、行楽シーズンを除く水曜日と冬期は運休となる。

列車は全車指定席で、嵯峨野観光鉄道の公式ウェブサイトで1か月前から予約でき、運賃は880円である。当日でも空席があれば駅窓口で購入可能だという。

 

2024/9/21:JR山陰本線(嵯峨野線):快速:京都→嵯峨嵐山

京都駅から、13時08分発の快速園部行きに乗車した。列車は8両編成で、改札口に近い後方の車両には立ち客が多く、これがニュースでも話題になっていた混雑かと思ったが、前の方まで来ると空席もパラパラとあった。ただ、全体的にみてかなりの乗車率ではある。

 

京都駅を出ると、進行方向左側に東海道本線の線路、さらには京都鉄道博物館の敷地だろうか、多くの線路を見つつ進む。

 

快速は、京都を出ると、嵯峨嵐山までの間、二条と円町のみの停車である。嵯峨嵐山には13時19分に到着した。

嵯峨嵐山駅駅名標。

 

嵯峨嵐山駅の園部方を見ると、嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅がある。トロッコ嵯峨駅とは改札内での乗り換えはできず、いったん駅の外に出てから乗り換えることとなる。

 

2024/9/21:嵯峨野観光鉄道:嵯峨野11号:トロッコ嵯峨→トロッコ亀岡

トロッコ嵯峨駅は、嵯峨嵐山駅の南口の脇にある。

 

嵯峨嵐山駅の南口を出ると、右側がトロッコ嵯峨駅である。ジオラマ京都JAPANという西日本最大級の鉄道ジオラマがある施設、19世紀ホールという蒸気機関車が4両静態保存された施設が建物内で繋がっているほか、お土産物や軽食の販売も行われている。

 

今回は14時02分発のトロッコ列車「嵯峨野11号」に乗車する。出発まで時間があったので、近くのローソンでおにぎりを買って小腹を満たす。

 

出発10分ほど前に改札が始まる。今回はウェブサイトで予約をしているので、スマホの画面を提示して改札を通る。

 

トロッコ嵯峨駅駅名標。

 

列車はまだ到着しておらず、係員が、号車ごとに並ぶ場所を指示する。13時56分に、トロッコ亀岡からの「嵯峨野10号」が到着した。

 

客が降りると、乗車開始となる。今回は2号車の席を予約していた。乗車したのはSK100-2という車両で、JR西日本のトキ25000型貨車を改造したものだという。車内には木目調のボックスシートが並ぶ。

 

出発までにある程度の席が埋まった。聞いてはいたが、外国人旅行客が多い。

14時02分にトロッコ嵯峨を出発した。駅員が踊りと歌でお見送りをしてくれる。

トロッコ嵯峨から次のトロッコ嵐山までは、山陰本線を走行する。

 

トロッコ嵐山駅の手前で山陰本線と分かれ、山陰本線の旧線である嵯峨野観光鉄道線に入る。

トロッコ嵐山駅はホームが短く、私の乗車していた2号車はトンネル内に停車するためドアは開かない。駅付近には竹林の小径や天龍寺など嵐山観光の定番スポットがあるためか、この駅では一定数の乗車があり、空いていた席のほとんどが埋まった。14時05分に出発する。

 

トンネルを抜けると、進行方向右側が崖で、左側に保津川が見える。崖と保津川の合間の細いスペースに線路がある。私は進行方向右側に座っていたので、しばらくは左側の乗客越しに車窓を眺める。

 

車内では、車掌が随時車窓の案内を行うほか、記念撮影用のボードが用意されており、係員が巡回して写真撮影を行っている。

 

トロッコ嵐山駅を出て6,7分すると、84mの保津川橋梁を渡り、今度は保津川が右側になり、左側が崖となる。

 

トロッコ保津峡には14時12分に到着した。

 

トロッコ保津峡を出ると、引き続き右側に保津川を見ながら進む。

時折トンネルに入る。

トンネルの合間から保津川を見る。

山陰本線が上を走る。

 

保津川下りの船が見えた。お互いに手を振りあう。

 

左側から山陰本線が合流して、左右の車窓が開けると、まもなく終点のトロッコ亀岡に到着する。

 

終点のトロッコ亀岡には14時25分に到着した。トロッコ嵯峨から23分であった。

 

トロッコ亀岡駅から山陰本線の馬堀駅までは徒歩10分弱である。馬堀駅から京都に向かう次の列車は14時39分で、それを逃すと15時09分であるから、少し急ぎ足で馬堀駅へ向かう。

山陰本線の築堤と田んぼの間にある細い道を進む。

馬堀駅の手前で、山陰本線の高架下をくぐって、反対側に出る。

高架下をくぐると、マンションや住宅があり、街が広がっている。

馬堀駅前。

 

2024/9/21:JR山陰本線(嵯峨野線):普通:馬堀→京都

トロッコ亀岡駅から馬堀駅までは徒歩7分であった。

馬堀駅駅舎内。

昼間の京都行きは1時間に3本の運行である。

 

馬堀から14時39分発の山陰本線普通京都行に乗車した。こちらも8両編成である。

最後尾の車両に乗車したが、客は僅か1名であった。

 

トロッコ亀岡駅の脇を通過する。

 

新線は大半が直線的なトンネルで、列車は速度を出す。

 

保津峡には14時42分に到着した。この駅は両側がトンネルに挟まれており、ホームは保津川橋梁上に設置されている。

 

嵯峨嵐山には14時46分に到着した。先ほどトロッコ列車でゆっくりと25分ほどかけて走ってきた区間を、この列車はわずか7分ほどで走破した。

嵯峨嵐山では、前方車両には大勢の乗車があったようである。私の乗車していた最後尾にもぱらぱらと乗ってきた。

列車は各駅に停車し、終点の京都には15時04分に到着した。

 

【2024/9関西】(目次

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13,嵯峨野観光鉄道:トロッコ列車:嵯峨野11号:2024/9/21【2024/9関西】【←本記事】

14,京都から関西空港へ:特急はるか39号:2024/9/21【2024/9関西】

 

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