宮崎からは、鹿児島方面へ日豊本線を進んでいくが、その途中で、吉都線、肥薩線に乗車することにしていた。まずは宮崎を11時48分に出るJR日豊本線普通西都城行きで都城へ向かい、都城で13時05分発の吉都線・肥薩線経由の隼人行きに乗り換えて隼人へ行く。その後、乗り残した日豊本線の都城~隼人間を往復した後、鹿児島へ向かう。
2021/12/12:JR日豊本線:普通:宮崎→都城
宮崎駅。
宮崎を11時48分に出る日豊本線普通西都城行きは、817系2両編成であった。
ドア付近。
座席は、転換クロスシートである。あまり見かけない形状の座席であり、見た目から座り心地のイメージが湧かなかったが、意外と固い感じはなく、悪くはないと思った。
田野から青井岳、青井岳から山之口の間は駅間が長く、それぞれ11分間、9分間である。鰐塚山地を越える区間で、この区間は人家が無いところを延々と進む。
山之口では普通宮崎行きと交換した。
都城には12時48分に到着した。
2021/12/12:JR吉都線・肥薩線:普通:都城→吉松→隼人
都城からは、13時05分発の吉都線・肥薩線経由隼人行きに乗車する。都城も隼人も日豊本線の駅であり、都城から隼人までは日豊本線の普通列車で1時間、特急だと40分程度の区間であるが、吉都線・肥薩線経由の列車はこの区間を吉松経由で2時間半かけて運行する。
JR吉都線は、宮崎県の都城と鹿児島県の吉松の61.6kmを結ぶ路線であり、JR肥薩線は、熊本県の八代を起点に、鹿児島県の吉松を経て隼人へ至る124.2kmの路線である。現在の肥薩線が鹿児島本線の一部として全線開通したのは1909年であり、現在の吉都線が日豊本線の一部として全線開通したのは1913年である。1927年に八代から川内経由で鹿児島へ向かう路線が開通して、そちらが鹿児島本線となり、吉松経由の路線が肥薩線と改称された。その後、1932年に、現在の都城から国分経由で隼人へ向かう路線が開通して、そちらが日豊本線となり、吉松~都城間が吉都線となった。
吉都線は1日8往復の運行であるが、昼間の都城発は13時05分のみである。13時05分の前が7時30分で、13時05分の次が16時09分である。
都城駅。
吉都線は、都城駅では4・5番線から出発する。
4・5番線ホームの駅名標。
13時05分発の吉都線・肥薩線経由隼人行きは、キハ47形2両編成による運行であった。
車内はボックスシートである。
ワンマン運転であり、運転席横には運賃箱が設置されている。
小林駅で都城行きと交換をした。
えびの駅。宮崎県えびの市の中心駅である。市の名称も「えびの」と平仮名である。
えびのの次の京町温泉を出ると、列車は宮崎県から鹿児島県に入る。
吉松には14時33分に到着した。吉松では肥薩線と接続するが、肥薩線の吉松~八代間は、令和2年7月豪雨により線路や橋梁に甚大な被害が出ており、現在は不通となっている。
吉松駅にて。
吉松で3分停車の後、14時36分に出発する。肥薩線に入って隼人へ向かう。肥薩線の吉松発隼人行きは1日11本の運行である。吉都線よりは本数は多いが、ローカル線である。
大隅横川駅。駅舎は1903年に開業した当時のままとのことで、柱には戦時中の機銃掃射の弾痕が残されているという。
嘉例川駅。こちらの駅舎も、1903年に開業した当時のものであるという。ホーム上には観光客なのか地元客なのか、人が多くいたが、列車には乗ってこなかった。ちなみに、嘉例川駅は鹿児島空港の最寄り駅でもあり、バスの運行もある。
山を下り、街が見えてくると、日当山に到着する。
日当山駅は「ほたる駅」という愛称がある。日当山駅周辺の用水路で毎年5月頃にホタルを見ることができるのだという。
終点の隼人には15時33分に到着した。
2021/12/12:JR日豊本線:普通:隼人→都城
これから鹿児島方面へ向かうが、このまま行くと日豊本線の都城~隼人間を乗り残すことになるため、一旦都城へ戻ることにした。次の都城方面は、15時54分発の普通列車である。少し時間があるので、駅の外に出た。近くにコープがあったので、そこで飲み物を購入した。
隼人駅。
隼人駅駅名標。
15時54分発の普通都城行きは混雑していた。日曜日であるが、高校生も多かった。隼人で一定数が降りていき、空席はあったので、そこに座った。空席があるにも拘わらず立っている客が多かったが、そのほとんどが、次の国分で降りていった。
隼人のコープでは、鹿児島らしい飲み物をということで、「かごしま茶」というお茶を購入していた。105円也。
車内(都城到着後に撮影)。
都城の一つ手前の西都城には16時51分に到着した。高架駅である。宮崎方からの列車は都城を経て西都城を終点とする列車が多いが、都城と西都城が都城の中心部のようである。
終点の都城には16時55分に到着した。
2021/12/12:JR日豊本線:特急きりしま13号:都城→鹿児島中央
鹿児島中央へは、17時10分発の特急きりしま13号で向かう。列車は、宮崎までの特急列車の遅延の影響で、10分遅れで都城に到着した。787系4両編成で、自由席は3号車と4号車である。そこそこ乗車しており、2席並びで空席のところは数カ所であった。
都城を出ると、西都城、霧島神宮、国分、隼人、加治木、鹿児島に停車する。そのほか、財部と竜ヶ水で行き違いのために停車したが、こちらが遅れていることもあり、停車している時間は僅かであった。
日豊本線の起点・終点は、鹿児島中央の一つ手前の鹿児島である。鹿児島から鹿児島本線に入り、この列車の終点の鹿児島中央には6分遅れの18時37分に到着した。
【2021/12九州】(目次)
12,宮崎空港から宮崎へ:JR宮崎空港線:713系「サンシャイン」:2021/12/12【2021/12九州】
13,JR日豊本線・吉都線・肥薩線:2021/12/12【2021/12九州】【←本記事】
14,鹿児島中央から熊本へ:JR九州新幹線:みずほ614号:N700系:2021/12/12【2021/12九州】