門司港駅に隣接する九州鉄道記念館駅から、平成筑豊鉄道が運行する門司港レトロ観光線のトロッコ列車に10分ほど乗車して、11時20分に関門海峡めかり駅に到着した。
この駅から徒歩10分ほどの所に、関門トンネル人道の門司側入口がある。このトンネルを通って、本州まで徒歩で向かうことにした。
海沿いの遊歩道を歩きながら、人道入口に向かう。
写真では分からないものの、潮の流れは速い。
関門橋に近づく。
関門橋の下に来ると、階段がある。階段を上がると、関門トンネル人道の門司側入口があった。今回は関門海峡めかり駅から徒歩で来たが、すぐそばにバス停があり、門司港駅から西鉄バス北九州の74番のバスが1時間に1本程度走っている。
関門トンネル人道の通行料は、歩行者と自転車が無料、原付は20円である。
エレベーターで地下60mまで降りる。
地下に降りたところは展示スペースとなっている。
780mの人道を歩く。ちなみに、このトンネルは二層構造になっており、上が車道、下がこの人道になっているという。
道は水平ではなく、中央部に向かって僅かに下り勾配となっている。
途中に福岡県と山口県の県境がある。
県境を越えると、今度はわずかながら上り勾配となる。
下関側に到着した。780m、約10分程度である。
こちらもエレベーター前には展示スペースがある。
エレベーターで地上に上がる。
エレベーター内はシンプルな作りである。
階数表示は、「地上」と「地下」の2つである。
関門トンネル人道の下関側入口。
すぐそばに、サンデン交通の御裳川(みもすそがわ)停留所がある。唐戸、下関駅方面行きは、信号を渡ったところにあるバス停からの出発である。
海沿いは「みもすそ川公園」となっている。平安末期の源平合戦の最後の舞台である壇之浦古戦場を一望できる場所である。さらに、ここは幕末の下関戦争の際に砲台があった場所とのことで、現在は長州砲のレプリカが並んでいる。
2023/7/15:サンデン交通:御裳川→唐戸
御裳川から唐戸、下関駅方面のバスの本数は、少ないわけではないが、運行間隔にはムラがあり、時間帯によっては20分以上待たないといけない。ただ、海に面した公園には東屋もあり、座って待つことができる。
下関側から見た関門橋。
次のバスは12時01分発の下関駅行きである。5分ほどで来るはずであった。ただ、この日は何かあったのか、バスがいっこうに来ない。炎天下20分以上を待ち、やっと到着したバスに乗車する。車内は通路までぎゅうぎゅう詰めである。10分ほど乗車して、唐戸でバスを降りた。190円也。交通系ICカードも使用可能であった。
このあたりには、門司や巌流島に向かうフェリー乗り場、レストランやお土産店が入るカモンワーフというモール、唐戸市場が並んでいる。
下関と言えば「ふく」である。
ちょうどお昼時である。カモンワーフ内のいくつか店を見つつ、「ふくの関」というレストランに入った。
店の名前にもなっている「ふくの関定食」を注文した。2,530円也。とらふく刺身、ふく唐揚、ふく南蛮漬け、ふく汁がセットになった定食である。美味しくいただいた。
【2023/7九州】(目次)
11,平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線:北九州銀行レトロライン「潮風号」:2023/7/15【2023/7九州】
12,門司から下関へ:関門トンネル人道:2023/7/15【2023/7九州】【←本記事】
13,下関(唐戸)から巌流島を経て門司港へ:関門汽船:2023/7/15【2023/7九州】