近鉄吉野線は、橿原神宮前を起点に、桜で有名な吉野までの25.2kmを結ぶ路線である。吉野鉄道によって1912年に吉野口~吉野(現・六田)が開通したのを皮切りに、1923年に橿原神宮前~吉野口、1928年に六田~吉野間が開通して全線開通となった。その翌年の1929年には大阪阿部野橋からの大阪鉄道(現・南大阪線)が橿原神宮前まで開通、直通運転を開始し、大阪阿部野橋から吉野までが1本の線路で繋がった。
2024/7/13:近鉄南大阪線:区間急行:尺土→橿原神宮前
近鉄御所線で尺土から近鉄御所まで往復して、尺土には10時45分に戻ってきた。ここからは、先ほど来た道を橿原神宮前まで戻り、吉野線に乗り換えて吉野まで行く。
尺土からは、10時49分発の区間急行橿原神宮前行きで橿原神宮前まで向かう。
橿原神宮前には10時59分に到着した。
2024/7/13:近鉄吉野線:普通:橿原神宮前→吉野
橿原神宮前では、対面乗換で、11時04分発の吉野線普通吉野行きに乗り換えた。列車は2両編成である。4両の区間急行から乗り換える客も多く、出発までに座席はほとんど埋まった。
車両は近鉄6432系であった。(橿原神宮到着後に撮影)
車内はロングシートである。
吉野線は単線である。11時16分に停車した市尾駅では、対向の橿原神宮前駅と行き違いを行うため1分ほど停車した。
市尾駅付近。
JR和歌山線と合流して、吉野口には11時21分に到着した。
吉野口駅の駅名標はJR西日本の仕様である。
11時28分に福神駅に到着した。縁起の良い駅名である。降りていく客が多いが、この辺りには、花吉野ガーデンヒルズという住宅街があるという。ここから大阪阿部野橋までは特急で約1時間、急行でも約70分ほどで、特急は通勤時間帯にも走っている。大阪方面への通勤客も一定数いるのだろう。
11時31分に大阿太に停車した。辺りに住宅は少なそうで、乗降もない。
ここでも、橿原神宮前行きの普通列車と行き違いをする。
大阿太駅付近。
下市口には11時34分に到着した。ここで降りていく客も多い。
駅の辺りには街が形成されている。
越部駅。
六田には11時40分に到着した。ここで5分ほど停車して、大阪阿部野橋行きの特急さくらライナーと行き違いをする。六田駅の吉野側には古市検車区六田車庫があり、六田止まりの列車も設定されている。
下市口から大和上市にかけては吉野川に沿って進む。吉野川は、奈良県から和歌山県を経て紀伊水道に至る135kmの川で、和歌山県に入ると紀の川と名前を変える。
大和上市を出ると吉野川を渡り、吉野神宮に到着する。
吉野神宮駅。
終点の吉野には11時53分に到着した。終点まで乗車した客は少なかった。
吉野駅前には土産物店が何件か並んでいる。この時間帯は観光客がおらず、やや寂しい感じであった。なお、今回は乗らなかったが、吉野駅から徒歩3分のところに吉野ロープウェイの千本口駅があり、ロープウェイで吉野山駅まで上ることができる。
土産物店の1軒でくずもちを購入した。
近隣で熊の目撃情報があったという。
【2024/7近畿】(目次)
11,近鉄吉野線:2024/7/13【2024/7近畿】【←本記事】
12,近鉄吉野線・南大阪線:観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」:2024/7/13【2024/7近畿】
【近鉄線の乗車記録】
19,伊賀神戸から近鉄四日市へ:近鉄大阪線・名古屋線:23000系「伊勢志摩ライナー」:2024/7/14【2024/7近畿】
17,大阪から伊賀神戸へ:近鉄大阪線:23000系「伊勢志摩ライナー」:デラックスシート:2024/7/14【2024/7近畿】
15,Osaka Metro中央線・近鉄けいはんな線:Osaka Metro400系:2024/7/13【2024/7近畿】
13,近鉄南大阪線・長野線・道明寺線:2024/7/13【2024/7近畿】
9,近鉄生駒線・田原本線:2024/7/13【2024/7近畿】
6,近鉄橿原線(新ノ口連絡線)・京都線:30000系「ビスタEX」:2024/7/12【2024/7近畿】
5,近鉄生駒鋼索線(生駒ケーブル):2024/7/12【2024/7近畿】
4,近鉄信貴線・西信貴鋼索線(西信貴ケーブル):2024/7/12【2024/7近畿】
3,近鉄湯の山線・鈴鹿線:2024/7/12【2024/7近畿】
2,名古屋から近鉄四日市へ:近鉄名古屋線:22000系「ACE」:2024/7/12【2024/7近畿】
3,名古屋から大阪へ:近鉄特急「ひのとり57列車」:2023/6/23【2023/6西日本】
6,近鉄志摩線・鳥羽線・山田線:近鉄特急:近鉄12410系:2022/8/27【2022/8近畿】