都営バス「都04」系統は、千代田区の東京駅丸の内南口と中央区の豊海水産埠頭とを、主に晴海通り、清澄通り経由で結ぶ路線である。
本系統のように「都」で始まる系統は、1980年代から1990年代にかけて都営バスを代表する路線という位置づけで再編された、都市新バスシステムを採用した路線である。当時としては最先端のバスロケーションシステムが採用されたほか、冷暖房完備、ハイバックシート、次停留所案内装置が設置された新型車による運行が行われ、停車停留所にも上屋が設置されるなど、様々な取り組みが行われたという。現在ではバスロケーションシステムは他の路線にも導入され、使われる車両も他の路線と共通化が図られているため、特別感はないが、開設当時の「都04」は時代の先端を行く路線であったという。
「都」で始まる系統には愛称が設定されており、「都04」系統は、「都03」「都05」と同様に「グリーンアローズ」の愛称がある。バスの放送でも、「グリーンアローズにご乗車いただき……」との案内が流れる。
この路線は本数が多く、平日、土休日ともに昼間は1時間に5本以上の運行、平日の朝8時台の東京駅発は1時間に10本の運行である。
2025/12/13:都営バス:都04:東京駅丸の内南口→豊海水産埠頭
2025年12月13日土曜日。都04系統は、東京駅丸の内南口の2番乗り場から出発する。

東京駅丸の内南口を14時17分に出る「都04」系統に乗車する。奥の1番乗り場からは東京ビッグサイト行きの「都05-2」が8分間隔で出発しているが、それでも長い列ができている。一方で、2番乗り場の豊海水産埠頭行きは出発数分前でも列がない。


14時17分発の豊海水産埠頭行きは、出発時間になって到着した。私を含め4名の客が乗車すると、すぐに動き出す。

案内表示器(後程撮影)。

丸の内南口を見つつ進む。

丸の内南口には、観光バス「はとバス」のターミナルがある。



はとバスの乗り場を過ぎて東京国際フォーラム東交差点まで来ると、東京駅の入口がひっそりとある。だいぶ東京駅から離れている感はあるが、京葉線の乗り場には近い。

次の東京国際フォーラム前では乗車はない。

その次の有楽町駅からは一定の乗車があった。

晴海通りに入り、数寄屋橋でも一定の乗車がある。

数寄屋橋交差点で外堀通りと交差する。

銀座四丁目では乗車が多く、一気に立ち客も増えた。

築地四丁目交差点を進む。すぐ側に築地本願寺がある。

勝鬨橋で隅田川を渡る。


勝どき駅前交差点で右折して清澄通りに入る。

勝どき駅で一定の客が降りていった。都営大江戸線との接続駅である。

新島橋で新月島川を渡ると、勝どき陸橋交差点で環二通りと交差する。


そのまま直進すると、まもなく新島橋の停留所に到着する。すぐ近くに東京BRTの勝どきBRTがある。ここで一気に空いて、私を含めて2名になった。

さらに清澄通りを直進し、豊海運動公園入口を経て、終点の豊海水産埠頭には14時46分に到着した。

客を降ろし、運転手が車内確認すると、バスはすぐに出発していき、右奥にある操車場に入っていった。

「埠頭」という停留所名から、海が目の前にある風景を想像していたが、埠頭は実際にはもう少し先にある。降車停留所は、豊海センタービルというビルの前であった。

この辺りには、冷蔵や冷凍の倉庫が並んでいる。まっすぐ行くと海に至る。

【都営バスの乗車記録】
九段下から高田馬場駅へ:都営バス「高71」:2025/10/12
新橋駅から小滝橋車庫へ:都営バス「橋63」:2025/10/12
四谷駅から晴海五丁目ターミナルへ:都営バス「都03」:2025/10/12
門前仲町駅から東京テレポート駅へ:都営バス「海01(KM01)」:2025/3/24
錦糸町駅から門前仲町駅へ:都営バス「都07」:2025/3/24
東京駅から錦糸町駅へ:都営バス「東22」:2025/3/24
池袋駅から西新井駅へ:都営バス「王40」:2025/1/12
新宿駅から王子駅へ:都営バス「王78」:2024/10/20
新代田駅から新宿駅へ:都営バス「宿91」:2022/6/19