ビィー・トランセグループの平和交通とあすか交通は、東京と幕張ベイエリアを結ぶ高速バス「マイタウンライナー 東京-幕張ベイエリア線」を運行している。主に千葉側からの通勤客をターゲットとしているものと思われ、千葉からの便は早朝に、東京からの便は夜に設定されている。
平日と土休日、上下線で本数が異なり、2025年7月時点で、平日の東京行きは5時~6時台に計4本、千葉方面行きは東京駅発を基準とする18時50分からおよそ1時間間隔で、最終の23時50分発まで計6本設定されている。土休日は、東京行きが5時台に1本、千葉方面行は東京駅発基準で19時50分、20時50分、21時50分の計3本である。
千葉側では、平和交通便は平和交通本社が始発・終着となっており、あすか交通便はあすか交通本社が始発・終着となっている。東京側では、一部に東雲イオン前を始発・終着とする便があるが、大半は銀座駅(数寄屋橋)を始発・終着とし、東京駅を経由する。
2025/7/27:平和交通:マイタウンライナー 東京-幕張ベイアリア線:銀座駅(数寄屋橋)→平和交通本社
2025年7月27日日曜日。19時40分に銀座駅(数寄屋橋)を出る平和交通本社行きのバスに乗車する。
東京メトロ丸の内線を銀座駅で降り、西銀座デパートにあるC7出口から出る。
C7出口を出ると、目の前が都道405号(外堀通り)で、そこに平和交通の銀座駅(数寄屋橋)停留所がある。
ここからは、ビィー・トランセグループの幕張ベイエリア線、ちはら台線のほか、成田空港行き「エアポートバス東京・成田」の一部の便が発着する。そのためか、停留所には荷物対応の係員が常駐している。
今回乗車するのは、こちらのマイタウンライナー「東京-幕張ベイエリア線」である。
19時40分発の平和交通本社行きは、3分ほど前に到着した。
運賃は乗車時に支払いとなる。降車地によって値段が異なるため、一種の信用乗車方式である。平和交通本社までは1,000円、交通系ICカードで支払う。
車内は一般的な横4列のバスで、後部にトイレが設置されている。
東京駅と成田空港を結ぶ格安高速バス「エアポートバス東京・成田」と共通の車両のようで、座席ポケットにはその案内がある。
定刻19時40分に出発する。銀座駅(数寄屋橋)からの客は4名であった。
銀座駅を出ると、外堀通りを進み、次は東京駅に停車する。東京駅では、JR高速バス乗り場の3番乗り場に到着した。ここで15名ほど乗車した。
宝町出入口から首都高速都心環状線に入り、江戸橋JCTから6号向島線、箱崎JCTから9号深川線、辰巳JCTから湾岸線、高谷JCTから東関東自動車道を進み、20時18分、湾岸習志野出入口で高速を降りる。
高速を降りてからすぐに案内があり、最初の停留所であるコロンブスシティには20時21分に到着した。コロンブスシティは、総戸数896戸の大規模マンションであるという。
ここから先は、海浜幕張駅近郊の住宅街、主にマンション街を進んでいき、停留所もこまめに設定されている。20時23分に浜田緑地、20時28分に若葉公園、20時29分にZOZOPARKと停車し、数名ずつ降りていく。
京葉線の高架を潜ったのち、セントラルタワー、海浜打瀬小学校、ミラリオ、12番街、9番街、エリストと続く。ミラリオは幕張ベイタウンミラリオという高層マンションで、12番街、9番街、エリストは、いずれも幕張ベイタウンパティオスの大規模マンション群の中にある停留所である。すでに辺りが暗く、周りの雰囲気があまり分からないというのはあるが、他ではあまり見慣れない光景にも見える。後ほど調べたところ、このエリアは、西洋風のデザイン、街づくりとなっていると紹介しているサイトがあったが、なるほどと思う。ただ、時間も遅いからか、人通りはほとんどない。マンション群の中にはコンビニなどの気軽な商業施設は多くなさそうで、そういった明かりも少ない。
エリストを通過すると、再び京葉線の高架を潜る。こちら側は、街灯はあるものの、かなり暗い。
花見川を渡り、検見川高校を通過すると、再びマンション群が現れ、20時42分に京葉線の検見川浜駅に到着した。駅の周りにはイオンスタイルをはじめとする商業施設がいくつかある。
20時45分に真砂東小、20時47分に歯科大正門、20時49分にプラウドシティウエストに到着し、数名ずつ降りていく。客はだいぶ少なくなった。
総武線の線路を越えると、20時55分にスカイタウンに到着した。稲毛スカイタウンというマンション群である。この辺りも住宅街が広がるが、海浜幕張付近とは雰囲気が異なり、見慣れた感じのマンション街、住宅街である。
終点の平和交通本社には21時00分に到着した。営業所外の道路上に降車停留所がある。終点までの客は私だけであった。
バスはすぐに営業所内に入っていった。本日の車両は、日野・セレガ「千葉200か2868」であった。
この辺りの住所は、千葉市稲毛区宮野木町である。宮野木と聞くと、東関東自動車道と京葉道路の宮野木JCTを思い出すが、この近くであった。
2025/7/27:平和交通:平和交通本社→稲毛駅
帰りは、平和交通本社から稲毛駅へ向かうバスで稲毛駅まで出ることにした。営業所の外周を歩いて、平和交通本社の停留所へ向かう。停留所は営業所の敷地内にあった。
すぐの21時04分に出る稲毛駅行きに乗車した。平和交通本社と稲毛駅を結ぶ路線は平和交通の中核的な路線なのか、早朝から深夜まで10分~20分間隔で便が設定されており、土休日の最終は23時台であるが、平日は24時台の便もある。前乗りで運賃は先払い、稲毛駅まで220円であった。
平和交通本社から15分ほどで、総武線の稲毛駅に到着した。稲毛駅に到着すると、バスは折り返し平和交通本社行きになる。停留所付近には、バスを待つ客で長い列ができていた。
【ビィー・トランセグループの乗車記録】
東京からちはら台へ:西岬観光「マイタウンライナー おゆみ野・ちはら台線」:2025/4/29
19,成田空港から東京駅へ:平和交通「エアポートバス東京・成田」:2025/1/1【2024/12九州】
18,東京駅から成田空港へ:平和交通「THE アクセス成田」:2015/2/26【2015/2インドネシア】
3,東京駅から成田空港へ:あすか交通「THEアクセス成田」:2014/2/18【2014/2インドネシア】
【東京~稲毛の高速バス乗車記録】
東京から稲毛へ:京成バス「深夜急行バス 新橋・有楽町・東京~新浦安・行徳・海浜幕張・稲毛線」:2025/6/6