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東京から波崎へ:関東鉄道「波崎-東京線」:2024/4/28

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波崎という地名を、バスの行先で知った。波崎は茨城県神栖市の南端に位置し、利根川を挟んで向こう側が千葉県銚子市というところにある。東京駅から波崎へは関東鉄道が高速経由のバスを1日2本運行しており、2024年4月現在、波崎発は6時55分と8時45分、東京発は13時30分と18時10分である。東京発波崎行きの所要時間は2時間20分、波崎発東京行きの所要時間は2時間50分と、往路と復路で所要時間に30分の差があるが、これは高速道路の混雑状況を加味しているのだろう。

この路線、かつてはJRバス関東と共同で運行しており、新型コロナウイルス感染症が流行する前には1日8往復の便があったらしい。ただ、減便の後、2023年4月のダイヤ改正でJRバス関東が撤退し、関東鉄道の単独運行、1日2往復となったという。なお、JRバス関東が運行していた頃には「はさき号」という路線名があったようであるが、関東鉄道のウェブページではその記載はなく、「波崎-東京線」と案内されている。

 

2024/4/29:関東鉄道:波崎-東京線:東京駅→波崎

2024年4月29日月曜日。13時30分のバスで波崎へ向かうことにした。

13時30分発の波崎行きは、東京駅では八重洲南口のJR高速バス3番乗り場から出発する。

 

車内は横4列の一般的な昼行高速バスの仕様で、後部にトイレが設置されている。

座席。

シート背面。

コンセントが1人1つ使えるように設置されている。

 

波崎行きのバスは、定刻13時30分に東京駅を出発した。乗客は僅か4名であった。同時刻に、2番乗り場からは筑波大学行き、4番乗り場からは水戸行きが出発するが、両便共に窓側は全て埋まるくらいの乗車であった。それらとは対照的である。

宝町出入口から首都高速都心環状線に入り、江戸橋ジャンクションで6号向島線に入る。その後、箱崎ジャンクションで9号深川線に入り湾岸線へ向かうのかと思いきや、向島線を真っ直ぐ進む。

両国大橋上にある両国ジャンクションで7号小松川線に入った。

錦糸町界隈を進む。

荒川、中川を渡る。

一之江で京葉道路に入り、新中川を渡る。

江戸川を渡り、千葉県に入る。この時間帯、京葉道路は渋滞もなく快適である。湾岸線の渋滞を見越してこちらに迂回したのだろうか。

 

船橋料金所を通過する。

 

宮野木ジャンクションに併設する千葉西本線料金所を通過し、東関東自動車道に入る。

 

成田空港方面との分岐がある成田ジャンクションを通過する。

 

京成成田空港線、JR成田線の線路と交差する。

 

大栄ジャンクションを通過する。

 

利根川、常陸利根川を渡る。

 

常陸利根川を渡ると、まもなくの14時38分、潮来インターで高速を降りる。

 

水郷潮来バスターミナル到着の案内で降車ボタンが押されなかったので、運転手が改めて降車客がいないかを確認する。応じる客がいなかったため、バスは水郷潮来バスターミナルには入らない。このバスの乗車可能停留所は東京駅のみで、高速を降りてからの停留所は全て降車専用である。

 

茨城県道50号を進み、鰐川を渡ると、潮来市から神栖市に入る。

 

14時50分、鹿島セントラルホテルの前を通過する。東京と鹿島神宮を結ぶ「かしま号」はここに停車するが、このバスは停車しない。この辺りからは国道124号を進む。片側3車線の広い通りである。

神栖市役所の前を通過する。降車可能停留所であるが、降車ボタンは押されない。この辺りに、消防署、体育館、武道館などの公共施設が固まっている。

 

国道から左折して、鹿島臨海工業地帯の工場街へ入る。

線路と踏切が見える。これは、鹿島サッカースタジアムから神栖を経て奥野谷浜までの19.2kmを結ぶ鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の線路である。鹿島臨港線は、鹿島臨海工業地帯の生産品及び原料の輸送を主目的として、1970年に開業した。新東京国際空港(現・成田空港)への航空燃料の輸送も、燃料輸送のパイプラインが完成するまで行っていたという。その関係で、1978年から1983年までの5年4ヶ月間だけは旅客営業を行っていたが、その後は貨物線となっている。

この一角に東部コンビナート入口という停留所がある。降車ボタンは押されない。

 

工場地帯から離れ、知手団地入口、神栖済生会病院入口、北若松と進む。降車客はいない。

北若松を過ぎて数分進むと、今度は波崎工業団地という停留所がある。ここも鹿島臨海工業地帯の一角である。

 

15時23分、土合ヶ原団地に到着した。定刻より16分早い。一般路線バスの方は矢田部公民館前という停留所で、矢田部公民館が目の前にあり、辺りには高校や住宅街がある。ここで初めて降車ボタンが押された。

 

関鉄波崎営業所を経て、終点の波崎には15時35分に到着した。定刻が15時50分であるから、15分の早着であった。東京駅から波崎まで、運賃は現金2,400円、IC2,250円也。Suicaで支払った。

本日の車両はいすゞガーラ、「水戸200か1071」であった。

 

波崎の停留所は、波崎総合支所の中にある。ここから出発するのは東京行きの高速バスのみである。

 

波崎総合支所を出て、先ほどバスが来た道を少し戻ると、国道124号に行き着く。セブンイレブンの前に波崎総合支所入口という停留所があり、ここに銚子駅へ向かう関東鉄道のバスが停車する。銚子行きのバスは15時29分に行ったばかりで、次は16時30分である。

 

結局、銚子駅まで歩いて向かうことにした。県境を越えるが、わずか4kmなので、歩くことのできる距離である。

神栖市の中心地では片側3車線の広いとおりであった国道124号も、このあたりでは片側1車線である。ただ、交通量は多い。道中には大型の薬局、ホームセンター、スーパーマーケットなどもあり、それぞれが駐車場を持っている。一方、歩いている人はほとんどおらず、そもそも歩道も狭い。

 

銚子大橋で利根川を渡る。

 

奥の方に漁港があるのか、漁船が係留されている。

 

銚子大橋は全長1.5kmの斜張橋である。

この途中に茨城県と千葉県の県境がある。茨城県神栖市から千葉県銚子市に入る。

 

強くはないが風が吹いており、海が近いからか、しばらくすると肌がペトペトする。

 

15分弱で橋を渡り終えると、銚子駅まではすぐである。

 

橋を渡って最初の交差点を左折し、次の信号のある交差点を右折すると、銚子駅に着いた。波崎の停留所から45分ほどであった。

 

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